19歳のとき、フィリピンへ一人旅した。
今からもう18年も昔の話。
飛行機の往復チケットと僅かな現金しか持たない
無計画な旅だった。
当時フィリピンへ旅行で行く人はほとんどおらず
政治情勢もあまり良くなかったと記憶している。
15歳でタイへ行った時は観光地中心の旅。
フィリピン旅行はまったく異なり、現地の人しかいない
片田舎に足を向けた。
バスで行けるところまで行って
その先はサイドカー(タクシー)の荷台にまたがって進んでいく。
値段も交渉次第でタダ同然だったと思う。
旅の途中で“バロット”という卵に挑戦してみた。
ベトナムではホビロンという名前で知られているが
見かけは普通の卵そのもの。
殻を少し破ってそこにストローを差し込み
汁を飲み干す。
飲んだ後に殻を割ると
中には孵化しそうなアヒルの子が原型で登場する。
くちばしや羽根などがリアルに生えてて
超グロテスクだった。
これを現地の人は美味しそうに頬張る。
これが文化の違いってやつか。
その国のことを知りたければ
田舎に行くほうが体験しやすいと思う。
このフィリピン旅行は僕の仕事や
生活環境に対する考え方を大きく変えるとともに
日本の豊かさをあらためて感じさせるものとなった。
やはり日本は凄い。
37歳になった今、一人で海外へ行く
度胸が無くなってしまった。
自分にスイッチを入れる方法が現在見つからないなぁ~。
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