熱血通信

日々の出来事を思いのままに…

葛藤

2010-11-02 22:55:30 | Weblog
裁判員制度がスタートし裁判員になられた方の心理的負担を指摘
されている方々が少なくありません。

裁判員制度初となる死刑判決か!?と騒がれていた殺人事件の判決
が昨日ありました。
無期懲役という判決に遺族の方が嗚咽されていたという報道に胸
塞がれる思いがしました。

今回の事件の経緯を様々な角度から検証し出された判決。
人間は感情を伴う動物です。
自分の大切な人が何の落ち度もなく生活していたにも関わらず、
突然殺されてしまった…。
このような現実が自分に振りかかったら何を犯人に求めるでしょう。
そして人を裁く側にもし自分がいたら『死刑』という極刑を選択
できるであろうか…。

さまざまな問題を浮き彫りにしたような気がします。
ただ釈然としないのは、人を殺すという大罪を犯した者に再び社会に
出て生きるチャンスがあり、殺されてしまった人にはこの世に生きる
チャンスが与えられないという事実があるということです。

殺人という人として犯してはいけない犯罪について正面から向き合い
しっかりとした考え方を持たなければいけないのだと改めて考えさせ
られました。