自治体が開票迅速化へ闘志 コスト削減・順位公表受け

http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/post_55.html


『３０日に投開票が迫った衆院選で、開票作業の時間を短縮しようと、県内の自治体が工夫を凝らしている。作業の効率化によるコスト削減のほか、民間研究所がここ数年の国政選挙で作業の速い市町村の順位を公表していることも影響している。最も重要な正確さを確保した上で、どこまでスピードアップできるか－。』

ザ選挙http://www.senkyo.janjan.jp/special/innovation.html
には全国のランキングが載っている。

長年繰り返される選挙開票事務を通じて、行政の事務効率の改善に取り組もうとするのがこの趣旨だと思う。これは何も行政に限った話でなない。工場でも作業効率の向上のために、ストップウォッチを使って秒単位で作業の見直しを行う。その中から新たな発見や発想が生まれる。

選挙開票業務を通じて、その意識改革を行う意味は大きい。全員が同じユニホームに運動靴、それに事前の練習や訓練により、作業の見直しを行う。全員が同じ目的のために競技を行うスポーツ大会のイメージだ。

これは経営マネジメントでいう、PDCAであり、それを実践しようとするものだ。事務事業は多くの問題を含み決して単純ではない、しかし昔ながらの方法が一番良いわけではない、そこには様々な改善の機会がある。職員一人一人の意識を改革することにより、行政全体のあるべき姿を模索する。

0.1秒の改革はわずかな改善だが、それが積み重なれば大きな改革となる。そこには意識の改革が必要だ。この選挙を通じて新たな取り組みをしてみてはいかが。