秋吉台でカナワラビ属のうち頂羽片になるシダを
ハカタシダ・オオカナワラビ・ホソバカナワラビの3種見つけていますが、
形がよく似たハカタシダ・オオカナワラビを区別できるようになりました。
ハカタシダ〈博多羊歯〉(オシダ科 カナワラビ属) 常緑性。
葉は2回羽状複生、側羽片は3~5対、頂羽片は顕著である。
最下羽片の下側最下の小羽片は著しく伸びて羽状に分裂し、
羽片・頂羽片の表面には、羽軸に沿って白い紋の出ることがある。
胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間につき、包膜は円腎形波状縁。
関西以西の各地の山林下にやや稀に生ずる。
【ハカタシダ①】
07年2月15日 撮影
「羽片・頂羽片の表面には、羽軸に沿って白い紋の出ることがある」
縦縞の斑入りがあります。
【ハカタシダ②】
07年12月4日 撮影
「羽片が3対ほどしかないことと、頂羽片のある形からわかりやすい」
【②の葉裏】
07年12月4日 撮影
「胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間につく」
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オオカナワラビ〈大鉄蕨〉(オシダ科 カナワラビ属) 常緑性。
葉は2回羽状生、裂片には先がとげに終わる鋭鋸歯がある。
側羽片は5~10対、頂羽片が発達する。
胞子嚢群は葉脈に頂生し、裂片の辺縁に近くつき、包膜は円腎形、縁毛がある。
関西以西各地の山林下の陰地に生ずる。
【オオカナワラビ①】
07年12月4日 撮影
「側羽片は5~10対、頂羽片が発達する」
【オオカナワラビ②】
07年12月4日 撮影
側羽片は4対ですが・・・。
【②の葉裏】
07年12月4日 撮影
「裂片には先がとげに終わる鋭鋸歯がある」
「胞子嚢群は葉脈に頂生し、裂片の辺縁に近くつく」
【上の画像を拡大しました】
07年12月4日 撮影
「包膜縁に著しい突起」
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