人生黄昏時

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宮古 【7】

2017年01月15日 00時02分21秒 | 日記

  宮古上布 <2>

苧麻(ちょま・ブーとも言う)はイラクサ科の多年草

繊維を細かく裂いて髪の毛のように細い糸を手積して

 

染めた糸(絣糸)を経糸と緯糸に使い

これを図案にして十字に織模様を出し

織りながら,タテ糸、ヨコ糸を調整しながら織る

 

細い糸が切れないように細心の注意を払い

根気にいる作業で時間がかかる

 

熟練した職人でも

1日30センチ前後ぐらいしか織ることが出来ないと言う

 

細い苧麻の糸で織られた布は

薄く深い藍色に真っ白な十字絣が浮かぶ様は

人の手で造られた物とは思えない奇跡のような美しい布である

 

宮古上布は苧麻の栽培から

手紡ぎして、糸を作り、色染め、織り、仕上げまで全てを

宮古島内の物を使い

 

400年以上の間、継承され守り続けられて来た

宮古上布は伝統の上に成り立っている!!!

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1 コメント

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Unknown (ビオラ)
2017-01-15 13:50:46
苧麻と言う植物を使った織物なのですね~。

宮古島では、ブーは裂くと言う意味なのでしょうか。
苧麻を使い裂く作業を、「ブー裂き」と言うとか。

イラクサ科の植物と言うと、私の中では、ネトルを思い浮かべます。

とても繊細で、技術のいる職人技で作られるものなのですね~。
この先もずっと継承されて行くと良いですね~
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