学生の頃って親の影響が色濃く出るから
どんな環境で育ったのかわかるものです。
社会人になってからは
人格が形成されてわかりにくくなってしまう。
小学生のころ
親に買ってもらったジャンパーを着て学校へ行ったら
友達も着てたなんてことは意外とあります。
あれは恥ずかしかったな~。
それと自宅に友達を呼べるところは
温かい家庭なんだろうね。
僕も一度だけ自宅に招いて麻雀したことがあるけど
継母が「うるさい!」と怒鳴って卓ごとひっくり返された。
まるで“巨人の星”状態。
完全にビビる友人・・・
やっぱうちには呼べないな、と思ったものです。
少し年上のとても気骨のあるお客さんがいて
家が大変貧しかったそうだ。
穴の開いた靴下を隠していつまでも履いてたと
懐かしそうに話してくれた。
実は僕も全く同じで
学生時代ずっと穴の開いた靴下をいつも履いていた。
見つからないように隠して・・・
うちは貧乏じゃなかったけれど
温かい環境じゃなかったから。
結局このお客さんは暴走族に入り、総長になって
その後立派な社長になった。
貧乏だった経験、脱線した経験。
全てにおいて回り道だと思われるこれらが
実は人生で役に立っている。
そんな気がするのだけれど。
靴下の話をこの歳でするとはなぁ。
どちらかといえば封印したくなる思い出だけど
なんか親近感を持てた気がしました。