アイヌ民族関連報道クリップ

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2011年8月9日の世界の先住民の国際デーに際してのアシュトンEU上級代表の声明(欧州連合理事会)

2011-08-09 00:00:00 | 先住民族関連
2011年8月9日の世界の先住民の国際デーに際してのアシュトンEU上級代表の声明
EU News 260/2011

2011/08/09
欧州連合理事会
ブリュッセル
13438/11
PRESSE 272


<日本語仮訳>
世界の先住民の国際デーにあたる本日、欧州連合(EU)とその加盟国は、EU域内外の先住民族の人々に対する関与を再確認する。

EUの全加盟27カ国は、先住民族、そして、人権の推進に関わるすべての人にとって重要な節目となった2007年の先住民族の権利に関する国連宣言を支持している。我々は、国連の行事および会合への先住民族の参加を支援すべく、国連人権高等弁務官事務所と共に取り組んでおり、また、独立国における先住民族・部族に関する国際労働機構(ILO)条約(169条約)に基づいた活動を含むILOの先住民支援活動を支持している。EUとその加盟国は、また、国連先住民族パートナーシップ(UNIPP)の構築を歓迎する。これは、複数の国連機関が集まり、先住民族の権利に関する国連宣言に定められているところに基づき、国連の制度や活動において先住民族の権利の主流化に寄与する、他に類を見ない革新的な取り組みである。我々は、すべての利害関係者に対し、この取り組みを支持するよう呼びかける。

EUは、世界中の先住民族に実質的および経済的支援を提供している。社会的結束促進の観点から実施されるこうした支援は、コロンビアにおける持続可能な発展のためのプログラムからネパールにおける共同体支援プロジェクト、そして、フィリピンにおける生計支援プログラムに至るまで広範囲に及ぶ。2005年の「開発に関する欧州のコンセンサス」で述べられているように、「開発協力において先住民族の権利を保護するための主な原則は、先住民族の全面的な関与と、関係のある共同体の自発的なかつ事前の承認を確保することにある」

先住民族に関する問題は、しばしば国境をまたいだものとなる。そのため、我々は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの北極圏先住民族間の国境を越えたEUの取り組みなどの国際協力を推進している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/cfsp/124197.pdf

http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2011/110809.html?page=print


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