緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

お裁縫

2015年03月02日 | 家族・友人

普段はなかなか落ち着いて針をもつことなどないのですが、最近ときどきミシンなどを動かして簡単な裁縫(と言っていいのかしら?)をしています。

スカートやズボンの裾上げや脇詰めなど簡単に縫えるものばかりですが・・・ 昔の洋服を少し手を入れて着られるようにしています。手におえないものは専門の直しに出しています。買えばそれほど高価ではなく買えるようなものですが、手を入れてまた着られるようにして利用できるとなんだかいい気持になります。

そういえば、昔の主婦ってすごかったと思います。私の育った家などは、最初は水道がなく井戸で、煮炊きはプロパンだったかしら、なにしろ水道とガスはなかった時代です。

部活動で真っ黒に汚れたユニホームを母親が井戸端にタライを出して洗っている後姿を覚えています。炊事洗濯だけでもその当時は重労働だったのに、当時の母親たちはなんでも自分でやっていました。布団も母は手作りでした。布団屋さんに綿を打ち直してもらい、ふくらんだ綿が戻ってくると和室いっぱいに布団がわを広げ、その上に綿をひろげ重ねて、丁寧に布団を作っていきます。綿ホコリが舞うので、母は髪に手ぬぐいのホコリよけをかぶり(姉さんかぶり)、小さな体で布団の周りを動きながら一枚の布団を作っていきます。それを家族6人分やるのですから大変な作業です。

布団がわもきれいに手洗いし(当時は洗濯機はありません)、糊をつけ張り板に長く伸ばしてピンとはり、パリパリにして縫い直していました。

当時の家事労働から比べたら、今私がやっている家事など家事とも呼べない程度でしょうね。テレビもない時代ですから、ラジオをかけながら夜なべ仕事をしている母の姿は特別苦労をしているという感じはなく、誰でもやっていることだから当たり前という様子だったのを子供心にも覚えています。

あの生活に戻れるかと聞かれたら、うーん、無理!となるでしょう。でもたまに針仕事や編み物をするとなんだか心が落ち着きます。耳から入るテレビの雑音もなく、日差しが差し込む窓辺で針をもって繕い物などしていると呼吸が深くなり、穏やかな気持ちになってきます。

今日は、昔々、私が20代の初めごろに来ていたロングドレスを直しています。

20代初めに、2,3度着ただけでずっと洋服ダンスにしまったままだったドレスです。サイズももうお腹周りが入らなくなり、取っておく意味もなかったのですが、確か私の洋裁の先生にこういうデザインで、とお願いして手作りで仕立ててもらった服です。丁寧に仕立てられた総裏付きのロングドレス、デザインも生地も古くさいのかもしれませんが、手作り品の心地よさがあります。

娘に見せたら、今年何度かある友人の結婚式に着てもいいと言ってくれました。嬉しいです。

私と身長が8センチ違う娘、早速、ミシンを出して裾を長くして、背中のファスナーは短めにして襟ぐりが少し大きく開くようなデザインに変えてみました。

ユザワヤさんで同色の花飾りを買ってきて、前襟ぐりのまわりに縫い付けました。なかなか可愛いです。

あとは、グレーサテンの太めのテープでベルトと飾りのリボンを作れば出来上がりです。ちゃんと外に着ていけるようにリフォームできるでしょうか?でもこうしてタンスの中で眠っていたものが役に立ってくれそうだと思うと、嬉しくなります。

うまく出来上がったら娘のドレスアップした姿も、このブログに載せなければ・・・ あとひと踏ん張り、ベルト作りとリボンが素敵にできますように。安いミシンだけどなんとか動いてくれています。ありがとうね。

まだ、ベルトができていないので、なんだか間が抜けていますが、長めのリボンを後ろにつけたら意外に映えるかも、ワクワク!

 


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