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Forever & Always

主にTaylor Swiftの曲を和訳しています

If You're Anything like me

2017年12月17日 | Taylor Swift

Reputation Deluxe edition vol2の巻末ポエムの和訳です。

taylor自身のことを書き連ねていっているのですが、
どこか遠くから…客観的に描いてあります。

ちょっと直訳ではわかりにくい所が多かったので
私の個人的な解釈でいくらか書き足してあります。


【解説】
(※)まつ毛へのお祈り
詳しくどこから発祥したか、などは不明ですが
自然に抜けたまつ毛を発見した時、
お願いごとをしながらそのまつ毛を吹き飛ばすと願いが叶うと言われています。


それでは、以下和訳です。





あなたが私のような人なら


あなたが私のような人なら
不安な時に爪を噛み笑ってしまう
世界中の人々に求められるから
無茶な約束をしてしまう
欲しがられたものを与えることが好き…
でもね それはやめた方がいい


あなたが私のような人なら
災いを避けるまじないをかけながら計画を立てる
指を十字に組んで祈り
息を殺し
ラッキーナンバーとまつ毛へお祈りする(※)
難破船の唯一の生存者だと
あなたは迷信を信じているの
繊細さから来る強がりよ
安らかにお眠りなさい…
今の生活が順調すぎるのなら
それはとっても怖いことよ


あなたが私のような人なら
心の奥にある秘密の庭や
過去の日記がしまってあるような
引き出しの扉を叩こうとはしない
忘れ去った過去の自分を
自分で見つめ直したくないと思うでしょう
恐ろしいことに
彼女は昔の方がもっといい子だった…
でもね 今が見つめ直す時よ


あなたが私のような人なら
頭の中に裁判所があって
二度と口に出してはいけない名前や
無慈悲な規則を自分で創り上げる
新しい敵はみんな鋼鉄に変えられ
心の中にある黄金の小さな独房で
あなたを監禁するための閂になる…
でもね 本当の自分にそこで出会ったの


あなたが私のような人なら
自分の太ももを愛するために
自分への誇りを嫌う人に成長してしまう
25歳なのに
過去の寂しい昼食のテーブルの
空席を埋めてくれるような友達はいない
あの人たちは最終的に嫌味を言ってきた…
でもね 挑戦し続けなきゃいけないわ


あなたが私のような人なら
彼らがあなたの光り輝くペンキを剥すまで
愛の本質を知ることができなかった
勝利の旗を投げ捨ててやっと
見つけることができた
どんな自分でも受け入れたいと思う人を…
きっとね あの恐ろしい日々を作った人に
後で感謝する日が来るわ


あなたが私のような人なら
それは残念に思う


でもね きっと大丈夫





Why She Disappeared

2017年12月13日 | Taylor Swift

Reputation Deluxe Edition vol.1 の最後のページに収録されている、taylorのポエムです。

taylorだって一人の人間です。
本音を絞り出して書いたんでしょう。
痛々しくて、最初に読んだ時の衝撃がすごかった。


以下、和訳です。




彼女はなぜ姿を消したのか


彼女の心がばらばらになった時
チョークが歩道で子供に砕かれるように
一度は飾り付けた道の上で骨が砕けた
彼女が雷に打たれた時
服はばらばらになり
都合のいいだけの友人も一緒に
風に吹かれて飛んでいった

彼女が周りを見渡した時
世間の言葉のインクで肌が汚れていた
眠っている時も頭の中で声が響く
「お前の言うことは全部嘘だ」
「何をしても中途半端だ」
「お前は偽善者だ」
「痛みも利益になるように仕組んだ」

彼女が地面に寝転んだ時
夢を見た
時間を巻き戻してやり直した
愛はそれぞれ本物で
アイデアを得るためのものではなかった

やっと彼女が起き上がった時
ゆっくりと起き上がった
行きつけの場所を避け
光り輝く銅貨へと変身した
電話の呼び出し音
約束
魅力的な人
男らしい人
早く付き合いたがる人
すべてに注意して

彼女が立った時
孤独だと理解しながら立ち上がった
暗闇の中 水をかき分けて進んだ
広い海は首まで深く
傷ついた彼女を洗ってくれた
全ての欠点に感謝の言葉を述べた
必要とされていることを彼女は知らなかった
彼女の横に立つ肩幅の広い人は
本物の愛であり
何かのアイデアにされるためのものではない

彼女が家へと戻った時
新しい言葉が響いて聞こえた
「お前の心がまだ壊れやすいままなら
 同じような過ちは二度と起こすな」
そしてもっと大きな声が聞こえた
「あなたの過去
 ―衝撃的で最悪で
   激烈で強烈な出来事
 がなければ、
 あなたは"ここ"にたどり着けなかった」
 
そして彼女は自分の評判を葬ることで
心の底から生きていると感じられた 






Reputation -Here's something I've learned about people-

2017年12月12日 | Taylor Swift
人間について学んだこと

誰かのことをわかっていると思っても、本当はその人が見せようと思って作り出した姿を見ているだけだということ。
友達のことはある側面からはわかっているけれど、その友達の恋人がどう思っているかはわからない。
恋人がその人の友達と同じ目線でその人を知ることができないのと一緒。
母親の知る子供の姿は、ルームメイトが知る姿とは違うし、同僚が知る姿ともまた違う。
密かに憧れている人にとっては、光り輝く色を放ち、素晴らしい光景に見え、この世の者ではないように感じ、価値のつけられない存在と思え、まるでその人は複雑で繊細な夕陽に見える。
それなのに、通りすがりの他人にとっては人混みの中の同じような顔をした印象のない人になる。
人の噂を聞けば、それが本当だと信じてしまうかもしれない。
いつかその人に会えば、根拠のない噂を信じたことを馬鹿だったと思うかもしれない。


現代はインターネット上に記録した写真で人生の全ての物語を振り返ることができる初めての世代であり、
同時にその記録によって良くない影響を私たちはいずれ被ることになるでしょう。
私たちはネットに写真を投稿する上で自分を良く見せるために編集することで、
結局のところ第三者から思われたい自分を自分で作り出しているのです。
だけど目が覚めて鏡を見れば、顔にはシワや傷跡や気に入らない所や嫌な所が目につきます。
そんな朝の顔を見ても、未来を感じ、パートナーでありたいと思い、そして永遠を感じてくれるような誰かにいつか出会うことを誰もが願っています。
物語の全ての側面を知った上で、そして自分という万華鏡を様々な角度から見てくれた上で自分を選んでくれる、そんな誰かに。


そもそも問題なのは、私たちは人生における全ての人や物を単純化、一般化したがるにも関わらず、
人間は本来単純化することは不可能なものだということ。
単なる善人でもないし、単なる悪人でもない。
私たちは最悪な部分と最高な部分、誰にも言えない秘密と夜のパーティーで話すお気に入りの話が入り混じったようなモザイクでできていて、照明が当てられ盛れたプロフィール写真と運転免許証の顔色の悪い写真の間に存在しているのです。
自己中心的さと気前の良さ、義理と自衛本能、理性と衝動性が混じっているのが私たち。
私は15歳の頃から世間の目にさらされています。
その美しく、素敵な面は音楽を作り出すことで幸運にも生計を立てられていること、
そして溢れるほどの愛情をくれる人やエネルギーに満ちている人にたくさん出会えること。
その反面で、私の過ちは私を批判するために使われ、私の失恋は他人に面白がられるために取り上げられ、私の作詞作曲は「情報を公開しすぎだ」と一蹴され簡単に扱われてしまう。


このアルバムが公開されれば、ゴシップ関係のブログはそれぞれの曲をどの男性に宛てたのか、歌詞をくまなく調べ上げるでしょう。
曲のインスピレーションが親子鑑定のように簡単で単純なものだと言わんばかりに。
たくさんの写真が事実ではない出来事を裏付けるために作られるはずです。
今は2017年で、写真がなければ事実ではないと言われる時代だから。
そうでしょう?


後ろのほうにいる人たちのために、もう一度大きな声で言うわ…

誰かのことをわかっていると思っても、本当はその人が見せようと思って作り出した姿を見ているだけ。

説明は以上です。
あとはReputation(評判)が世に出るだけ。