<ヒゲクマが朝日新聞群馬版に書いてきました「ヒゲおじさん厨房に入る」は今回で掲載98回となりました。あと2回で100回、記念すべき100回目に向けてカウントダウンが始まりました…、ちょっとオーバーかな…>
今回のテーマは冷や汁です。ヒゲおじさんが子どものころ食べた冷や汁を再現します。
実は、2008年7月5日に「群馬の冷や汁」というのを書いています。この時は、香川生まれのSさん相手に、讃岐風、旧子持村の生方家で食べたしょうゆ味の汁、そして荒砥の農家のおばちゃんに教った味噌味の冷や汁の食べ比べをしたお話しでした。
今回のおはなしは、岩手県の山奥で暮らしていた中学の同級生に、昔覚えた冷や汁の作り方で、「冷や汁の素」を作って届けたときのお話です。前のと作り方がちょっと違います。
私の母は宇都宮生まれ、冷や汁は作りませんでした。初めて食べたのは、近所でご馳走になったときです。
うどんの汁にしても、写真のように飯にかけても、とってもおいしいものですが、母はなぜか嫌っていました。
まずは、とっても便利な冷や汁の素を作りましょう。
材料は、すりゴマ150g、煮干し粉25g、味噌250g、砂糖40g、煮切り酒200mlです。これで、大さじ約60杯の冷や汁の素ができます。汁にすると、20人前ほどです。
材料全部をフードプロセッサーに入れて、5~6分撹拌し、なめらかなペースト状になれば出来上がり。硬めの時は、水を少し加えて…
フードプロセッサーがない方は、すり鉢を使ってすり混ぜてください。それもない方は、ボールに入れてへらでよく混ぜる、でも、これだと少し口当たりが悪くなります。
保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう、2週間は十分に大丈夫です。。これさえ作っておけば、あとは野菜と氷水だけで冷や汁は簡単にできます
この冷や汁の素は、冷や汁にするだけでなく、少量の水でのばすとゴマ味噌として焼きナスや蒸し鶏などに使えますし、野菜のゴマ和えにも使えます。食酢でのばせばゴマ酢味噌になります。オイルと食酢を加えるとごま風味の味噌ドレッシングです。とても便利な調味料です。
今度は冷や汁のもとを使って、2人前の冷や汁をつくります。
野菜はいろいろ使えますが、基本形は、キュウリ、ナス、青ジソ、ミョウガ、それに薬味におろしショウガです。でもね、オクラ、新ショウガ、トマト、塩もみしたカブ、ネギ、焼いたシシトウ、いろんなのが使えます、お試しを。
キュウリとナスは薄切りにして軽く塩をし、水分をしぼります。青ジソは千切り、ミョウガは薄い輪切り
作っておいた冷や汁の素大さじ3杯を300mlの水でよく溶きます。そこへ、角氷6個入れて…
野菜もみんな入れて、冷蔵庫で30分ほどおいてください。野菜と汁がなじみます。それから味見、濃ければ水足して、薄ければ素足して、調整してください。
冷や汁うどんです。もちろんご飯にかけても、そのまま冷たい汁ものとしていただいても、至福の味わいです。
使用したすりゴマ100gには1172㎎、煮干し粉100gには718㎎のカルシウムが含まれていると表示されていました。計算すると大さじ1杯の冷や汁の素には32.4㎎のカルシウムが含まれています。大さじ3杯で約100㎎です。牛乳に近いカルシウム含有量です。もっと増やしたければ、ゴマの量を増やしてください。
ふるさとの味は、立派な健康食です。
山形県では麺つゆに缶詰の鯖の水煮を入れます。ヒゲクマは、いなばの「とりささみフレーク」と「ライトツナノンオイル」入れてみました。どちらもいいですね。実はこの二つ、目下キキのお気に入りのご飯なんです… 蛇足かな…
今朝はこの記事の前に通常の記事「七夕まつりはちょっとだけ…」をアップしてます。そちらもみてくださいな…
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