あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

期待=ストレス

2007年06月25日 | 日記
子供が産まれて、一番の変化と言うと「自分の時間がなくなる」こと。もちろん育児は喜びも多いけれど、でもやっぱり自分の時間はたまには欲しい。

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高校の友達も、大学の友達も、集まると旦那さんの素行の話になります。これが結構おもしろい。(失礼!)

毎日、育児に悪戦苦闘しているのにオット君たちは「平気で飲みに行く」「家事を手伝ってくれない」「思いやりがない」「自分で行動しない」「自分のことが一人でできない」「のんびりしてるからトーストのマーガリンが固まってしまう」・・・云々かんぬんと。
数え上げればきりがない。

さて、先日も「akicoco、『夫よ、あなたがいちばんストレスです!』って本があるんだけど、読んで、かいつまんで教えてよ(感想聞かせてよ)」と言われました。「えぇぇぇっ!そんなの家で読んでいたら、だんなの人が気を悪くするじゃないか~」と言うと「だから、通勤で読めばいいんだよ~」などと、時間帯指定までしていただきました。まるで黒猫宅急便みたい。(笑)

でも、今度、図書館で探してみるね。

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数年前までラブラブちゅっちゅだった2人なのに、一緒にいるだけで良かった、安心できる一番の人になぜかイライラが募っていたりする。

「私はあなたのお母さんじゃないんだから!!!」
「もうっ!なんでそこにあるのに探せないのっ!!!」
「なぜにー!靴下がこんなところに~」

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でもねー。
正直言うと、変わらないのはオット君たちで、変わってしまったのはツマさんたちなんです。
それに、”ふにゅゅゅ”となったオット君を形成したのもきっとツマさん。

だって、結婚して、オット君に親切にしてあげるのが楽しかったでしょ?喜ぶ顔が見たくていろいろ頑張ったこともあったでしょ?

その積み重ねが今です。

子供が産まれて、できることが0な赤ちゃん。
自分と赤ちゃんで2倍じゃなくて、それ以上の手間隙がかかる。
さらにそこへオット君たちの「ご飯まだ?」とか言う心無い一言。
彼らは待つことは意外に得意です。(笑)

今までと同じようにしてきたのに、なぜかツマさんたちは怒ってます。

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akicocoはイライラしないの?って言われるのですが、だんなの人と会っている絶対時間が少ない。

平日は朝の1時間くらいしかないし。イライラするための時間がない。

でも私だって、たまにイラっとすることがあります。

私の場合、本当は休みの日は8時~9時くらいに起きてもらって、午前中のうちにさっさと掃除なんか終わらせて、眠たくなったら昼寝をすればいいのに・・・って思ってました。

でも毎日午前2時過ぎのだんなの人を見ているとそれはかわいそうかなぁ・・・って思い直したの。

それで目が覚めるまで起こさないんだけど、あるとき、たっぷり寝かせてあげようと思って、のんたんと午前中、図書館に行ったり、買い物に行ったりして帰ってきました。

その日は11時ごろ目が覚めて「よく寝たよ!久しぶりに目が覚めるまで寝た。ありがとう」って言ってくれたの。
私って褒められると嬉しくなって、もっと褒められたくなるのね。それで、何度かそれをやってあげていたら、ある日「ありがとう」って言わなくなったの。

「ありがとう」って言ってもらいたくて何度も「よく眠れた?」って聞いたんだけど、「あぁ」って言うだけ。
その時点で、あぁ~またやっちゃったな。って思いました。
親切にしすぎて腑抜けにしてしまった!
これを繰り返すと”ふにゅゅゅ”なオットに変わる。

だから感謝の気持ちを忘れてしまった時は、それ以上親切にしないことにしたの。

頑張って、思い通りにしているのに、それが当たり前だと思ってはいけない。面倒かもしれないけど、「それは感謝すること」なんだと思う。

 *

でも頑張ってるのに私の方が怒られていたりすることもあります。なぜだ?

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ま、そんなわけで、どの家も同じような状況だと思います。
でも、オット君たちは頼んだことはきちんとやってくれます。しかも丁寧な仕事。(丁寧じゃなくていいから数こなして!とか言わないように)
頼まないことはもちろんしてくれません。
男は契約社会なんですから。(あてずっぽう)

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最後に。

私の高校のときの家庭科の先生がいつも言っていました。
ケーキが2つあったら「ひとつはお父さんのために取っておこうね。もうひとつをお母さんと2人で分けて食べよう」って子供に言うんですって。

お父さんを敬うことこそ大切なこと。そして思いやりも生れる、と。

私はこのエピソードが大好きです。