人生黄昏時

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浦添城 【5】

2020年01月10日 00時00分52秒 | 日記

 浦添城域を戦時中、日本軍は前田高地と呼び

米軍から、ハクソー・リッジのこぎりのような崖と呼称した

 

1945年4月26日侵攻して来た米軍は

この急峻な崖を、カーゴネット(縄梯子)を掛けて

150人ほど登った頂上でそれまで沈黙(作戦)していた

 

日本軍は機関銃などで激しい攻撃をした

堪らず隊は撤退し崖下に下った

 

自力で動けない負傷兵は取り残された

攻撃が続く中デズモンド・ト-マス・ドスは

 

丘の上に止まり負傷兵、一人一人をロープで吊るし

崖下に四時間に渡って繰り返し、

あと一人、もう一人助けたいと神に祈りながら続け

七十五人以上の兵を救出した

 

この銃撃戦で、ドスは足と左腕に銃弾を受け重傷を負い

グアム陸軍病院に移送

 

デズモンド・ドスは五年半入院する

入院中戦時中の悪夢を見続ける

 

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

フラッシュバックが起きる症状に苦しんだ

(後に克服する)

 

デズモンド・T・ドスはキリスト教の

一派アドベンチストの敬虔な信徒で

 

聖書の教えを忠実に守っていた聖書の教えの中にある、

「汝殺すなかれ」の教えを守るため

 

銃を携行せずに従軍する事を条件に志願し

衛生兵となった、フィリピン、レイテ、グアムでの戦争

 

そして1945年4月1日に沖縄に上陸し

4月26日に前田高地、ハクソー・リッジでの死闘が繰り広げられた

 

この戦争に衛生兵として従軍した

デズモンド・トーマス・ドスを主人公とした

 

実体験を描いたメル・ギブソン監督によって

2016年に、ハクソー・リッジ題名で映画化され

 

高い評価得た、ヒューマンドラマである

ドスは良心的兵役否定者として初めて

 

アメリカ軍最高位のメダル・オブ・オナーを受章する

 

浦添城は沖縄で起きた幾多の歴史的事件、戦い

沖縄の歴史を大きく動かした浦添グシクである

 

第二次世界大戦は最後の記録となった

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