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アイヌ民族関連報道クリップ

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アイヌ文化教育に感銘 有識者懇が末広小視察 千歳(北海道新聞)

2008-10-16 14:14:00 | アイヌ民族関連
アイヌ文化教育に感銘 有識者懇が末広小視察 千歳(10/16 14:14)

末広小の空き教室に作られたチセの中で、野本さん(右)の説明に耳を傾ける委員ら

 【千歳】政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の委員が十五日、千歳入りし、校内に作ったチセなどを使い、全学年挙げて先進的な教育に取り組んでいる末広小を視察した。委員からは「このような取り組みはどうすれば広まるのか」など、評価する声が相次いだ。

 同校は一九九六年、道ウタリ協会千歳支部やPTAなどの協力で、空き教室に広さ約六十平方メートル、高さ三メートルのチセを再現。同年から低学年で遊びや歌、三、四年でアイヌ料理体験、高学年はムックリ作りなど、体験を重視して系統立てた学習プログラムに沿って、六年間で約百時間の授業を行っている。

 この日は、当初から授業などで協力しているアイヌ民族の野本久栄さん(57)=清流在住=らが授業の概要を説明。「サケのさばきなど、体験することで命を大切にするアイヌ民族の文化を伝えられる」と話した。

 委員からは「こんな授業は道内にない」「始めたきっかけは」などの質問が相次いだ。

 野本さんは、「校長先生ら教師の熱意があればできる」と述べ、このような取り組みを広めるには「(アイヌ民族教育の)プロの教師を育ててほしい」などと訴えた。

 佐藤座長は新千歳空港での記者会見で末広小の授業を例にあげ「非常に感銘深かった。どう普及させるか考えると難しいが、このような場所があり救われた気がする」と話した。(荒谷健一郎)

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