愛知HAPPY★あいちハッピー/榊せんせの君子生活

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

希望・ジェンダー・美人~多様性時代に向けて

2007年12月14日 | 健康 香もれび

女性にして欲しくない言動を福山雅治は「男言葉」とCanCamのインタビューで語っていた。
女性が「かったるい」などの男言葉を使うことだ。
CanCamを読むのは20歳代前半だと思われる。
そんな年齢で意中の男性の前でそのような言動をとるCanCam読者はほとんどいないだろう。

読者を傷つけない模範的回答だ。

が、これは女性を自由に選べる福山雅治が言っていることに価値がある。

男性と女性は言葉や態度が違うというジェンダー意識がハッキリ表れている。

福山雅治は男らしい容姿を備えて社会的にも理想の男性像とも言える。

彼が女性像をCanCamで語るなら女性らしさを強調するのは当然といえる。


ファッション誌を読む女性は女性らしさを身につけることが目標なんだし、その先には強い男との結婚が見える。


なよなよしたオタクではなくビジネスでもプライベートでも力強く成功する男を求めているだ。

女性にもまたジェンダー意識がハッキリ現れる。

社会的に成功する男にだけ結婚や子育てが許される社会が現代という時代だ。


弱い男はいつかきっと現れるという幻の女性に希望を託し、ストレス社会でくたびれている。


全員が結婚する社会が当たり前ではない。

結婚出来なくても希望を捨てずに生きるためには女性のサービス業界はこれからも伸び続けるだろう。

メイドカフェはその先駆けだ。
「癒やす」という美名のもとに、くたびれた男の金を吸い上げる職業はどんどん膨張する。

もうひとつの時代のキーワードは「多様性」だ。

美人の基準は拡大していくだろう。
女性として生まれたら美人と呼ばれたい気持ちは誰にでもあるだろう。

CanCamやプレイボーイ誌のモデルやグラドルは時代を誘導していく力がある。
全ての女性が、美人と呼ばれうる「多様性」の時代がくる。
時代の先端の美人を追うのに飽きた男たちは自分だけが気づく美人を主張する。
既に芸能人もブスを売り物にしてる女性がいる。

街ですれ違う女性を美人か不美人か判断するのは男性の習性のひとつだ。

どんな不美人でも話してみれば内面的に美人に見えるってことはよくある。

弱い男にとって気をつけないいけないのは見た目だけでなく内面的にも不愉快な女性としか接することができない不幸が待ち受けることだ。

内面的な不愉快な女性で自信を持っているのが始末に悪い。
弱い男は逃げることしか出来ずに、世の中に失望していくだろう。

癒やすプロの中にいる不愉快女とは沈黙の闘いになる。

癒やしを求めるのもほどほどに。

強いカラダを自ら作ることが目標だ。



■ミッドナイトイーグルと私■

2007年12月01日 | 映画に行こう

竹内結子を目当てに映画ミッドナイトイーグルを観てきました。
いいと思うよ。理性的に見れば10年前位のハリウッドふうな映画だけど。素直にハラハラドキドキしたよ。コンタクトレンズのせいか涙がじわじわしちゃった。途中で休めない緊迫感でなんか疲れてしまうぐらいドキドキ。

話は単純で映画紹介にあるとおり。特殊爆弾を積んだステルス機が雪山に墜落して、目撃したカメラマンが巻き込まれ、日本の危機を救う。

一部の勇者が全国民を救うって日本じゃ珍しいタイプの映画だよね。

まあ、竹内結子のかわいさは十分溢れていた。

バンクバンドの主題歌もそれなりにいい。なんかいつもの桜井節だなぁって思いながらもいつも通り感動しちゃう。


以下ネタバレします。




ポイントは主役の大沢と竹内結子の関係だ。竹内の姉と大沢が結婚していたが、その姉は病死。どうやら大沢と竹内は内心では好き同士なのになぜか姉と結婚してしまったという不思議な関係。離婚した中村と親権を争う竹内の様子を映画で連想させてくれる。

竹内は雑誌記者で男の部下を持つ。なんかかっこよく描いてある。けど、父親である大沢から1人息子を奪った割には子育てがおろそかだよ。その辺りも竹内結子さんこんなに働いて子育てできるの?というファン心理と同期しているよねえ。


無線を受けたオタクくんがずいぶん可哀想な描かれ方だったなあ。雪山の大ピンチの大沢の声をしっかり録音して竹内に届けたのは、話のキーなのに。

こんな事態がこの日本で起こってるのに!!!国民はなにも知らされない!って主張はなんか虚しい。
同じように、「この国がどうなろうと関係ないが俺の子だけは守りたい」ってメッセージもなんだかピンとこないな。だいたい戦争って愛国心がなくては成り立たないものだよね。一部に国全体が惑わされた結果の愛国心にしても。アメリカのイラク戦争がそうだよ。アメリカは戦争しても国内に反対派もちゃんといるからバランス感覚はいいと思う。
日本と北朝鮮の戦争って考えると難しいよね。拉致被害者って確かにひどいって思うけど、数十人の人権に縛られて国家間の交渉が先に進まないのは、良くないと私は思う。けどこんな考えって新聞には出ないよね。そここそが日本の全員一致を強制される心理的な弱さだと思う。もちろん、拉致被害者を見捨てろって主張じゃないよ。日本全体が同じ意見じゃなくてもいいじゃないか!っていう喩えだよ。




仮想敵国の工作員(テロリスト)は北朝鮮を意識してるよね。あんまり現実的でないけど。
そのなかで日本を救うパスワードを教えてくれた工作員も意味がわかんないや。特にその内縁の妻。知的障害者にしか見えないよ。あれじゃなんかすっきりしないなあ。


文句ばかり書いたけどすべて《理性的》に見たら…の話。流れに逆らわず映画にどっぷり浸かってドキドキするほうがお得です。