ナンバンハコベ〈南蛮繁縷〉(ナデシコ科 ナンバンハコベ属) 花期は8~10月。
変った花の形から、異国風という意味で南蛮とつけられたが、外来種ではない。
山野に生える多年草。茎はつる状でよく分枝し、長さ1m以上に伸びる。
葉は長さ2~5cmの卵形。
花は横向きまたは下向きに咲き、半球形の萼が目立つ。
何株かあっても、クズなどに負けて花が咲けないことが多いナンバンハコベを
今日、帰り水近くで開花確認でき、ホッとしました。
何年も日記に書かない植物があるというのに、昨日のタヌキマメ同様に、
ナンバンハコベは、毎年必ず日記に書いてしまいます。
06年8月28日 撮影
「ナデシコ科でこのような長いつるになるものは他にない」
06年8月28日 撮影
【上の画像を拡大しました】
06年8月28日 撮影
「花は、ふくらんだ萼・花弁5・雄しべ10・雌しべ1よりなり、
花弁は白色、途中で急に外側に曲がり、先が深く2裂する」
【違う角度から―上とは別の花です】
06年8月28日 撮影
2つの画像から、ナンバンハコベの花の仕組みが分かりました。
複雑なのかと思っていましたが、作りは簡単明瞭なんですね。
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【おまけの花―「№1004」の花?】
06年8月28日 撮影
駐車場のそばでスイカ(ウリ科 スイカ属)の花が咲いていました。
一瞬「1004?!」でしたが、
このスイカに実がつき、熟し、種を落とすことは考えられないので、やめました。
咲かせた犯人は、断じて私ではありません。
真夏の秋吉台では、冷やして一口大に切ったスイカがとてもおいしいのですが、
3~4年前、真名ヶ岳の私がよく休憩していた草原でスイカの苗を目にし、猛反省。
それからは、スイカの種を1粒たりとも落とさないようにしていますから・・・。
【上の画像を拡大しました―これは雄花ですね】
06年8月28日 撮影