朝鮮半島海域へ向かうと発表され、地域の緊張を高めた米国の航空母艦カールビンソン号艦隊が、実際にはインドネシアに到着したというニュースに、中国のマスコミとネチズンはあきれかえった。
中国の『観察者網』は米国のメディアを引用してこのニュースを伝え、「見たところアメリカ人の言葉は必ずしも真実ではないようだ。今回トランプは米国のメディアをはじめ人々をうまいこと騙した」と伝えた。
オンラインメディアの『新浪軍事』が「世界中がそろって騙されたか?」というタイトルでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の『微博』に上げた掲示物には、「帝国主義はすべて張り子の虎」、「元々戦うことはできなかった。
米帝の虚勢に過ぎなかった」などの皮肉たっぷりのコメントが並んだ。中国外交部の陸慷報道官は19日、定例ブリーフィングで関連質問に即答せずに「朝鮮半島の形勢は緊張水準が高い状況だ。
私たちは衝突を願わず、関連国の緊張を高める言動も願わない」として「事実上、最近は米国政府でも平和的手段で朝鮮半島問題を解決しなければならないというなど建設的態度を見せている」と話した。
中国官営の中央テレビ(CCTV)は、誤った情報を直ちに正さなかったのは「米国が弱く見えかねない」という時期上の問題を考慮したためだったというホワイトハウスの弁明を詳細に報道した。
一方、環球時報は19日付の社説で「韓国が朝鮮半島問題に関して取っている態度は、朝鮮(北朝鮮)とほとんど違いがない」として「ソウルには責任がある。自らを罪なき被害者と思ってはならない」と指摘した。
社説は「韓国の保守勢力は本当に朝鮮半島での戦争を望むのか」として「米中が互いに怨恨を抱くのを見たくて、米国がすべての航空母艦を送らないことを恨めしがっている」と批判した。
特に社説は、マイク・ペンス米副大統領の訪韓前日に米ホワイトハウスの関係者がTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備は韓国の新政府が決めることという反応を見せたことを挙げて、「韓国はすぐに慌てて米国を圧迫し『立場には変わりがないこと』を明確にさせた」と指摘した。
ハンギョレ新聞?からの引用記事
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