女性にして欲しくない言動を福山雅治は「男言葉」とCanCamのインタビューで語っていた。
女性が「かったるい」などの男言葉を使うことだ。
CanCamを読むのは20歳代前半だと思われる。
そんな年齢で意中の男性の前でそのような言動をとるCanCam読者はほとんどいないだろう。
読者を傷つけない模範的回答だ。
が、これは女性を自由に選べる福山雅治が言っていることに価値がある。
男性と女性は言葉や態度が違うというジェンダー意識がハッキリ表れている。
福山雅治は男らしい容姿を備えて社会的にも理想の男性像とも言える。
彼が女性像をCanCamで語るなら女性らしさを強調するのは当然といえる。
ファッション誌を読む女性は女性らしさを身につけることが目標なんだし、その先には強い男との結婚が見える。
なよなよしたオタクではなくビジネスでもプライベートでも力強く成功する男を求めているだ。
女性にもまたジェンダー意識がハッキリ現れる。
社会的に成功する男にだけ結婚や子育てが許される社会が現代という時代だ。
弱い男はいつかきっと現れるという幻の女性に希望を託し、ストレス社会でくたびれている。
全員が結婚する社会が当たり前ではない。
結婚出来なくても希望を捨てずに生きるためには女性のサービス業界はこれからも伸び続けるだろう。
メイドカフェはその先駆けだ。
「癒やす」という美名のもとに、くたびれた男の金を吸い上げる職業はどんどん膨張する。
もうひとつの時代のキーワードは「多様性」だ。
美人の基準は拡大していくだろう。
女性として生まれたら美人と呼ばれたい気持ちは誰にでもあるだろう。
CanCamやプレイボーイ誌のモデルやグラドルは時代を誘導していく力がある。
全ての女性が、美人と呼ばれうる「多様性」の時代がくる。
時代の先端の美人を追うのに飽きた男たちは自分だけが気づく美人を主張する。
既に芸能人もブスを売り物にしてる女性がいる。
街ですれ違う女性を美人か不美人か判断するのは男性の習性のひとつだ。
どんな不美人でも話してみれば内面的に美人に見えるってことはよくある。
弱い男にとって気をつけないいけないのは見た目だけでなく内面的にも不愉快な女性としか接することができない不幸が待ち受けることだ。
内面的な不愉快な女性で自信を持っているのが始末に悪い。
弱い男は逃げることしか出来ずに、世の中に失望していくだろう。
癒やすプロの中にいる不愉快女とは沈黙の闘いになる。
癒やしを求めるのもほどほどに。
強いカラダを自ら作ることが目標だ。