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「女ムネオ」多原香里、健闘するも一歩及ばず

2007-07-30 01:25:00 | アイヌ民族関連
BNNニュース 07月30日(月) 01時25分 文:糸田 写真:糸田

「女ムネオ」こと多原香里(左)と鈴木宗男新党大地代表

 「やれることは全部やったと思います」と敗戦の弁。

 改選議席2の参院北海道選挙区は8人が立起して激戦が繰り広げられた。当初から優位な戦いを続けてきた民主党公認の現職・小川勝也が開票早々に「当確」となり、3期目の当選を果たした。

 残る1議席は、自民党公認の現職・伊達忠一と無所属新人で民主党、国民新党、新党大地から推薦を受けた多原香里の争い。29日午後11時前に伊達の当選確実となり、多原は初陣を飾れなかった。

 年金記録問題や閣僚の失言など、ただでさえ厳しい選挙が予想された伊達は、公示直前に息子の不祥事が発覚、極めて厳しい選挙を強いられた。

 新党大地副代表を務める多原は、知名度不足を補うため、選挙戦で「女ムネオ」を標榜。「いまの社会は弱肉強食、一部の人にしか政治の光が当たっていない社会。弱い人たちやその存在さえ無視されている人たちの声を国政の場で伝えたい」と訴え、新党大地代表・鈴木宗男との二人三脚の戦いに徹した。

 伊達当確の報を受けた鈴木は「得票を見ればわかるが、前回の私の時を遙かに上回っている。3カ月という短期決戦、選挙戦は十分に勝ったが、結果、勝負には負けたということ。自公という大きな組織に向かって戦った多原に入れてくれた票は重いものだ」と語った。

 多原は「やれることは全部やったと思いますし、民主党からも温かい支援をもらいました。有権者の方々にはただただ、感謝です。北海道に対する思いや弱い者の立場になっていることに共感していただいたのではないか思う」と笑顔で答えた。

 多原は敗れこそしたが、60万票以上を獲得、最後まで伊達を追いかけた。(敬称略)


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