オオヒメワラビ(イワデンダ科 オオシケシダ属) 夏緑性。
葉柄は長さ30~60cm、落ちやすい鱗片がまばらにつく。
葉身は三角状卵形~卵状長楕円形、長さ30~80cm、
やわらかい草質、2回羽状複生、羽軸と小羽片の中肋の表面に微毛が残る。
下部の羽片には通常短い柄がつき、羽軸には狭い翼がある。
小羽片は被針形~長楕円状被針形、幅1~2cm、羽状に中~深裂し、鋭頭~鋭尖頭、基部は広く羽軸に合着して翼で連ねられる。
裂片は長楕円形、円頭、浅く波状に鋸歯があるか、またはほとんど全縁。
胞子嚢群は小さい円形、やや裂片の中肋寄りに1列に並び、
包膜は円腎形・馬蹄形・かぎ形など。
本州・四国・九州の山地に広く分布し、林下の湿地に生じる。
【秋吉台では「陰湿林内にやや普通」のオオヒメワラビ】
07年12月5日 撮影
【羽片を ― 「葉身は2回羽状複生」】
07年12月5日 撮影
「2回羽状複生。幅広い葉の形で3回羽状に近い感じを受けるが不完全」
【下部の羽片には通常短い柄がつき、羽軸には狭い翼がある】
07年12月10日 撮影
「小羽片は被針形~長楕円状被針形、
羽状に中~深裂し、基部は広く羽軸に合着して翼で連ねられる」
【葉裏】
07年12月5日 撮影
「胞子嚢群は小さい円形、やや裂片の中肋寄りに1列に並ぶ」
【今日、杉林で見つけた葉】
08年2月8日 撮影
ソーラスは見えず、葉全体が黒ずんでいました。なるほど夏緑性です。
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