秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

甲虫種の書 砲甲虫 ゲネル・セルタス亜種

2024-01-11 23:48:21 | 甲虫種










「砲甲虫」
ゲネル・セルタス亜種
Desert Seltas Queen
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約1741.83〜2255.21cm
全高約516cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1663120077846360064?s=19
・狩猟地
旧砂漠、未知の樹海





・概要、特徴
主に旧砂漠にて棲息が確認されている、ゲネル・セルタスの亜種。
金色の外骨格と、通常種より遥かに長大に発達した紅色の断月尾が特徴であり、現在確認されている甲虫種の中では最大の種であると見られている。
甲殻の表面には感覚毛があり、全身に砂を纏うことで砂漠の強烈な日差しから身を守っている。








・生態
通常種以上に荒々しく凶暴な性質で、断月尾は通常種が主に外敵を牽制する防御用の武器として用いていたのに対し、ゲネル・セルタス亜種は外敵を挟んで捕獲し、拘束する事にも用いる。
体表の感覚毛は砂中から伝わる振動を敏感に捉える事ができ、砂に潜んでいる捕食対象となる獲物を断月尾で捕獲することは勿論、雄であるアルセルタス亜種の位置を補足、的確に断月尾で砂中から掴み出し、半ば強引に使役する事もできる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667728855409508352?s=19
また、通常種と同様にフェロモンによって雄を呼び寄せて合体することもあるが、その場合もアルセルタス亜種が一旦地中に潜行し、それをゲネル・セルタス亜種が地中から掴み出す形で行う。
・食性
肉食性。草食種の死骸やアルセルタス亜種を捕食する様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667730313647362048?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490548681426157569?s=19





・危険度、戦闘能力
通常種以上に攻撃的な性質であり、威嚇した直後に外敵を断月尾で挟んで捕え、拘束することもある。
身動きを封じた相手はそのまま体液の塊を口から放つ大技、高圧ブレスを零距離で放ち、致命的なダメージを与えるなど、大砲のように高圧ブレスを多用することから「砲甲虫」とも呼ばれる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667731346167574528?s=19








連携するアルセルタス亜種は麻痺毒で外敵を拘束する能力に長けており、時には外敵を直に捕らえて動きを封じる事もある。
そのため、ゲネル・セルタス亜種はそうして動きを封じた敵の隙を狙う形でブレスを発射する事が多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667731761948925954?s=19
また、アルセルタス亜種が胸に乗っている時は、アルセルタス亜種を断月尾で押さえ付けて高圧ブレスに乗せ、それ諸共発射する事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667732115864297473?s=19




ブレスによる体液の砲弾に加え、斧甲虫そのものを高速で撃ち出すことで破壊力を更に高めたこの技は「甲虫激砲」と呼ばれ、凄絶な威力と引き換えに使役していた雄は絶命してしまう。
なお、アルセルタス亜種と合体中に外敵を拘束すると、甲虫激砲を外敵諸共発射して攻撃する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667732438938955776?s=19




・利用
ゲネル・セルタス亜種から得られる甲殻は流線に近い形状が巧みに衝撃を受け流し、その分厚さから加工難度も高く、フェロモン除去作業も必須であるが、極めて堅固な防具の素材となる。
また、大顎は構造の研究が進められており、研究素材としての需要もある。
砂を落として磨きあげられた甲殻は眩い黄金色に輝き、それを用いた武器は天からの遣いとされ、勝利を呼び込むという。
また、防具は身に付ければ神をも超越する腕力を得られると云われ、正義の力で巨竜をも平伏せしめるという閃光の戦士となるという。
・ソース
MH4G
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書



甲虫種の書 重甲虫 ゲネル・セルタス

2024-01-10 11:11:19 | 甲虫種









「重甲虫」
ゲネル・セルタス
Seltas Queen
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約1271.42〜1806.00cm
全高約392.6cm
脚裏のサイズ約104cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662650736587714560?t=0rdl2tFP8HzoSoC8z3LG3w&s=19

・狩猟地
天空山、遺跡平原、原生林、密林、古代林、未知の樹海





・概要、特徴
高地や森林地帯に棲息する大型の甲虫種で、その体躯は大型飛竜にも匹敵す
徹甲虫アルセルタスとは雌雄の関係であり、ゲネル・セルタスは雌の個体である。
セルタス科は著しい性的二形を示し、雄が飛翔能力を持つのに対し、雌は翅が退化しているため、飛ぶことは出来ない。
翡翠色の重厚な外骨格に身を包む姿から「重甲虫」、また雄が「軽量級の兵士」の異名をもつのに対し、こちらは「重量級の女帝」の異名を冠する。
重量感のある地響きを轟かせながら突進する様は重戦車や移動式要塞を彷彿とさせる。
甲冑にも喩えられる外骨格は、極めて頑丈かつ衝撃を巧みに受け流す流線の形状のために堅牢であり、それでいて機動力を損なわない軽量さを兼ね備える。



特に前脚の朱色の部位は頑強であり、急所である頭部の保護のために盾のように発達している。
中脚と後脚の爪は太く頑丈に発達し、険しい山肌でも高い接地性を誇るほか、穴を掘ることにも使用される。


https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1468441576451936258?s=19
左右に大きく開く大顎は素材として利用できるほど丈夫で、捕食対象を易々と噛みちぎる他、ブレスを発射する機構がある。
繊細な器官であるため口内の硬度は低く、前脚の甲殻でこれを保護する。








腹部先端にある円月尾と呼ばれる尾鋏は近づく外敵を薙ぎ払う防御用の武器としても使うほか、中型モンスター程度の大きさの動物であれば挟んで持ち上げる事すら可能な膂力を誇る。
円月尾の先端の朱色の部位は極めて堅固であり、激しく打ち鳴らせば火花を散らすほど。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1468792595967275010?s=19
また、この円月尾の根元には液状のフェロモンを分泌する器官も存在し、雄を強烈に誘引する。
腹部には発光器を備え、興奮状態になると赤く光る。
胸殻は中が空洞で軽く、腹側にはガス孔がある。このガス孔からは水蒸気やフェロモンガスを放出する。
また、胸殻にはアルセルタスの爪がちょうど掛かるようになっている部位があり、また表面は滑りにくい構造であるため、アルセルタスが掴み易く、背中に乗っても振り落とされることがないようになっている。


・生態
常に獲物を求めて地上を徘徊しており、そのために縄張りを変える事もある。
翅は退化し飛行能力を失っているが、地中を掘り進む事で長距離を移動することができる
捕食対象は自分より小型のモンスターで、円月尾の鋏で器用に捕え、捕食する。

特筆すべきは雄のアルセルタスとの連携であり、発見される個体の殆どが常時1頭の雄と行動を共にしている。






外敵との戦闘では胸部の孔と腹部の器官から強い臭いのフェロモンを放って雄を呼び寄せて極度の興奮状態にさせ、背中に載せて使役、連携して攻撃を繰り出す。合体中のゲネル・セルタスは攻撃力及び機動力がアルセルタスによって大幅に引き上げられる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487243532570030081?s=19


この特異な生態は研究者からの注目も集めており、研究を目的とした狩猟依頼が提示される事もある。
戦闘中に疲労し、極度の空腹になると使役していたアルセルタスを(分離していた場合はフェロモンで誘引する)円月尾で捕らえて地面に何度も打ち付けて叩き殺し、捕食する様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662284778706735107?s=19




ゲネル・セルタスは基本的には雄が孵化する卵を多く産むが、栄養状態が良い時に限り雌が孵化する卵を産む。
そのため、セルタス種の個体数の性比は雄のアルセルタスが圧倒的に多い。
セルタスは卵から孵化してすぐ獲物を求めて捕食者として活動を始めるため、雄は近くで孵化した雌に捕食されないよう飛翔することで拡散する。
その後十分に成長し、力を付けて成熟した個体が雌と行動を共にするようになるという。


・食性
肉食性。ケルビなどの草食種や甲虫種などの小型モンスターを捕らえ、捕食する。
疲労すると草食種の死骸や、呼び寄せたアルセルタスを捕食する様子がよく観察される。
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると地面を踏み鳴らしながら前脚を開き、腹側から水蒸気のようなガスを吹き出して威嚇音を発する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489084470862893061?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489085166026833923?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1469476619790462978?s=19







前脚を開くと同時に口部には大気中の霧を集め始め、『高圧ブレス』と呼ばれる大技を放つ準備を始める。
準備には時間を要するため、完了までは巨体を活かした突進攻撃やタックル、円月尾を使った薙ぎ払いを主な攻撃手段として戦う。
口部に水が充分に充填されると粘液の塊にして高圧ブレスを発射、並み居る外敵を撃ち倒す。
発射と共に本種の巨体が大きく仰け反る様子からもわかる通り、直撃すれば昏睡は免れないほどの圧倒的な破壊力を誇る。











外敵が多少の攻撃では退かない相手と判断するとフェロモンを放ってアルセルタスを呼び寄せ、胸殼に乗せて使役する。
アルセルタスはゲネル・セルタスを抱えて飛翔することで機動力を補いつつ突撃を繰り出すほか、突進に応じて角を突き出すことで破壊力を大きく増す。









また、フェロモンガスは強烈な悪臭を伴うため、懐に潜り込んだ相手をそれで撃退しようとすることもある。
アルセルタスによって対空している際には空中からボディプレスを仕掛けてきたり、時には空中で高圧ブレスを放つ事すらある。
なお、合体中はハンターの仕掛けた落とし穴に嵌ってしまってもアルセルタスが即座に持ち上げて穴から救出する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661729155036377090?s=19




外敵から反撃を受けて激怒すると、腹部にある発光器と複眼が煌々と赤く輝き始め、即座に雄と合体、大地を砕き割る勢いで一層激しく暴れ回る。
このように、単独でも並み居る大型モンスターと同等のパワーとタフネスを兼ね備え、アルセルタスとの連携時には更なる機動力と攻撃力を兼ね備えるため、苦戦を強いられるハンターも数多い。
これらの戦闘能力から、ギルドでは本種の危険度を火竜や海竜に比肩するとしている。




・利用
ゲネル・セルタスの甲殻はガスの臭いやフェロモンの除去作業を施さなければ加工に用いることは出来ないが、軽量ながら極めて堅牢な性質から武具素材としては非常に有用である。
また、上質な甲殻は美しい玉虫色の模様から、装飾品としての需要もある。










それらの素材を用いた防具は最先端の技術を用いて硬質な素材を接合して設計されており、その重量から初心者が扱うのは困難ながら巨竜との肉弾戦にすら耐えうる頑強さを備え、脚部には脚力を補強する機構を取り入れることで機動力も完備している。


武器は徹甲虫素材をベースとしたものを強化する形で素材が用いられ、既存の機構を大幅に強化することで凄まじい破壊力と装甲強度を実現する。


なお、ゲネル・セルタスの体内を循環する「重甲エキス」と呼ばれる特殊な体液は、甲虫種素材の加工に非常に有用として重宝されているが、一個体から素材として得られる量は少ない上、空気に触れると酸性化して危険なため、取り扱いには細心の注意が必要である。
・ソース
MH4G
MHXX

ハンター大全4 pg.89

モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.130〜131

https://youtu.be/lTY2lsErYmc



甲虫種の書 斧甲虫 アルセルタス亜種

2024-01-09 23:59:02 | 甲虫種










「斧甲虫」
アルセルタス亜種
Desert Seltas
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約582.64〜766.62cm
全高約304.8cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662087671618080768?s=19
・狩猟地
旧砂漠、遺跡平原、未知の樹海
・概要、特徴
通常種とは生息地域が異なり、乾燥地帯や砂漠地帯で遭遇事例が増えている、徹甲虫アルセルタスの亜種。
二又に分かれた巨大な胸角の形状から「斧甲虫」の別名がある。
白い斑模様のある緑褐色の甲殻の表面は、体液を分泌して形成された保護膜に覆われている。







・生態
徹甲虫と同じく高い飛翔能力に加え、本種は角を使って地中へ潜行する能力をもつ。
長距離を移動する場合は専ら地中へ潜行する事が多く、獲物を狩る際にも地中に身を潜めて待ち伏せし、獲物を発見すると同時に空中へ飛び出して奇襲する。
獲物を地中に引きずり込むこともあるようで、生息地域に踏み込む時は地面に注意しろ、と現地のハンター達は口を揃える。
また、徹甲虫より攻撃性が高く、麻痺性の毒液を獲物に浴びせることで即座に身動きを封じ、滞空からの突進で襲い掛かる。
鋭利な二叉の角は硬い岩盤をも穿ち、潜行することを可能にするだけの強度を誇り、通常種同様に突進を躱されると角が岩壁に突き刺さってしまう事もある。









単独で行動している個体も確認されているが、雌雄の関係であるゲネル・セルタス亜種には必ず随伴しており、徹甲虫同様に雌がフェロモンを放出すると敏感にそれを察知、興奮状態となってゲネル・セルタス亜種の胸殻に乗り、連携して外敵と戦闘を行う。
通常種と異なるのは、アルセルタス亜種はフェロモンを察知すると地面に潜り、ゲネル・セルタス亜種に地中から引きずり出される形で合体を行う点である。
なお、単独ではゲネル・セルタス亜種の発見例がない遺跡平原でも確認されている事から、徹甲虫同様、行動範囲は雌と比べ広いものと思われる。
・食性
肉食性。草食種の死骸を捕食する様子が観察されている。


・危険度、戦闘能力
基本的には徹甲虫と同じであるが、腐食液ではなく麻痺毒液を噴射して外敵の動きを封じ、突撃して鋭利な二又の角で断ち切る戦法を得意とする。
雌と随伴している際には麻痺毒液で外敵の動きを封じた隙に雌が高圧ブレスなど強烈な一撃を叩き込む連携を見せる事もあるが、時にはアルセルタス亜種自体が高圧ブレスによって砲弾の如く発射され、外敵を仕留める切り札のように使われることもあるという。



しかし、アルセルタス亜種の身体はその衝撃には耐えられず、砲弾とし発射された個体は哀れ、木っ端微塵に砕け散るという最期を遂げる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667718490202210304?s=19





・利用
軽く砂に強い甲殻は旧砂漠近隣の街では履物の素材として利用される他、角の造形はオブジェ制作の参考にされた例がある。
また、薄く強靭な翅の加工用途は幅広い。
・ソース
MH4G
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書



甲虫種の書 徹甲虫 アルセルタス

2024-01-09 23:37:51 | 甲虫種















「徹甲虫」
アルセルタス
Seltas
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約541.99〜769.88cm
全高約292cm
脚の大きさ約38cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661719801964773382?s=19
・狩猟地
遺跡平原、天空山、地底洞窟、原生林、古代林、密林、未知の樹海、旧砂漠
・概要、特徴
森林地帯や高地に棲息する、雄の中型甲虫種。
巨大な尖った角を具えた、白い縞模様が無数に入る緑色の前胸と長大な鎌状の前脚が特徴。
前脚は先端がブレード状になっており、普段は内側に折り畳んで格納されている。
発達した翅と大きな複眼、鋭利な大顎を持ち、流線型の体型から飛行速度は極めて速い。
先端が針状になった腹部には水袋を備えており、腐食性の体液を貯めている。




・生態
甲虫種の中でも極めて高い飛翔能力を持ち、上空から獲物や外敵を発見するや鋭い胸角を向けて高速で突撃して攻撃することから「徹甲虫」の別名がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661722214344036353?s=19





その飛行能力は急旋回からホバリングまで自在にこなすほどだが、突撃を獲物に躱されると急には止まれず、壁や地面に角が突き刺さってしまい、少しの間身動きが取れなくなったという報告もある。


飛行に適した流線型のフォルムや自在に空中を飛び回るその姿から、子供たちやアイルーの中にはある種の憧れを抱く者もいるという。
肉食性で、空中から鋭い角で突進し、獲物を串刺しにする事で狩りを行う。



体内には腐食作用のある体液を生成する器官を持ち、外敵への威嚇として針状の腹部の先端から腐食液を噴射する他、獲物にこの腐食液を吹き付けて腐敗させることもある。






重甲虫ゲネル・セルタスとは雌雄の関係で、アルセルタスは雄の個体である。
ゲネル・セルタスに随伴して行動している事も多く、雌がフェロモンを放出すると敏感に反応、すぐさま誘き寄せられて極度の興奮状態となり、胸殻に乗る行動を取る。 この状態のアルセルタスは眼を輝かせ、腹部が猟虫のように赤く光る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667527417001578496?s=19
この状態となったアルセルタスはゲネル・セルタスの攻撃を補助し、巧みな連携で外敵を追い詰める。








なお、アルセルタスの外骨格は多層構造で衝撃を逃がしやすい造りとなっており、アルセルタスが角を地面に突き立てながらゲネル・セルタスが突進を行ったとしても、アルセルタスの角が折れることはない。
特筆すべきは、自身の凡そ3倍の全長を誇るゲネル・セルタスを掴んだまま飛行、あまつさえそのまま突撃を繰り出す事すら可能であるという、脅威的な膂力と飛行能力である。
ゲネル・セルタスがハンターの仕掛けた落とし穴に嵌ったとしても、合体中であればアルセルタスがゲネル・セルタスを持ち上げることで救出する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661729155036377090?s=19
このようにゲネル・セルタスにの傍らで配下のように振る舞う習性から「軽量級の兵士」の異名をもつ。
しかし、ゲネル・セルタスが極度に疲労すると、栄養源として捕食されてしまうこともある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489078654525054976?s=19
また、アルセルタスの個体数に対してゲネル・セルタスの個体数は非常に少なく、雄同士は伴侶となる雌を巡って闘争することも珍しくない。








高い飛行能力は生まれて間もなくから存在し、セルタス種は孵化して間もなくから捕食者として活動するため、アルセルタスはすぐ雌に捕食されてしまわないよう飛行して散らばり、成長して力をつけた個体から雌に随伴、兵士として仕えるようになるという。
アルセルタスはゲネル・セルタスと比較して個体数が多いことに加え、前述の通り高い飛翔能力を有するため、ゲネル・セルタスよりも広い範囲の地域で目撃されており、ゲネル・セルタスの生息しない地底洞窟や旧砂漠でも発見された例がある。
休息は崖などの垂直な地形にとまって行う傾向が強い。
・食性
肉食性。草食種の死骸を食べる様子がよく観察される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1472151793865936896?s=19
・戦闘能力、危険度
外敵を発見すると前脚を振り上げて金切り声のような咆哮をあげ、威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487254366172053509?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487255009162973189?s=19
巨大な角を突き出しての突撃を主な攻撃手段とし、腐食液で相手の防御力を下げてから繰り出される突撃の威力は決して侮れない。また、長大な前脚の爪を振り回して接近戦を仕掛けてくる事もある。





普段は閉じている前脚の先端の3つの節は攻撃時は大きく展開され、殺傷能力とリーチを大幅に上昇させたブレード状の形となる。
これは通常ゲネル・セルタスのフェロモンによって雄の本能が刺激されることで展開されるが、力をつけた個体であれば自らの意思で自在に展開する事ができる。




ゲネル・セルタスとの連携時は浴びた者のスタミナを奪う体液を噴射して動きを鈍らせることでゲネル・セルタスの攻撃をサポートする他、雌の攻撃に応じて角を突き出すことでゲネル・セルタスの突進の威力を大幅に向上させるなど、ゲネル・セルタスの攻撃を補助する。
また、雌と分離した際も外敵を前脚で捕縛して動きを封じ、常にゲネル・セルタスの補助を行い続ける。
このように、単体では他の中型モンスターと同じ程度の戦闘能力であるが、一度ゲネル・セルタスと連携すれば真の脅威を発揮し、その危険度は跳ね上がる。
しかし、単独での戦闘能力はさほどでもなく、体力も少ないことから単体での危険度は他の中型モンスターと同程度とされる。




・利用
高速飛行に適したアルセルタスの甲殻は衝撃を逃がす多層構造になっており、高い強度を誇りながら重さを殆ど感じない程に軽く、そして滑らかな質感となっているため、その性質から武具の素材としても優秀である。
特に角は加工せずとも殺傷能力が高く手間いらずなため、職人には人気の素材の他、羽は日用品方面での需要が高い。
特に機械的で複雑な内部機構を備える武器の生産や加工において重宝されており、アルセルタスの素材をベースに開発された武器の多くは、搭載された機構による回転や加速が加わる事で驚異的な威力を生み出す設計となっている。

余談だが、近年では本種の肉を珍味として評価し、食用とする目的でギルドに狩猟依頼が舞い込むという珍事が増えている。
・ソース
MH4G
MHXX

ハンター大全4 pg.89

モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.130〜131

https://youtu.be/lTY2lsErYmc




甲虫種の書 閣螳螂 アトラル・カ

2024-01-08 17:18:19 | 甲虫種











「閣螳螂」
アトラル・カ
Ahtal-Ka
甲虫種
甲虫目 閣螳螂亜目 アトラル科
全長約1504.11cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1668234879954468876?s=19
・狩猟地
旧砦跡
・概要、特徴
神々しい金色の輝きを放つ甲殻に身を包む、大型の甲虫種の雌で、通称「閣螳螂」。
鎌状の前脚と鉤状の棘を備えた腹部が特徴で、尖った雫形の複眼は紫色である。
前脚は先端が鉤状に曲がっており、巧みに絲を引っ掛けて器用に操ることができる他、内側は鋭い切れ味を誇り、外敵を牽制する武器にもなる。
脚には袖状の部位があり、威嚇の際には前脚を大きく広る。
胸部や脚、腹部には鉤型の突起があり、特に腹部の突起は大きく発達しており非常に頑丈である。


・生態
腹部から「金色の絲」を無尽蔵に産出し、人工物を含む様々な物体を組み合わせた巨大な巣「アトラル・ネセト」を構築する習性を持ち、その為にアトラル・ネセトによって積極的に街や砦などの建造物を踏み崩し、破壊してはその残骸を取り込もうとする習性を持つ。

故にギルドでは本種を超大型古龍、あるいはそれすら上回る特級の危険生物と看做している。
本種はアトラル・ネセトの構成材料として人工物が最適であると判断しており、巣の補強と増築のため、定期的に建造物の破壊を試みる。

確認された個体のものは未完成の状態であったが、それでもアトラル・ネセトは超大型モンスターにも匹敵するサイズを誇り、その形態は四足の巨竜を思わせる。
そして、閣螳螂はそれをその内部から傀儡の如く自在に操り、障害物や建造物を破壊する。




この特性から、アトラル・カはしばしばアトラル・ネセトに座す『女王』に例えられ、アトラル・ネセトも『女王の玉座』と呼ばれる事がある。

このアトラル・ネセトには各所に女王が金色の繭や絲があり、アトラル・ネセトのパーツを繋ぎ合わせているが、その奥には各地で奪われた財宝秘宝が眠っていると伝わる。



アトラル・ネセトは巨竜と錯覚するような外観であることから、発見当初は「大量の瓦礫を身に纏う習性を持つ巨大なモンスター」と見做され、「蠢く砦」の名で噂されていた。

なお、アトラル・ネセトが何故巨竜を思わせる風貌で組み上げられたのかは定かではないが、学者の間では「本種が成長する中で目にした生き物の中で強かった、あるいは強そうに見えた生き物を参考にしている」可能性が考えられている。
これはアトラル・カが学習能力に優れている証左ともされ、後述の人間の兵器をも巧みに扱う生態と併せてかなり高い知能を持つのではないかとも推察されている。
また、このことは、個体によって巣の外観や構造が異なる可能性も示している。
・危険度、戦闘能力
縄張りの侵入者を発見すると、前脚を振り上げつつ威嚇の咆哮をあげる。この咆哮は甲虫種では珍しく、ハンターが思わず耳を塞いでしまうほどの音量である。





接近戦においては鎌状の前脚を連続で振るったり腐食性のガスを放つ他、距離を置いた相手には投網のように広がる糸の塊を発射することで攻撃を仕掛ける。
しかし、肉弾戦においてそれ程威力の高い攻撃は無く、あくまで彼女の本来の武器は、その知性と蒐集した兵器、絲を巧みに組み合わせた戦術であると言える。
アトラル・カの腹部にある鉤状の硬質な突起は重い鉄骨を初めとした様々な物体を巧みに乗せることができ、外敵との戦闘では腹部から伸ばした金色の絲でそうした物体を絡め取り、そのまま腹部に載せることで携行、強靭な絲で振り回すことで外敵を蹴散らす戦法を得意とする。






そうした攻撃で相手が引き下がらない場合、遂にアトラル・ネセトを用いた攻撃を開始する。
アトラル・ネセトは主に圧倒的な質量に任せた踏み潰しや、瓦礫を飛ばす事で攻撃を仕掛けるが、アトラル・カ本体から放つ糸や腐食ガスといった攻撃方法も健在である。


アトラル・ネセトを構築する糸を切られ、動きを封じられると、再びアトラル・カ本体による排撃を行う。
アトラル・ネセトを以てしても追い払えなかった相手を強敵と判断し、撃龍槍すらも投げ飛ばして攻撃するようになる。
こうした重量武器やアトラル・ネセトを意のままに操る事ができる本種の凄まじい膂力は、特筆に値するだろう。
運動能力にも優れており、前脚で地面を掘って地中へ潜行し、そのままアトラル・ネセトに搭乗して姿を現したという報告や、空高く跳躍した勢いで巨大な鉄骨を投げ飛ばす技を仕掛けてきた、糸をつけた車輪を転がすことで高速で移動したという報告もある。
閣螳螂は各地の砦から奪って蒐集した撃龍槍を縄張りの地下に埋めて保管しており、鉄骨と使い分けて攻撃を仕掛けてくる。
地中から掘り出した撃龍槍は、鉄骨と同じく背負った状態から投げつけるのではなく、真っ直ぐ投擲して扱う。
撃龍槍の殺傷能力を最大限に発揮出来るよう、武器の形状によって扱い方を変える、閣螳螂の知性が伺える行動である。




外敵との戦闘で更に傷つくと再びアトラル・ネセトに搭乗し、より強固に糸で補強した上でその圧倒的な重量と大きさによる攻撃を仕掛けるが、それすらも再び崩されると甲高い咆哮をあげて威嚇、複眼を爛々と紅く輝かせて激昂する。











こうして窮地に陥ると腹部の先端から空に向けて無数の糸を射出し、縄張り全体に金色の絲を張り巡らせる。
張り巡らせた絲は外敵に触れると即座に絡みついて自由を奪い、更には瓦礫の塊をその場に落下させる罠となっている。
背負う得物は巨大な車輪を扱うようになり、これを大きく振り回して広範囲を薙ぎ払う、絲をつけて転がすことで自らの移動に用いるなど、人工物の特性を一層巧みに活用するようになる。



・利用

アトラル・カから得られる素材は煌びやかに輝く美しさと強度を兼ね備え、それを惜しみなく用いた武具は装飾品や護石との相性が抜群に良い。
逆に言えば、そうした物を使用しなければ性能を引き出すことは叶わず、状況に応じて様々な兵器を利用して戦う閣螳螂を体現した性能と言えるだろう。
閣螳螂素材を用いた防具は古の王族が着用した衣がモデルとなっており、着用者には”封じられた女王の魂”があらゆる自然の加護を齎すとされている。
また、閣螳螂素材をふんだんに使って生み出された武器は”失われた文明の記憶”が記されており、その武器にはそれぞれ特殊な意味が込められているという。
・ソース
MHXX

モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg.201〜207