人生黄昏時

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沖縄の仏教 【11】

2017年09月10日 00時02分23秒 | 日記

 鶴翁和尚 <3>

末吉宮の創建された、経緯が、袋中良定(1552~1639年)が

三年沖縄に滞在し記した、琉球神道記に末吉権現事として

鶴翁が熊野三所権現を勧請(分霊)したと記述されている

 

末吉神社が鎮座する末吉公園は都市の中にあって

広大(約8ヘクタール)で大部分は森林で蓋われ

自然が残っている、聖なるムイ(森)である

 

昔から御嶽・イベとして崇拝の聖域であった

ムイ(森)の中には、最高拝所「宇天軸」や

宇天火の神・国の主・黄金軸・宇天軸底神弥勒御水

沖縄御先七御水神などの多数の拝所が、点在している聖地である

 

宇天軸とは、天の国、死者が赴くあの世

軸は中心を意味し、この世と、あの世をつなぐ特別な場所としている

末吉神社と遍照寺(万寿寺)は聖地霊住に創建されている

末吉宮の主祭神は、熊野三所権現の神

伊弉再尊・速玉男尊・事解男尊である

 

末吉宮は、仏教・神道・祖先信仰・ニライカナイ信仰が

習合した神々を拝する、沖縄特有の信仰を形成している

 

末吉宮は、沖縄戦で焼失し、現在の宮は、

1972年に再建された、琉球八社の一つの神社である

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