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台湾:タイヤル族の入れ墨文化後世に――私設博物館
2007/10/10(水) 18:41:46更新
写真:小 / 写真特集
台湾には中国人(漢人)が移り住むはるか以前から、さまざまな民族の人々が生活していた。それら先住民族1つ、タイヤル族の一員である田貴実氏は、伝統的な顔面の入れ墨の風習が忘れられようとしていることに危機感を覚え自宅を利用して「泰雅人文面博物館(タイヤル顔面入れ墨博物館)」を開設した。
タイヤル族の顔面入れ墨は、成人になった証(あかし)だったが、19世紀末に統治に着手した日本は「野蛮な風習」として禁止。その後、入れ墨の習慣は廃(すた)れ、現在、タイヤル族で顔面に入れ墨を残す老人は10人足らずになったという。
なお、台湾原住民を一括して、戦前の日本は「高砂族」、現在の中国大陸では「高山族」と呼ぶが、実際にはサイシャット族、タイヤル族、タロコ族など10以上の民族からなる。
写真は、博物館内で収集した写真を背に作業に励む田氏。(CNSPHOTO)
2007/10/10(水) 18:41:46更新
写真:小 / 写真特集
台湾には中国人(漢人)が移り住むはるか以前から、さまざまな民族の人々が生活していた。それら先住民族1つ、タイヤル族の一員である田貴実氏は、伝統的な顔面の入れ墨の風習が忘れられようとしていることに危機感を覚え自宅を利用して「泰雅人文面博物館(タイヤル顔面入れ墨博物館)」を開設した。
タイヤル族の顔面入れ墨は、成人になった証(あかし)だったが、19世紀末に統治に着手した日本は「野蛮な風習」として禁止。その後、入れ墨の習慣は廃(すた)れ、現在、タイヤル族で顔面に入れ墨を残す老人は10人足らずになったという。
なお、台湾原住民を一括して、戦前の日本は「高砂族」、現在の中国大陸では「高山族」と呼ぶが、実際にはサイシャット族、タイヤル族、タロコ族など10以上の民族からなる。
写真は、博物館内で収集した写真を背に作業に励む田氏。(CNSPHOTO)
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