朝鮮半島と中国と世界の動き

最新の週刊誌及び月刊誌などの拾い読み 朝鮮半島での出来事及び中国の政治経済などテレビ新聞が
報道しない記事を拾う

保守もリベラルも歴代政権が貧富の格差を増幅

2017-04-21 05:58:13 | 政治


米国はどこでどう間違えてしまったのか。チョムスキー教授は指摘する。歴代政権は民主党も共和党とも平均的労働者の生活を守る政策を推進すると口先では言いながらも実践しなかった。

保守もリベラルも政権を取ると、既得権益のための政策に終始した。それはジョン・F・ケネディからバラク・オバマに至るまで歴代政権は皆同じだった

「米国の政治は米民主主義の理想をぶち壊し、超富裕層とその他の層との溝を急激に広げてしまった。その点では、民主党も共和党、保守派もネオ・リベラル派も同じだった」

そして2016年大統領選。米国民は今度こそ貧富の格差が是正されるのではないのかと淡い期待を抱いた。既得権保護のしがらみとは無関係な、全くの政治の門外漢トランプ氏が既成勢力に挑戦したからだ。そして勝った。

教授は一時期、トランプ大統領に淡い期待を寄せた。そのことが本書では示唆されている。「トランプ支持者の多くは、2008年にオバマに投票した有権者だった。労働者たちはオバマの主張する『希望と変革』を信じて投票した」

「オバマが口では希望や変化を実現すると言ったが、実現できず、支持者を幻滅させた。詐欺師に騙されたようなものだった。そしてトランプが登場した。一般大衆は今度はトランプに変革を期待し、票を投じた.

JBpressからの引用記事

米国はいま大惨事に向かって突進する暴走列車

2017-04-20 19:40:35 | 政治


「米黄金時代は50年代だった」米リベラル言論界の重鎮、ノーム・チョムスキーMIT(マサチューセッツ工科大学)名誉教授(88)の新著が出た。

同教授のインタビューを柱に制作されたドキュメンタリー映画の脚本を下敷きに書かれた172ページのムック本である。映画は4年がかりで作られ、2016年1月末に完成している。

つまりドナルド・トランプ第45代大統領就任1年前だ。チョムスキー教授は「1950年代こそ米社会の黄金時代だ」と見た。1950年代とは、民主党のハリー・トルーマン第33代大統領の政権の後半、共和党のドワイト・アイゼンハワー第34代大統領の政権の前半だ。

平均的労働者には正当な賃金が支払われていた。労働者たちは、ローンで家を買い、新車を買った。皆が家族と一緒に「アメリカン・ドリーム」を満喫できる時代だった。

米製造業が生産した製品を米国民が買う、そこには米企業・工場の海外へのアウトソーシングなどあり得なかった。労働者を守る労働組合は強固だった。労使関係はすこぶる良かった。

ところが、その後、米国経済は退化の一途を辿り、縮小均衡の時代に入る。高い失業率、企業倒産や銀行破綻、大学授業料の高騰が平均的労働者の生活を圧迫した。

その一方で貧富の差は年々広がって行った。人口比1%に満たない超富裕層が富の99%を独占している。

JBpressからの引用記事

韓国人、トランプ大統領に「裏切られた」

2017-04-20 17:52:02 | 政治


朝鮮半島に向かっていたとされる空母「カール・ビンソン」が、実際は反対方向にいたとの事実が知らされると、韓国国民は米国に「だまされた」と困惑しているとニューヨークタイムズ(NYT)が19日(現地時間)報じた。
 
NYTは、トランプ大統領がカール・ビンソンと関連し、韓国を「ばかにした」という記事が韓国メディアのトップを飾ったとし、北朝鮮が偽のミサイルを軍事パレードで展示するように、米国も「虚勢」を対北政策の一つの方法として使用しているのでは、との指摘が出ていると伝えた。
 
これと関連し、NYTは韓国人はトランプ大統領が「ウォールストリートジャーナル(WSJ)」とのインタビューで、「韓国が中国の一部だったそうだ」と述べたことを挙げ、この発言に激怒しているとも伝えている。
 
一方、韓国では去る15日の太陽節(故金日成首席の生誕祭)、北朝鮮がミサイルを発射すれば米国がこれを先制打撃するためカール・ビンソンが朝鮮半島に待機させるとして、緊張感を高めていた。

WoW!Korea?からの引用記事
 

カールビンソン号の“嘘”に 全世界が騙された

2017-04-20 15:17:20 | 政治


朝鮮半島海域へ向かうと発表され、地域の緊張を高めた米国の航空母艦カールビンソン号艦隊が、実際にはインドネシアに到着したというニュースに、中国のマスコミとネチズンはあきれかえった。
 
中国の『観察者網』は米国のメディアを引用してこのニュースを伝え、「見たところアメリカ人の言葉は必ずしも真実ではないようだ。今回トランプは米国のメディアをはじめ人々をうまいこと騙した」と伝えた。

オンラインメディアの『新浪軍事』が「世界中がそろって騙されたか?」というタイトルでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の『微博』に上げた掲示物には、「帝国主義はすべて張り子の虎」、「元々戦うことはできなかった。

米帝の虚勢に過ぎなかった」などの皮肉たっぷりのコメントが並んだ。中国外交部の陸慷報道官は19日、定例ブリーフィングで関連質問に即答せずに「朝鮮半島の形勢は緊張水準が高い状況だ。

私たちは衝突を願わず、関連国の緊張を高める言動も願わない」として「事実上、最近は米国政府でも平和的手段で朝鮮半島問題を解決しなければならないというなど建設的態度を見せている」と話した。

中国官営の中央テレビ(CCTV)は、誤った情報を直ちに正さなかったのは「米国が弱く見えかねない」という時期上の問題を考慮したためだったというホワイトハウスの弁明を詳細に報道した。

一方、環球時報は19日付の社説で「韓国が朝鮮半島問題に関して取っている態度は、朝鮮(北朝鮮)とほとんど違いがない」として「ソウルには責任がある。自らを罪なき被害者と思ってはならない」と指摘した。

社説は「韓国の保守勢力は本当に朝鮮半島での戦争を望むのか」として「米中が互いに怨恨を抱くのを見たくて、米国がすべての航空母艦を送らないことを恨めしがっている」と批判した。

特に社説は、マイク・ペンス米副大統領の訪韓前日に米ホワイトハウスの関係者がTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備は韓国の新政府が決めることという反応を見せたことを挙げて、「韓国はすぐに慌てて米国を圧迫し『立場には変わりがないこと』を明確にさせた」と指摘した。

ハンギョレ新聞?からの引用記事

中国エリートの模範、トランプ家のポジティブなエネルギーの源泉

2017-04-20 12:55:48 | 政治


イバンカを中国で崇拝するのは、美しく自立し成功したいと熱望するホワイトカラーの女性だけではない。

「Bling Dynasty」と称される中国でわずか1%の超富裕層や、「富二代」と呼ばれる裕福なエリート層の子どもたちも、自分たちのロールモデルとしてイバンカに憧れている。

トランプ家のゴシップを取り上げる中国メディアの過熱ぶりは、米中が対立する諸問題の扱いの小ささと比べると、常軌を逸している。

トランプの孫娘にあたるアラベラが中国語で歌を披露した動画は、中国の一般家庭で何度も再生されたが、肝心のトランプと習による会談内容については、いまだ詳細がはっきり伝わっていない。

なぜこうなったのか。まず中国は、対米関係の悪化から国民の目をそむけ、対米世論を和らげようとしたのではないか。その上で武道さながら、戦いの前に敵に敬意と感謝の意を示したのかもしれない。

トランプ政権もそれに応じ、友好的なジェスチャーを見せた格好だ。中国でトランプへの共感が広がる背景には、2国間の相互理解と共通点を見出すために地ならしをしたい中国側の明確な願望がある。

米中関係を改善する道のりは前途多難だが、今のところ両国とも落ち着いた雰囲気で交渉をスタートさせる構えのようだ。下馬評とは違い、トランプは中国流の戦術にかなり巧みに応戦しているようだ。

大統領選中、中国で長年ビジネスを行った経験を自信満々に宣伝していたのも納得できる。

ニューズウィークからの引用記事
 

オバマ氏のレジェンドを潰した

2017-04-20 12:04:27 | 政治


1期目のアメリカ大統領にとって最大の目標は再選を果たすことだ。その難関の扉を開くにはどうするべきか。「扉をたたけ、さらば開かれん」と新約聖書のマタイ伝にある。

その言葉をウォール街で何度も聞いた。その難関の扉を開くには、2つの条件を満たさなければならないという教えがウォール街にある。

1つは、ギブ・アンド・テイクなど交渉相手とのやり取りを通じて、現実に仕事の実績を上げること。もう1つは、近い将来、自らの目標を実現できるように仕事をしっかり遂行すること。

つまり、現在の実績と将来の実績、その2つの実績を上げることである。オバマ前大統領はその2つの実績を上げて、再選という難関の扉を開いた。

オバマ氏を「最大のライバル」と意識しているトランプ大統領にとって、自分以上にオーラがあり、人気の高いライバルに張り合うには、まず相手の実績をたたき潰すこと、そしてそれこそ、トランプ大統領の実績なのだ。

ゴーサッチ最高裁判事の決定は、その第1の実績に当たる。オバマ氏が最高裁判事になるチャンスを封じたからだ。ゴーサッチ氏は連邦控訴審判事を務め上げた49歳、オバマ氏は55歳。

最高裁判事は終身制であり、判事仲間で結束力が強く、年功序列を重んじる。ゴーサッチ氏のあとにオバマ氏が選任されることは、もはや考えられない。
その結果、オバマ氏の将来のレジェンドはついえることになった。

オバマケアが潰れるよりも、そのインパクトのほうが大きい。トランプ大統領にとって大きな得点であり、大勝利だ。

将来の実績に向けて、もう1つ手を打った。シリア攻撃と北朝鮮に対する強硬姿勢だ。「偉大なアメリカ」再興という目標に向けて、「戦果」を上げることができるかどうかも焦点だ。

東洋経済新聞社からの引用記事

トランプの別荘で中国の歌を披露するアラベラと大感激の習近平夫妻

2017-04-20 11:03:01 | 政治


イバンカは、従来の大統領一家による外交儀礼を超えた領域で影響力を発揮している。「いつもはトランプに批判的な中国のコメンテーターでさえ、イバンカの話題になると敬意を払う。

少なくとも表立った批判は控えている」と、米ニューヨーカー誌は指摘する。中国の一部ネチズンは、イバンカは独力で成功した女性の鑑であり、富裕な名家の子孫として一目を置く。

中国「イバンカ熱」の源泉 なぜイバンカが好きなのか。それはトランプ政権下の米中関係にどんな意味をもつのか。3人の識者に聞いた。

イバンカは、中国のエリート層特有と思われてきたクレプトクラシー(権力者が国の富を独占すること)と縁故主義が、アメリカのエリート層にも同じようにはびこっていることを体現している。

中国のいわゆる「伝統ある縁故主義」も「アメリカ版の縁故資本主義」も、もはや見分けがつかない。米政界は、今までクレプトクラシーと見られないように取り繕ってきた。だがそれもおしまいだ。

イバンカは身をもって、アメリカがひた隠しにしてきた実情を世界に暴露した。

スカーレット・ヨハンソンが明かしたイバンカ・トランプの正体──SNL
自分の努力でなく立派な家柄出身というだけでトップに上り詰める人間に対して、嫉妬と尊敬の入り混じった気持ちを抱く文化は中国にもある。

現代中国史において、家柄や社会階層をめぐって凄まじい政治闘争が繰り広げられてきたのは、単に毛沢東主義が暴走したためだけでなく、生い立ちがどれほど社会的な成功を左右するかを察して、持たざる人々が戦った証だ。

アメリカも、政界や社会に蔓延する中国並みに汚い出来レースを前に、人々は絶えず壁にぶつかってきた。

ューズウィークからの引用記事
 

米副大統領、韓国有力大統領候補の面談要請を断った

2017-04-20 09:41:16 | 政治


訪韓したペンス米副大統領が、次期大統領として有力視される共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補の面談要請を断ったと、米ワシントンポスト(WP)が17日(現地時間)報じた

同紙のコラムニストのロギン氏はこの日、ホワイトハウスの外交政策顧問の言葉を引用し、「ペンス副大統領が特定候補を支持するように映ることを懸念し、両候補の面談要請を断った」とし「ペンス副大統領は誰が次期大統領になろうと協力することができるという見解も明らかにした」と伝えた。

続いて「朴槿恵(パク・クネ)前大統領の次の有力大統領候補は、左派性向の文在寅(ムン・ジェイン)候補と、より中道性向の安哲秀(アン・チョルス)候補」と分析し、「韓国の次期政権が米国の対北朝鮮政策に反対する場合、どのように対処するかを速かに決めなければ、トランプ政権の対北朝鮮政策は始まる前に終わる可能性がある」と主張した。

高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に関しても「韓国政権の決定によっては数週または数カ月遅れることもある」とし「実際、THAAD配備決定は韓国の次期大統領がするのが正しい」と明らかにした。

文候補については「トランプ大統領の対北朝鮮制裁とは合わない開城(ケソン)工業団地再開方針を明らかにしている。これは北朝鮮政権に資金を流通させることであり(米国と国際社会の)対北朝鮮制裁の弱化を招く」という評価も付け加えた。

「制裁よりは対話を強調し、米国よりは中国の戦略と合う」ということだ。安候補については「THAAD配備を支持するが、中国が対北朝鮮問題で協力する場合、これを交渉することもできるという立場を明らかにした」と表現した

これに対し文候補側はこの日、公式立場を出し、「ワシントンポストの報道内容のうち、文候補がペンス米副大統領に面談を要請したという内容は事実でない」と明らかにした。

安候補側の孫今柱(ソン・クムジュ)報道官も「我々の陣営がペンス副大統領との面談を要請したことはない」と否認した。

中央日報からの引用記事

ヒラリー氏勝利ならオバマ氏が最高裁判事に

2017-04-20 08:58:11 | 政治


9人制の最高裁判事は、1年以上にわたって保守派4人、リベラル派4人で、1人空席のままだった。

その空席を埋めるために、オバマ前大統領がリベラル派のメリック・ガーランド氏を指名したのは昨年3月。ところが、共和党は新判事を任命するのは新大統領であるべきとして上院での審議を拒否してきた。

オバマ氏は最高裁の権威を損なう共和党の妨害行為にうんざりし、「共和党はアメリカ民主主義の中核をなす機関の1つをむしばんでいる」と怒りをぶちまけていた。

リベラル派はもちろんのこと、多くの国民がその怒りに共感した。
実は、そのオバマ氏は、ヒラリー・クリントン民主党大統領候補が当選した暁には、最高裁判事に指名されるであろうという話が民主党関係者の間でひそかに語られていた。

そのうわさは共和党系支持者が圧倒的に多いウォール街にも伝わっていた。それは長年にわたる連邦最高裁の保守化を覆し、長期的に民主党寄りの連邦最高裁の実現という、民主党にとって究極のアメリカンドリームとさえいえた。

東洋経済新聞社からの引用記事
 

中国はなぜイバンカ・トランプに夢中なのか

2017-04-20 07:01:42 | 政治




米中対立が表面化すると思われた先の米中首脳会談は意外にも、トランプと習近平の笑顔と社交辞令に終始した。

その一因は、トランプの長女イバンカと孫娘アラベラという優れた外交使節が中国を骨抜きにしているせい?

北朝鮮問題や南シナ海の領有権問題をめぐり米中関係が緊張するなか、一般の中国人はもちろん中国の政治指導者をも魅了する意外な外交使節が表れた。

ドナルド・トランプ米大統領の長女、イバンカ・トランプだ。つい先日正式に政権入りしたイバンカは2月上旬、在米中国大使館で春節式典に出席した際、5歳の娘アラベラに中国語で新年の歌を披露させた。

その動画が世界中を駆け巡ったのは記憶に新しい。4月上旬にフロリダのトランプの別荘「マール・ア・ラーゴ」で米中首脳会談が行われたときも、イバンカは中国の習近平国家主席夫妻の前でアラベラに中国語の民謡を歌わせた。

ニューズウィークからの引用記事