秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

鋏角種の書 骸蜘蛛 ネルスキュラ亜種

2024-01-05 13:34:44 | 鋏角種




「骸蜘蛛」
ネルスキュラ亜種
Shrouded Nerscylla
鋏角種
鋏角目 スキュラ科
全長約879.03〜1188.69cm
全高約909.6cm(結晶込み) 606.5cm(結晶抜き)https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1674768518099898368?s=19
・狩猟地
旧砂漠、未知の樹海
・概要、特徴
主に旧砂漠にて棲息が確認されている、影蜘蛛ネルスキュラの亜種。
捕食したフルフルの外皮を剥ぎ取り、外套皮として纏うことから「骸蜘蛛」の異名をとる。
甲殻は通常種とは対照的な宵闇色で、複眼は翡翠色である。また、背部の毒の結晶は通常種では出血毒だが、本亜種は麻痺毒となっている。

・生態
通常種とは異なり、外套皮はフルフルから剥ぎ取ったブヨブヨした皮である。保湿性に優れたこの種の外套皮は砂漠地帯で乾燥から身を守るのに適した、まさに生きるために必須のものであり、灼熱と乾燥に晒される日中は砂中に潜むことでそれを避け、夜に活動を開始する完全な夜行性である。
通常種と異なって糸で巣を張ることはなく、獲物を捕食する際には地中で待ち伏せし、頭上を通過したところを地中から鋏角で喰らいついて両断する。
最近の研究では、本亜種の幼生は腹部から放った糸を風に流すことで空を飛んで移動する習性があり、それによって地底洞窟に辿り着けた個体は腐肉を捕食して成長、その過程でフルフルを捕食できた個体のみが、産卵期になると故郷の砂漠まで戻るという習性を持つことが明らかとなっている。
・食性
肉食性。アプケロスやその死骸を捕食する様子が確認されている。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662461498667716608?s=19


・危険度、戦闘能力

外敵と戦闘する際には獲物を捕食する時同様、地下に潜って標的が動いた時の振動を頼りに足元まで接近、真下から鋏角を伸ばして食らいつき、猛毒を与えるという攻撃方法をとる。
また、本亜種は通常種のように獲物の拘束に糸を使うだけでなく、粘着糸を周囲の岩山などの高所に伸ばし、連続して振り子のような運動を行うことで外敵を翻弄する習性をもっており、普段からもこの方法で砂漠地帯を移動している様子が確認されている。
この振り子運動ですれ違いざまに外敵を背面の麻痺毒の結晶をぶつけ、相手の動きを封じる。






・利用
影蜘蛛の外殻が高級品として重宝されるほど美しい白色なのに対し、骸蜘蛛の外殻は夜空に紛れる毒々しい青紫色となっており、その希少性と品質の割に敬遠される場合も多い。
しかし武具の素材としては非常に優秀であり、この素材を用いて作られた防具は夕闇色の装甲が獲物すら魅了すると共に、一部の隙も見せない堅牢さから戦意すら奪ってしまうという。
また、関節部には工房が誇る最新技術が施され、羽のような軽さと華麗な武器捌きを可能にする。
武器として加工しても、軽さと強度を両立した業物として評価され、闇に紛れて獲物の命をを刈り取るとされる。
・ソース
ハンター大全4 93p
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 76〜77p
5.https://s.famitsu.com/news/201502/02070720.html?s=09


鋏角種の書 熾妃蜘蛛 ヤツカダキ亜種

2024-01-05 13:20:31 | 鋏角種












「熾妃蜘蛛」
ヤツカダキ亜種
Pyre Rakna-Kadaki
鋏角種
鋏角目 ヤツカダキ科
全長約762.66〜1054.02cm

全高約766.14cm


・狩猟地
城塞高地、溶岩洞など

概要、特徴

鋏角が異常に発達した、妃蜘蛛ヤツカダキの亜種。
傷跡のような赤い条が走った純白の外殻に黒紅色の糸を纏った姿が特徴。

頭部から伸びる2対の角、そして脚や腹部の鉤棘は赤熱したような朱色に染まっており、燃えさしを思わせるその姿や後述する特性から、「熾妃蜘蛛」とも呼ばれる。

触れれば焼け付くような腹部は眩灯腹と呼ばれ、構造は通常種と変わらないが、眩い光が溢れる様はヤツカダキ亜種が抱える怒りの象徴とされる。
剛爪はその大きさに見合わず、糸も獲物も自在に操るという。

・生態
高熱のガスを体内に溜め込み、可燃ガスを吹き付ける攻撃を得意とする通常種に対し、ヤツカダキ亜種は体内に爆発性の強いガスを蓄えている。







通常種と同じく高熱の可燃ガスを火炎放射という形で放出する事は勿論、硬質な爪を打ち鳴らして火花を発生させたり、腹部を地面に叩きつける衝撃で腹部のハゼヒバキを刺激、ガスに引火させて爆発させるなど、ガス爆発を操ることによって高い殺傷能力を有する。
また、獲物を狩る際や外敵との戦闘時には通常種と同様に幼体と連携を取りながら攻め立てるが、幼体や糸の力に頼らずとも軽やかな動きを見せることもあり、通常種と比較して高い運動能力を持つ。
通常種同様に限られた地域でしか生息は確認されておらず、通常種が生息している砂原では発見例がない反面、通常種が生息しない城塞高地での生息が確認されている。


溶岩洞は唯一通常種と生息範囲が被るフィールドになるが、同地では通常種と激しい縄張り争いを繰り広げている様子も確認されている。

「後宮の権力争い」にも喩えられるその様子は、周囲のモンスターの暴走を誘いかねないため早急な狩猟を求められるという。

・食性

肉食性。メルクーなどの草食種モンスターから、ラングロトラなど中型モンスターまで襲う様子が確認されている。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1572456138171650048?s=19


・危険度、戦闘能力

身体は前面に向けたまま長い首の関節を捻ることで真後ろを向き、後方の敵を見据えながら腹部で突撃するなど、その動き方や攻撃の手法は通常種以上に予測が難しい。
もちろん通常種同様に幼体と糸を利用した変則的な動きも多用するため、経験豊富なハンターでも翻弄される事は多い。


通常種以上に高度な指揮系統を持つことで知られ、発音器から特殊な音を発することで幼体であるハゼヒバキに獲物の拘束や火炎放射などの命令を下すが、これは時に絶命をも前提とする冷徹な指揮であり、この音による強制的な操作と呼べるものである。
また、単独でいるハゼヒバキに糸を伸ばして回収したり、咆哮を合図に一斉に獲物を襲撃させるなど、狩りや戦闘時は巧みな連携をとって獲物や外敵を仕留める。

ヤツカダキ亜種が産出する糸は通常種と同様に可燃性を持つと同時に耐爆性にも優れ、ヤツカダキ亜種が引き起こす爆発に巻き込まれても容易には千切れない。










その特性から、爆発を発生させてこの特殊な糸に着火、散開させた連結先のハゼヒバキの元まで導火線のように爆轟を伝導させるという攻撃手段を持つ。

ハゼヒバキの身体を包む糸には爆発性の体液が染み込んでおり、糸を伝う爆轟がハゼヒバキの元へ到達すると、より強烈な爆発が生じる。

大型の獲物に対しては直接ハゼヒバキを纏わり付かせる事で何発もの爆撃を直に浴びせ、複数の外敵や逃げる獲物に対してはハゼヒバキを散開させて広範囲へ爆炎を広げるなど、相手や状況に応じて攻撃の手法や連携の形を変える高い知能も併せ持つ。

また、糸で拘束することに成功した獲物に対しては、直ちにハゼヒバキを獲物に取り付かせて爆轟を伝導、直に爆発を浴びせることで確実に仕留めようとする事もある。

興奮すると体内のガスの温度が上昇することで灯腹や鉤棘の先端は赤熱し、蝋燭のように仄かな光を灯す。

その妖しげな様子は見るものを魅了してしまうほどに美しいが、自らとその子供たちを脅かす外敵に対して怒りの焔を燃え上がらせるヤツカダキ亜種は子供たちとより強力な連携をとり、外敵を消し炭にせんと熾烈な勢いで襲いかかってくるため、その様に見蕩れている余裕はない。





・利用

ヤツカダキ亜種の白無垢のような甲殻は多層構造になっており、耐熱性、耐爆性に優れる。

その守りを崩す事は困難だが、防具の素材として用いれば非常に丈夫な逸品となり、ハンターの身を守る。

その艶やかな装いに魅了される者も少なくなく、ヤツカダキ亜種の素材を用いた衣はかつてある国の王族が好んで身に着けていたという。

しかし、その王族の統治していた国は狂気と非道の道へ堕ちた王妃の裏切りによって滅亡の運命を辿っており、ヤツカダキ亜種の素材を利用した装備には後ろ暗い噂が付き纏うようになっている。

・ソース

MHR:S

HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.146〜147




甲殻種の書 鎧裂ショウグンギザミ

2024-01-05 12:49:10 | 甲殻種










「鎧裂」
鎧裂ショウグンギザミ
Rustrazor Ceanataur
甲殻種
十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科
全高約654.02〜791.71cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1673327184327368708?s=19
・狩猟地
沼地、遺群嶺、火山、溶岩島



・概要、特徴
特異な生態と異様な形状の爪を持つ、鎌蟹ショウグンギザミの特殊な個体。
爪はその特異な形状によって通常個体を上回る殺傷能力を有し、その刃は鋼をも切り裂き、狩人の身を守る鎧も意味を成さないことから、対峙した狩人達の間で誰言うとなく「鎧裂」の二つ名で呼ばれるようになった。
外見面での特徴はやはり異様な形状の爪であり、通常個体とは異なり、爪の外側にも幅広の刃が発生しているのが大きな特徴である。
通常個体では細かった脚も、鎧裂の場合は巨大なヤドを支えるために筋肉が発達したのか、やや膨らんだ太い形状になっている。
二つ名持ちの例に漏れず、ギルドではこの個体について特別措置を設けており、ギルドから特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
・生態
鎌蟹は巨大な貝やモンスターの頭骨を背負うが、鎧裂と呼ばれる個体はヤドとする頭骨の種類に合わせ、生前にそのモンスターが用いていた戦法に沿った行動を多用する傾向がある。
そして、鎧裂ショウグンギザミは他の個体とは異なり、斬竜ディノバルドの頭骨をヤドとして活用する


ディノバルドは「尻尾の刃に噛み付き、牙を用いて研ぎ澄ます」習性を持つが、鎧裂もこれに倣い、頭骨に残る牙を使い鎌を研ぐ行動を取る。
研磨の果てに、その刃はディノバルドの頭骨に付着する様々な鉱石が混ざり合い、摩擦熱によって虹色の光沢を放つようになった。
これにより爪の硬度と形状が著しく変化、ただでさえ強力な殺傷能力を誇っていた爪が更なる威力を獲得するに至っている。
普段はその虹色の輝きは酸化によって生じた錆に隠されているが、臨戦態勢をとった鎧裂が爪を研磨することで再び濃紺に虹色が浮かぶ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1480468656362455041?s=19






・危険度、戦闘能力
普段は通常個体と同様、爪を振るって連続で斬りつけたり、水流を用いて攻撃を行うが、怒りが頂点に達すると斬竜のように頭骨に鎌を噛ませた後、居合切りの如く必殺の一閃を放ってくることもある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1480454552612605956?s=19

この一撃を喰らえば最後、いかに頑丈な鎧を着込んでいようとも悉く切り裂かれ、防具はその強度を損なってしまう。



また、ディノバルドだけでなくグラビモスの頭骨をヤドとした際にも、通常個体と比べ排尿による水流を多用する傾向がみられ、その威力は大地を穿つとも言われる。

通常個体には見られない習性として、外敵との戦闘の最中に地中に潜り、背負っているヤドの種類を意図的に変更、別のヤドを纏うことがある。
これによりヤドを用いた戦法を切り替える二面性を持ち、技巧を尽くして狩人を襲う。
また、通常個体より強靭に発達した脚は高い跳躍力を誇り、見上げるほどの高さまで跳躍して盾蟹のそれを思わせるボディプレスを繰り出す事もある。
・特殊個体化した経緯
なぜ鎧裂がこのような特殊な生態を獲得するに至ったかというと、鎧裂は幼体ガミザミだった頃に毒腺が上手く発達せず、鋏だけを武器に生存競争を勝ち残ってきた稀有な個体であるという。
唯一の武器である爪を常に鋭く、常に臨戦状態にする為、ヤドを身につけることでいつでも利用できる研磨剤として使えるディノバルドの頭骨を背負うようになったとされる。




・利用
鎧裂の素材を用いた鎧裂の名を冠する防具は鎧裂の魂が宿るとされ、鍛えることで特別な性能を発揮するというが、無論特殊許可クエストを制した者しか着用は許されない。
また、その剛爪を用いた武器は極めて継戦能力に長けた、脅威的な斬れ味を誇る業物となる事で知られ、狩猟を許されている1部の凄腕ハンターの間では垂涎の的となっている。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書



甲殻種の書 鎌蟹 ショウグンギザミ

2024-01-05 12:30:48 | 甲殻種











「鎌蟹」
ショウグンギザミ
Shogun Ceanataur
甲殻種
十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科
全長約952cm(ヤド有り 約1041cm)
全高約526.23〜747.49cm
爪の大きさ約499cm

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1672955879682101248?s=19

・狩猟地
火山、溶岩洞、沼地、水没林、遺群嶺など
・概要、特徴
主に火山や沼地といった、良質な鉱脈と広い洞窟、豊かな水辺のある環境に生息する甲殻種で、ガミザミが長い年月をかけて最大限に成長した姿。
熱に強く、低温に弱いとされ、地温の保たれた火山や湿地を好むため真逆の傾向を持つ盾蟹と棲み分けている。
長く鋭く発達した額角と爪が特徴的で、この爪の形状から「鎌蟹」と通称される。
ガミザミだった頃は毒液を吐いて攻撃を仕掛けることもあったが、成長するに従って毒腺は退化し、成体となると毒液は吐けなくなる。








その代わりに鋏は鎌状に変化していき、外側が鋭利な縁、内側にも尖った刃状の突起が並んだ凶器として発達する。
その鋭さは火山の岩盤を容易く突き刺し抉り、砥石で擦れば軽やかな金属音を鳴らすほどで、鈍い輝きは見る者を怯ませる。






脆弱な腹部を保護するために飛竜種の頭蓋骨を背負っている場合が多いが、個体によって背負っているヤドは様々。
グラビモスやリオス種の頭骨の他、巨大な巻貝をヤドとしている場合もある。

これは種族の好みがあるとされ、同じ個体は同じ形のヤドを背負おうとする習性を持つ。
また、稀に貴重な真珠をヤド内に生成し、好事家に珍重される。
・生態
腹部を保護するため、様々な種類のヤドを利用するが、ヤドを破壊されると戦闘中でも地中へ潜り、住処から取ってきた予備のヤドを着け直すが、これは強い防衛本能を持つためという仮説が立てられている。
なお、幾つもの替えのヤドを持っているのは、鎌蟹がそうしたモンスターの頭骨や貝殻が豊富にある場所を住処としているためであり、外敵との戦闘時はこのヤドを身代わりのように使い、自身は相手の死角を取る戦法も確認されている。
なお、背負っている竜の頭骨は巨大に見えるが、これは生前その頭骨の持ち主がそれほどまでに巨大であったことの証左である。
発達した長い爪は普段は折り畳まれているが、獲物を捕らえる時や外敵と戦う際には展開し、殺傷能力を飛躍的に高める。
盾蟹と比べて防衛本能や縄張り意識が非常に強いため、生息地域では人や家畜が襲われたという報告が後を絶たない。

縄張りに侵入してきた相手を一度敵と認識すると執拗なまでに攻撃を仕掛け、相手が逃走を試みてもその爪を振るうことを止めない。

他の大型モンスターと縄張りで鉢合わせた際にも一切の容赦なく爪を振るい、激しく戦闘を繰り広げる姿が目撃されることもあり、水没林で観察された例ではロアルドロスを背後からの一撃で急所を掻き切って殺したとの報告もある。

その爪の切れ味から戦闘以外の面では不器用にも思えるが、触角の手入れを行う際には器用に爪の内側の鋭利では無い面をあてがう様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1547100600352923649?s=19


・食性
雑食性で、虫や動物の死骸、ミネラルやカルシウムを含んだ鉱物などを爪で削りとって食べる。泡や水流の噴射に黒真珠が混ざることから、その真珠の母貝を好んで食す可能性が示唆されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1547098886287740928?s=19


https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1547098184572227585?s=19


・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると爪を振り上げて威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1672964052115685376?s=19


https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1480420656088895491?s=19


爪は普段は内側に折り畳んでおり、その状態でも餌となる腐肉や地中に埋まっているカルシウムなどを含んだ鉱物を削り取るには十分な鋭さを持つ。
また、縄張りへの侵入者にも初めはこの状態の爪で排撃を試みる。




しかし、危機を感じると口から泡を吹きながら畳んでいた爪を展開、リーチと殺傷力を飛躍的に上昇させる。
頑丈な防具を着込んだハンターでも、その爪の攻撃を受け続ければ裂傷は免れない。
展開した爪は地面や天井に突き刺すことで体を固定することも出来、そこを軸に素早く攻撃を仕掛けてきたという報告もある。
また、地中を潜行して相手の足下から奇襲を仕掛ける事もあり、鋭利な鎌と鋸のような刃が並んだ額角を使って斬りつける。







屈強な脚力を持つことでも知られ、特に戦闘時には巨体やヤドの重みなど微塵も感じさせないほど素早く動き回る。
特に屈強な個体は興奮すると両方の爪を打ち鳴らして激しい火花を散らせた後、勢いよく跳躍して爪を外敵目掛けて振り下ろすという必殺の一撃を放つ事もある。
また、脚は根元の関節の上下を反転させる事ができ、洞窟内などでは天井まで一気に跳躍し、その天井に反転させた脚の先端を突き立てて張り付いたり、そのまま器用に天井を歩き回る事もできる。


これは外敵の存在を認識している時のみに見られる行動であり、地上の外敵からの攻撃を避けるためであるとされる。

グラビモスの頭骨をヤドとしている個体はその体勢のまま外敵を狙い、そこからあたかも鎧竜のブレスのように頭骨の口から高圧縮の水流を吹き付けてくる事もある。
これは頭骨の顎で尾節を安定させることで放つもので、この水流はショウグンギザミの「尿」であることが判明している。
ショウグンギザミからすれば排泄物をかけて外敵を追い払おうとしているだけなのだが、図らずとも強烈な攻撃となっているのである。
怒ると口から泡を漏らしながら一層苛烈に爪を振るい、敵を切り刻む。
なお、弱ると吐き出す泡に体液が混ざり、青黒い泡を吹くようになる。
これらの高い戦闘能力から、危険度は火竜種にも匹敵するとされている。


・利用

ショウグンギザミの鋭利な爪や甲殻は武器の素材としての利用価値が大変高いが、質が良いものほど加工する職人にも相当な腕を要求する代物としても知られている。






しかし、その高い加工難度を乗り越えれば一級の斬れ味を持つ強力な逸品へと仕上がり、防具として使用しても高い攻撃力上昇効果が得られる。

なお、鎌蟹素材の双剣や太刀は、かつて異国の将軍が、自身や雇った忍の者達の対人用の武器として用いていたという逸話が残るものもある。

また、盾蟹同様にヤド内に黒真珠を持っていることもあり青磁を思わせる甲殻と共に鑑賞品として珍重されている。

食材としての需要もあり、肉厚な脚の肉は食材としての価値が高い。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集
モンハンフェスタ2008 メモリアルDVDブック





甲殻種の書 鎌蟹 ガミザミ

2024-01-05 12:19:02 | 甲殻種










「鎌蟹」
ガミザミ
Ceanataur
甲殻種
十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科
全長約218cm(ヤド有り 約283cm)
全高約110cm(ヤド有り 約184cm)
鋏の大きさ約142cm
・狩猟地
火山、溶岩洞、沼地、水没林、遺群嶺など
・概要、特徴
主に沼地や火山に生息する小型の甲殻種で、ショウグンギザミの幼体。
発達途中の爪は成体と異なってまだ盾蟹のそれに近いハサミの形をしており、成長するに従って鎌蟹の名に相応しい鎌形へ変化していく。
体色は青に白い線が入り、背中には頭骨などを背負う。
体内には毒腺を備えるが、稀にこの毒腺が発達しない個体もいる。
・生態
地中にある餌を爪で漁って食べる様子がよく観察される。
性質は非常に好戦的で、近づく者がいればハサミを振り上げて威嚇し、爪や毒液で攻撃を仕掛けてくる。
また、地中に身を隠していることも多いが、何者かが頭上に差し掛かると爪を伸ばし、奇襲を仕掛けてくる。


・食性
雑食性で、虫や動物の死骸、ミネラルやカルシウムを含んだ鉱物などを爪でちぎりとって食べる。



・危険度、戦闘能力
1mを超える鋭利な爪による攻撃は勿論脅威であるが、特筆すべき事項として、口には毒腺があり、毒液を吐いて獲物を弱らせたり外敵を攻撃したりすることもある。
なお、この毒腺は成長すると共に退化していき、成体となると毒液は吐けなくなる。



・利用
ヤドにされていた骨を素材として入手することも可能である他、極小殻と呼ばれる幼体からしか採れない甲殻は軽量でありながら極めて鋭く、加工も容易であることから優秀な素材として知られる。
また、盾蟹同様にザザミソは珍味として取引される。
・ソース
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全
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