新 ノ 城  Okinawa

おきなわを サラ・さらっと 視る

  

与那国島の祭&祀【2】

2018年05月25日 00時06分57秒 | 日記

  十六日祭

十六日祭とは旧暦の1月十六日に行われる

グソー(グソー=あの世)のお正月

仏のお正月、また、お正月祝いなどとも言う

 

各一族が墓前の前に全員で集まり

料理とお花、線香を供え

先祖を供養する、一年に一度の

大事な伝統行事の祭である

 

沖縄本島では、旧暦3月ごろに

シーミ祭(清明祭)として行っている

 

その日、学校は午前中で終了

大人も仕事を休み、飲食店、ほかの店なども休業

 

また遠方に住んでいる島出身者は

この祭に合わせて帰郷してくる

墓全体が大変な賑わいである

 

ウートート(手を合わせて祈る)と手を合わせ

御先祖にご挨拶して

ウサンデーサビラ(供え物を下げる)と

言って供えた御馳走を

御先祖と一緒に食べるのである

 

お墓全体の賑わいは、一年に一度の

十六日祭の時だけである

 

盆の墓参りも簡素で

彼岸の墓参りはない

コメント

与那国島の祭&祀【1】

2018年05月20日 00時02分06秒 | 日記

  与那国島は

八重山諸島の西端に位置する日本最南西端で

行政区分は、沖縄県八重山郡与那国町

 

沖縄本島から約520キロ

石垣島から127キロで

面積28,95k㎡、周囲約27,5キロ

人口1、706人、所帯数928(H29年12月31日現在)

 

祖納(そない)、久部良(くぶら)、比川(ひがわ)の

三つの集落から、与那国町となっている

 

晴れた日には台湾(111キロ)が見える

国境の島である

 

八重山諸島の中でも

独特の自然・文化・歴史を有している

祭事・芸能・工芸品・食などの伝統が継承され守られている

 

代表的、祭と祀の行事は

十六日祭・海神祭・豊年祭・旧盆祭・金比羅祭・節祭などがある

 

これらの祭りで、語り継がれ、歌い継がれ、踊りつがれている

 

コメント

ユタ 【3】

2018年05月15日 00時02分06秒 | 日記

  ユタは公的祭祀など行わないが

神に仕え、神と交信し

霊障や病気、冠婚葬祭、御願事などの問題を中心に助言を行い

また公徳心や道徳を説く事が多いが

教義、戒律などはない

 

ユタは毎日の生活の中で神と人々を結びつける存在であり

また沖縄の人々もユタを、病気、事故などの時にはユタに頼っている

 

また一方では人々の弱みに即けこんで、金儲けをする者が多い

現在でも多数存在していると言われる

 

ユタの存在は世間を惑わす者、迷信、後進的、国の障害と捉え

時の権力者から幾度も弾圧摘発を受けた

 

琉球国行政官の祭温によるユタ禁止令

明治時代、地域でのユタ禁止令

大正時代のユタ征伐運動

昭和初期の戦時体制化のユタ弾圧

これらの時代、ユタは違法的存在として

警察権力の拘束、抑留されるなどしている

 

これらの受難時代を経て現在もなおユタは存続して

ユタにまつわる事件は今も起こっている

 

精神的に弱っている時、問題を抱えている時には

ユタに問題を解決を求め、ユタコーヤ(ユタを買う)をする

コメント

ユタ 【2】

2018年05月10日 00時04分43秒 | 日記

  ユタになる運命は、生まれた時から決まっていると

信じている沖縄の人々は少なくないと

桜井徳太郎は述べている

 

彼が面接した、ユタも例外なく

ユタに成るのは宿命であったと答えている

 

その資質はグソ(あの世)の祖霊・神霊などと

交渉が出来ると信じている

 

サーダカ ンマリの素質は神に

選ばれた者のみに与えられるとユタは信じているが

ユタは最初から、選ばれていると思っていると

思っているのではなく、ユタ職を積み重ねるうち

次第に形成されていくのである

 

沖縄では幻覚症状を伴った無意識行動を取ることを

ターリィと言いその内容が神事

神々に関係がある場合にはカミダーリィと言う

 

しかし夢遊病者的行動に出るのは

神の導きによって生起すると見られるので

ターリィ全般を、カミダーリィと言う事が多い

 

このカミダーリは、精神病者である、フリムン(狂人)

フリトーン(者狂い)、フラグァ(頭がおかしい)とは

区別されている

コメント

ユタ 【1】

2018年05月05日 00時02分36秒 | 日記

  ユタとは、主に死霊(祖霊)などの憑依を受け

トランス(入神状態)に入り託宣を語る者を

「ユタ」と呼ばれた

 

ノロ(神女)は公的祭祀・神事を行うが

ユタは個人、家族、部落、地域や私的な

御願事や運勢・病気などの指針的信仰に関与している

 

ユタに成る者は必ず

カミダーリィと呼ばれる原因不明の病気が伴う体験をする

 

そのためカミダーリィと成った者は悩み苦しんだ末

ユタに判断を求め、ユタになる指針の指導を受け

ユタに成る事を決心する

 

ユタの語源はユンタク(おしゃべり)

または神がかりのとき、体がユタめく(揺れる)事から

名が付いたと言われている

 

ユタと言う職者の成立は

ノロなどの神人から分化したと言う説を

伊波普猷は唱えている

コメント

祭&祀 【11】

2018年05月01日 02時21分41秒 | 日記

  ノロは、家族や私的な幸福を祈願するのではなく

各地域、村落、国家の安泰、繁栄、豊穣などを祈願する

 

ノロは、祭祀、神事を執り行う時

神を自身に憑依させる依り代と成る事が存在の意義のため

 

他の宗教のように民衆を啓蒙する教義や戒律などは存在しない

 

また御嶽(拝所)にイビ石などに向かって

神体として崇拝しているが

いわゆる、憑依された依り代にたいする尊拝で

偶像崇拝ではない

 

ノロは処女性を問わないが、既婚か独身か年齢条件などは確認される

 

最高位のノロである聞得大君の二代までは生涯独身であった事や

ノロ、阿応理屋恵も生涯独身だったと云う記録もある

 

そのため以前は処女性が条件だったと、考える説もある

コメント