長野ドライブと言っても目的地は放送センターでしたので、その前の寄り道した場所の足跡です。
ETC通勤割引を考慮して、長野道姥捨スマートインターで高速を降り、姥捨の田毎の月で有名な千枚田と芭蕉の庵を見て山を下りました。
この季節に田毎の月を見ても、田んぼに水が入っているわけでなく、畦もまだ枯れ草で今ひとつ素晴らしい!とは言い難い冬枯れの景色ですが、気になったのは保全された田んぼ以外の荒れ果てた場所。手間のかかる小さな田んぼは実は手の入っていない“元田んぼ”がとてもたくさんあるんです。この素晴らしい景色を残すためにはなるべくたくさんの棚田を生かさなければいずれ崩れて行ってしまうはず。でも、機械化が進んだ日本の農業ではこんな形状の耕地は手の入れようがなく朽ちていくばかり。ちょっと胸が痛みました。
千曲川の手前、大きな鳥居が目についた連れ合いは早速そのお宮に向かいます。神社仏閣を見るのが好きな彼ですから、このノーマークだった“武水別神社”はお参りしないでは通るわけにはいかないようでした。わたし的にはこのお宮そのものより、境内にあったレンガ造りの対の御神灯が気になりました。明治時代に奉納されたというこの大きな灯明は石灯籠とは全く違った趣でおしゃれな感じ。明治時代の人達の粋な感じが伝わってきました。
さて、この後に放送センターに行き、帰りには松代にある日帰り温泉“虫うたの湯”に寄ったのですが、昼過ぎからは私はとにかく頭痛がひどくて連れ合いにお付き合いするのがやっとでした。
温泉は新しい施設で露天風呂も広く、快適な日帰り温泉です。
観光のためではなく、主食としての米作りを真剣に考えて欲しいと密かに思ってしまいました。
確かに仰る通り。
観光用に棚田を作って有るとこがありますね。
2年ほど前に田毎の月を見に行こうと行った事がありますがそれは綺麗でした。
夕方3時頃から俳句の碑がある辺りから眺めると今にも朽ち果てるかのような棚田もありました。
千曲市では棚田のオーナーになり 田植えから稲刈りを行う「棚田貸します制度」なるものをしているようですがどうなんでしょうかね。
やはり日本の原風景でもある棚田。
いつまでも残したいものですね。