秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

甲虫種の書 重甲虫 ゲネル・セルタス

2024-01-10 11:11:19 | モンスターハンター・モンスターリスト









「重甲虫」
ゲネル・セルタス
Seltas Queen
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約1271.42〜1806.00cm
全高約392.6cm
脚裏のサイズ約104cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662650736587714560?t=0rdl2tFP8HzoSoC8z3LG3w&s=19

・狩猟地
天空山、遺跡平原、原生林、密林、古代林、未知の樹海





・概要、特徴
高地や森林地帯に棲息する大型の甲虫種で、その体躯は大型飛竜にも匹敵す
徹甲虫アルセルタスとは雌雄の関係であり、ゲネル・セルタスは雌の個体である。
セルタス科は著しい性的二形を示し、雄が飛翔能力を持つのに対し、雌は翅が退化しているため、飛ぶことは出来ない。
翡翠色の重厚な外骨格に身を包む姿から「重甲虫」、また雄が「軽量級の兵士」の異名をもつのに対し、こちらは「重量級の女帝」の異名を冠する。
重量感のある地響きを轟かせながら突進する様は重戦車や移動式要塞を彷彿とさせる。
甲冑にも喩えられる外骨格は、極めて頑丈かつ衝撃を巧みに受け流す流線の形状のために堅牢であり、それでいて機動力を損なわない軽量さを兼ね備える。



特に前脚の朱色の部位は頑強であり、急所である頭部の保護のために盾のように発達している。
中脚と後脚の爪は太く頑丈に発達し、険しい山肌でも高い接地性を誇るほか、穴を掘ることにも使用される。


https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1468441576451936258?s=19
左右に大きく開く大顎は素材として利用できるほど丈夫で、捕食対象を易々と噛みちぎる他、ブレスを発射する機構がある。
繊細な器官であるため口内の硬度は低く、前脚の甲殻でこれを保護する。








腹部先端にある円月尾と呼ばれる尾鋏は近づく外敵を薙ぎ払う防御用の武器としても使うほか、中型モンスター程度の大きさの動物であれば挟んで持ち上げる事すら可能な膂力を誇る。
円月尾の先端の朱色の部位は極めて堅固であり、激しく打ち鳴らせば火花を散らすほど。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1468792595967275010?s=19
また、この円月尾の根元には液状のフェロモンを分泌する器官も存在し、雄を強烈に誘引する。
腹部には発光器を備え、興奮状態になると赤く光る。
胸殻は中が空洞で軽く、腹側にはガス孔がある。このガス孔からは水蒸気やフェロモンガスを放出する。
また、胸殻にはアルセルタスの爪がちょうど掛かるようになっている部位があり、また表面は滑りにくい構造であるため、アルセルタスが掴み易く、背中に乗っても振り落とされることがないようになっている。


・生態
常に獲物を求めて地上を徘徊しており、そのために縄張りを変える事もある。
翅は退化し飛行能力を失っているが、地中を掘り進む事で長距離を移動することができる
捕食対象は自分より小型のモンスターで、円月尾の鋏で器用に捕え、捕食する。

特筆すべきは雄のアルセルタスとの連携であり、発見される個体の殆どが常時1頭の雄と行動を共にしている。






外敵との戦闘では胸部の孔と腹部の器官から強い臭いのフェロモンを放って雄を呼び寄せて極度の興奮状態にさせ、背中に載せて使役、連携して攻撃を繰り出す。合体中のゲネル・セルタスは攻撃力及び機動力がアルセルタスによって大幅に引き上げられる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487243532570030081?s=19


この特異な生態は研究者からの注目も集めており、研究を目的とした狩猟依頼が提示される事もある。
戦闘中に疲労し、極度の空腹になると使役していたアルセルタスを(分離していた場合はフェロモンで誘引する)円月尾で捕らえて地面に何度も打ち付けて叩き殺し、捕食する様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662284778706735107?s=19




ゲネル・セルタスは基本的には雄が孵化する卵を多く産むが、栄養状態が良い時に限り雌が孵化する卵を産む。
そのため、セルタス種の個体数の性比は雄のアルセルタスが圧倒的に多い。
セルタスは卵から孵化してすぐ獲物を求めて捕食者として活動を始めるため、雄は近くで孵化した雌に捕食されないよう飛翔することで拡散する。
その後十分に成長し、力を付けて成熟した個体が雌と行動を共にするようになるという。


・食性
肉食性。ケルビなどの草食種や甲虫種などの小型モンスターを捕らえ、捕食する。
疲労すると草食種の死骸や、呼び寄せたアルセルタスを捕食する様子がよく観察される。
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると地面を踏み鳴らしながら前脚を開き、腹側から水蒸気のようなガスを吹き出して威嚇音を発する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489084470862893061?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489085166026833923?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1469476619790462978?s=19







前脚を開くと同時に口部には大気中の霧を集め始め、『高圧ブレス』と呼ばれる大技を放つ準備を始める。
準備には時間を要するため、完了までは巨体を活かした突進攻撃やタックル、円月尾を使った薙ぎ払いを主な攻撃手段として戦う。
口部に水が充分に充填されると粘液の塊にして高圧ブレスを発射、並み居る外敵を撃ち倒す。
発射と共に本種の巨体が大きく仰け反る様子からもわかる通り、直撃すれば昏睡は免れないほどの圧倒的な破壊力を誇る。











外敵が多少の攻撃では退かない相手と判断するとフェロモンを放ってアルセルタスを呼び寄せ、胸殼に乗せて使役する。
アルセルタスはゲネル・セルタスを抱えて飛翔することで機動力を補いつつ突撃を繰り出すほか、突進に応じて角を突き出すことで破壊力を大きく増す。









また、フェロモンガスは強烈な悪臭を伴うため、懐に潜り込んだ相手をそれで撃退しようとすることもある。
アルセルタスによって対空している際には空中からボディプレスを仕掛けてきたり、時には空中で高圧ブレスを放つ事すらある。
なお、合体中はハンターの仕掛けた落とし穴に嵌ってしまってもアルセルタスが即座に持ち上げて穴から救出する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661729155036377090?s=19




外敵から反撃を受けて激怒すると、腹部にある発光器と複眼が煌々と赤く輝き始め、即座に雄と合体、大地を砕き割る勢いで一層激しく暴れ回る。
このように、単独でも並み居る大型モンスターと同等のパワーとタフネスを兼ね備え、アルセルタスとの連携時には更なる機動力と攻撃力を兼ね備えるため、苦戦を強いられるハンターも数多い。
これらの戦闘能力から、ギルドでは本種の危険度を火竜や海竜に比肩するとしている。




・利用
ゲネル・セルタスの甲殻はガスの臭いやフェロモンの除去作業を施さなければ加工に用いることは出来ないが、軽量ながら極めて堅牢な性質から武具素材としては非常に有用である。
また、上質な甲殻は美しい玉虫色の模様から、装飾品としての需要もある。









それらの素材を用いた防具は最先端の技術を用いて硬質な素材を接合して設計されており、その重量から初心者が扱うのは困難ながら巨竜との肉弾戦にすら耐えうる頑強さを備え、脚部には脚力を補強する機構を取り入れることで機動力も完備している。


武器は徹甲虫素材をベースとしたものを強化する形で素材が用いられ、既存の機構を大幅に強化することで凄まじい破壊力と装甲強度を実現する。


なお、ゲネル・セルタスの体内を循環する「重甲エキス」と呼ばれる特殊な体液は、甲虫種素材の加工に非常に有用として重宝されているが、一個体から素材として得られる量は少ない上、空気に触れると酸性化して危険なため、取り扱いには細心の注意が必要である。
・ソース
MH4G
MHXX
ハンター大全4
https://youtu.be/lTY2lsErYmc