浅草寺のほうずき市からほうずきが届いたので、早速飾りました。毎年、夏のわが家の玄関を飾ってくれているほうずきです。
浅草寺は観音様、縁日は18日なのですが、これとは別に月に一度の功徳日があって、7月10日の功徳日は千日分のご利益なんですって。それが、江戸時代の中頃にインフレしちゃって、「四万六千日」のご利益になっちゃったんです。1日で126年分、すごいですね…
この「四万六千日」の縁日に開かれるのがほうずき市なんです。ほうずきは薬草です。根は漢方の生薬です。「鬼灯」って字を当てるのも面白いですね。縁日の植物に選ばれたのは、こんなことと関係あるのかもしれません。
ガラスの風鈴は金魚の絵柄、可愛い音を絶え間なく流し続けてくれます。
ほうずきを飾っていたら、わきの萩にキチョウがとまりました。カップリングしています。卵を生みに来たんです。キチョウの幼虫は、萩の葉っぱを食べるんですよ。
お昼に中央通の八幡屋のおかみさんに七夕飾りの写真を届けに行きました。
ついでに、青井食堂でビール飲んでたら、娘さんがさばいていたレタスからきれいな青虫が顔を出しました。
生き物の世界、青虫も四万六千日の功徳を求めて祈るのかな…
<何ノンビリしたこと言ってんだい、はやく七夕まつりが終わんないとこっちゃ飢え死にしちゃうっていうのに…>、千代田町の路地に暮らす猫は、やけに現実的です。
上毛電鉄の前橋中央駅わきの広瀬川、フェンスに絡んだ朝顔がきれいな花をつけていました。入谷の朝顔市はほうずき市よりちょっと前、もう終わっているはずです。
今日の昼食に用意したオープンサンドです。露天商の皆さんの作る食べ物を見ていたら、きれいな食べ物を作りたくなりました。
一浴一杯さんのいう「ジャンクな食べ物」にヒゲクマも昔はあこがれていたのですが、今はダメですね…
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、明日7月17日(土)に掲載予定です。もう原稿は朝日新聞に送りました
ほうずきは江戸時代には堕胎剤として使われたそうです。毒性の強い生薬、解熱功果があると聞いています。お使いになるときには漢方の専門家にご相談ください。流産したりすると大変です。