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なぜ金正恩は危険を顧みずパレードに姿を現したのか

2017-04-16 21:18:35 | 政治


史上最大級の緊張を見せる朝鮮半島情勢。15日には故・金日成総書記の生誕を祝う行事が行われ、金正恩委員長も姿を現した。

その一挙手一投足に世界の注目が集まる中、「孤独な独裁者」はどんな一手を打つのか。側近たちはどう動くのか――。『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』の著者、牧野愛博・朝日新聞ソウル支局長が分析する。

米軍がシリアを攻撃してから5日後の4月11日、北朝鮮の金正恩委員長は濃紺の人民服に身を包み、平壌で開かれた最高人民会議に現れた。

さらに2日後の13日、今度は正恩氏自慢の再開発区域である平壌・黎明通りの竣工式に妹の与正氏らと共に姿を見せた。すぐそばには平壌に入っていた外国メディアも多数いた。

この頃、すでに米原子力空母カールビンソンが予定を変更して、朝鮮半島近海に向けて航行しているという報道が洪水のように流れていた。そして迎えた15日、正恩氏は背広姿で群衆の前に姿を現し、祖父・金日成国家主席生誕105周年を記念する軍事パレードを閲兵した。

リアルタイムで自らの姿をさらした正恩氏は、2003年に父、金正日総書記が見せた行動とはずいぶん異なっている。米国がイラクに戦争を仕掛けた03年春、金総書記の動静は数十日間にわたって途絶えた。

関係国は当時、金総書記が「米国が平壌も攻撃するかもしれない」と思ったからだと考えた。

現代ビジネス からの引用記事


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