私の通う教会の牧師先生から、アニー・ジョンソン・フリントという人の書いた詩をプリントしていただきました。
とても素敵な詩で、心に響いてきました。
「神さまが約束されたのは」
神は私たちの人生に いつでも青い空や花の咲き乱れる道は
約束されなかった
いつでも晴れている空や 悲しみや痛みのない日々も
約束されなかった
苦しみや誘惑や悲哀を味わうことはない とは言われなかった
重荷や心配とは無縁だとも 言われなかった
広く滑らかな道は 約束されなかった
すべて順調でガイドを必要としない旅も
山も岩も坂も深い川もない旅も 約束されなかった
しかし神は 約束された
その日その日を生きる力 骨折り仕事のあとの憩い 足元を照らしてくれる道の光
試練の中の恵み 天上から差し伸べられる助けの御手
尽きることのないあわれみと絶えることのない愛を・・・
アニー・J・フリント(1866~1932)は、アメリカの詩人で若くして関節リュウマチを患い、症状の悪化により念願の教師の職も2年で諦めなくてならず、その後は療養所で詩を書き続ける人生だったと言われています。
幼児期に両親を亡くした境遇や、重い病ゆえの過酷な人生も彼女の信仰や神への愛を揺るがすことはなかったようです。
彼女は激しい痛みと変形して歪んだ指からいくつもの素晴らしい詩を紡ぎだし、美しいカードを作っています。そして、彼女に会った人は、その明るく、驚くほどユーモアのある人柄に大いに励まされたそうです。
友人や知人は、彼女から届く美しいカードや詩作にどんなに勇気づけられ、力と愛をもらったことでしょう。
療養所から出ることなく痛みに引き裂かれるような日々のなかでも、神さまの深い堅実な愛の詩を作り続けたアニー・ジョンソン・フリントは時を経た21世紀に生きる私たちを、不平や不満を言いつのり弱く躓きやすいものである私たちを勇気づけてくれています。
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