愛知HAPPY★あいちハッピー/榊せんせの君子生活

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

そのときは彼によろしく

2007年06月09日 | 映画に行こう

映画「そのときは彼によろしく」
観ましたああ。
ええ、話や。
作りものの世界の作りものの話なのに、ええ話や。
もう公開して日が経ってるから多少のネタバレは堪忍なあ。
うぅ…涙。
おとぎ話なんだけど、原作者と監督の力やね。
長澤まさみさんは美しい。けど子役の女の子がすご~くかわいい。いや、決して少女が好きな訳じゃないよ。子役の子が純粋な子供時代を想像させてくれるんよ。


「お嫁さんになりたい」
って純粋さが感動なんよね。←ちょっと変な訛り?

大人になると好きと結婚の間にいろいろ邪魔があります。

仕事で(お金払ってるから)優しくしてくれる女性に、つい本気になっちゃう男とかね。そんな寂しい現実をふと、忘れさせてくれるんよ。
実際には小さな頃から話がうまくてスポーツが得意なかっこいい男の子がバレンタインにチョコレートとかもらっていてオイラは
「チョコなんかいらんもんっ」
って覚めたガキを演じてましたわ。

けど、そんなことも忘れかけた33才。自分に都合のいいきれいな思い出を映画に合わせて勝手に想像しちゃうわけよ。

映画は監督の演出がうまい。くさい話をうま~く見せてくれますよ。
リプレイがポイント。いやあ、くさいとうまいは紙一重だね。


オススメです。
少なくとも団塊ジュニアで長澤まさみのファンなら絶対オススメ。



しゃべれどもしゃべれども

2007年06月02日 | 映画に行こう

映画「しゃべれどもしゃべれども」を見ました。
落語家役を国分太一、落語を習いにくる生徒役が香里奈です。
私は落語は好きで、聞いたことあるし、本も読んだので落語自体は
「ああ、あの噺か」
と毎度お馴染みのものばかりでした。

落語って普通のお笑いと違って、古典っていうのが特徴です。意外な笑いよりお約束通りの笑い。
「ここは、こうくるか。うまいねえ」
みたいな見方です。



普段、面白いことしゃべらないのに落語覚えてる大人っているかもね。
真面目で無口な人が隠し芸で落語やるとかね。

子どもの頃、お正月におじいちゃんの家で親戚どおしの隠し芸大会とかやったなあ。たしか手品とか当時やったかも。
大人になってからは引っ込み思案が強くなってまともにしゃべることもないけどね。子どものときのほうが頑張ってしゃべったり、友達作ろうみたいなパワーがあったなあ。



映画はそこそこ、ハートウォーミングな話で楽しかったよ。関西弁の子役がなかなかいい。

名古屋出身の香里奈がヒロインなのも大事。芸達者とは思えない香里奈をうまく映画に使ってる。
香里奈って美人かも知れないけど愛嬌ないなあってイメージが付いちゃいますね。
私は、この映画以外のドラマなどでの香里奈を見たことがないのです。が、名古屋出身ってだけで応援したくなります。

国分太一はこの映画で評価されるとは思えないので、香里奈のための映画って感じです。



東京の浅草のほおずき市とかが映されているのも見どころですな。田舎もんの私から見ると東京って昔からこんな賑わったお祭りがあったんだな、すごく都会だなあ、って感心したね。

都電が何回か出て来て短い東京生活を思い出したよ。

東京と名古屋に思いいれがある私にはぴったりの、気楽な作品でした。

ラストはあまりにも工夫のない終わり方で逆にびっくりです。

写真は名古屋の映画館にあったサイン入りポスターです。

さみ楽しい1人映画でした。