アイヌ民族関連報道クリップ

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ノッカマップ・イチャルパ 同胞たちの霊慰める/根室 (釧路新聞)

2007-09-18 00:00:00 | アイヌ民族関連
2007年09月18日 ノッカマップ・イチャルパ 同胞たちの霊慰める/根室

  過酷な労働と搾取に反発し、国後島などのアイヌ民族が蜂起した1789年の「クナシリ・メナシアイヌの戦い」(別名・寛政のアイヌ蜂起)で犠牲となったアイヌ民族同胞たちの霊を弔う第34回「ノッカマップ・イチャルパ」(供養祭)が15、16日に根室半島(牧の内)のノッカマップで執り行われた。 蜂起では、若手アイヌ130人が加わり、和人71人を殺害。これに対し、松前藩は鉄砲組も含む討伐隊総勢260人を派遣し、アイヌ首謀者37人を処刑した。 イチャルパは、北海道ウタリ協会根室支部と実行委員会が主催。関係者のほか、昨年に続いて今年もアイヌの歴史を研究している札幌大学の川上淳准教授と同大学文科学部の学生24人が学習に訪れ、来賓ら90人が参列した。 供養祭は、長老の秋辺今吉氏を祭司に、最初は屋内で囲炉裏を前にしたイチャルパが行われた。引き続き、故郷の北方四島を望む高台に設けられた祭壇でイナウを飾り、伝統の古式にのっとったカムイノミとイチャルパが捧げられ、アイヌ民族の平和な社会を願って犠牲となった民族の祖先を手厚く供養した。また、供養祭に続いて、川上氏が「ノッカマップの歴史」を振り返って講演した。



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