新・交差点のらくがき

AIOLOSSの管理人 ちぇきの“らくがき”程度の日記です。

アルは成長したのか?

2004年12月11日 | マンガ・アニメ
一年戦争時、中立コロニー・サイド6に住む子供たちは戦争をゲームか映画くらいにしか感じていない。もちろんアルもそんな子供の一人。ある日この最も平和なコロニーにジオンが攻めて来る。アルはジオンの秘密任務を知り、ジオンに入りたいと言い出す。サイクロプス隊隊長は機密が漏れる事を恐れ、監視の為に新米兵士バーニィを傍に置き入隊(?)を許可した。そうとは知らずに喜ぶアル。ところがバーニィとアルは共に行動しているうちに妙な友情・信頼が生まれた。
しかしガンダム強奪作戦に失敗し隊はバーニィを残して全員死亡。バーニィもジオンの総攻撃を前に逃げると言い出す。アルはそんなバーニィに対しての落胆、ジオンの総攻撃で家族・友達死んでしまうのではと言う悲しみ、そしてそれを誰にも言えない虚しさから、無理に明るく振舞う・・・。

戦争やテロを他国の物と傍観して平和ボケした日本、他人の痛みを理解できない子供達がサイド6の住人達とダブります。しかしアルは仲間の死に直面して気付きます。「悲しい事は目の前で起きている」と。戦争をしろとか生死を間近にしないと分からないとか言っているのではなく、人間はきっと些細な事からでも様々な事を感じる事ができるはずなのです。しかし今は何かに感動したり熱くなったりする事は恥ずかしいと言う風潮がありますが、いろいろな事に興味を持ち、いろいろな事を感じて人は成長していかないといけないのではないでしょうか。

・・・ポケットの中の戦争は、ちょっと悲しいけど心に残る作品です。


注:まだ最終回は見ていません。

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