2006年に改正された《医療法19条》の経過措置が
この3月に切れ、4月からは産科・産婦人科を担当する
嘱託医師および嘱託医療機関が確保できない助産所につ
いては閉鎖しなくてはいけなくました。
現在、国内の助産師は2万7047人、産科・産婦人科
は5997ヶ所、助産所は691ヶ所(2005年末時点)と
なっています。
助産所の数はそう多いものではありませんが、地域に根ざし、
地域のお産を支えてきた場所に相違なく、現在の産科医不足
を考えれば、妊婦の選択肢がまたひとつ減ることになり、
子供を望んでいるご夫婦、特に女性の悩みの種になるのでは
ないかと懸念しています。
今回の改正には、分娩時の異常に対応し、安全なお産を提供
するために必要な措置となっていますが、産科・産婦人科を
設備した医療機関においても、産科医不足により、すでに
激務となっているところばかりで、助産所の嘱託になってあ
げたくてもなれない現状があるようです。
そこで、横須賀市の市立病院では『助産師外来』というのを
開始し、出産まで15回ある妊婦検診のうち4回を助産師のみ
でこなすことにしたそうです。そしてこの検診時には、一人の
妊婦に対して1回30分ほどの時間を費やし、妊婦さんの不安
に思っている事などにも対応をしていくそうです。
こうした取り組みにより、産科医の激務緩和に少しでも繋がっ
ていくものと思いますが、残念ながら産科医不足を根本から
解消するものにはなかなかならないとも思われます。
助産師として新しい命の誕生の一翼を担ってきた方々が、今後も
その力を発揮できるように施策はないか考えてみたいと思います。
この3月に切れ、4月からは産科・産婦人科を担当する
嘱託医師および嘱託医療機関が確保できない助産所につ
いては閉鎖しなくてはいけなくました。
現在、国内の助産師は2万7047人、産科・産婦人科
は5997ヶ所、助産所は691ヶ所(2005年末時点)と
なっています。
助産所の数はそう多いものではありませんが、地域に根ざし、
地域のお産を支えてきた場所に相違なく、現在の産科医不足
を考えれば、妊婦の選択肢がまたひとつ減ることになり、
子供を望んでいるご夫婦、特に女性の悩みの種になるのでは
ないかと懸念しています。
今回の改正には、分娩時の異常に対応し、安全なお産を提供
するために必要な措置となっていますが、産科・産婦人科を
設備した医療機関においても、産科医不足により、すでに
激務となっているところばかりで、助産所の嘱託になってあ
げたくてもなれない現状があるようです。
そこで、横須賀市の市立病院では『助産師外来』というのを
開始し、出産まで15回ある妊婦検診のうち4回を助産師のみ
でこなすことにしたそうです。そしてこの検診時には、一人の
妊婦に対して1回30分ほどの時間を費やし、妊婦さんの不安
に思っている事などにも対応をしていくそうです。
こうした取り組みにより、産科医の激務緩和に少しでも繋がっ
ていくものと思いますが、残念ながら産科医不足を根本から
解消するものにはなかなかならないとも思われます。
助産師として新しい命の誕生の一翼を担ってきた方々が、今後も
その力を発揮できるように施策はないか考えてみたいと思います。