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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

I LOVE NY~ビリー・ジョエル

2006年04月30日 | 【音楽・ライブ】
ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル
ビリー・ジョエル
Sony Music Direct

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○復活のコンサートの姿に涙!

ソニーのウォークマンがまだカセットだった頃、猿がCMで聞いていた。
静かな口笛のメロディーから小気味のいいピアノへうつり、彼の歌声に魅了されまたくまに大ヒットした。

そう、ビリー・ジョエルのストレンジャー。モノクロのジャケにスーツ姿のビリーがベッドで仮面を見つめる。
このかっこいいジャケットを見て思わず購入。それから、過去のアルバムを夢中で聞きまくった。

そのビリー・ジョエルが7年ぶりに復活!この復活にニューヨーク子の興奮は頂点に。ニューヨーカーにとってビリーはやっぱりミスターニューヨークなんだ。
そして、アルコール中毒、交通事故、自宅の火災など不幸の連続を乗り越えて復活に賞賛の拍手を送りたい。おめでとう!ビリー。
さっきのニュースの映像で、僕も少し興奮気味だ。
僕のミュージックライフで思い入れの強いアーティストだから。

僕の世代なら、ビリーの曲のなかでもマイフェイバリットソングがあると思う。
僕の場合、ニューヨークへの思い。素顔のままで。オネスティー。あげればきりがない。今回の復活ライブはニューヨークだけらしいが、日本で復活の声を聞きたいものだ。
みんなで、ビリーの復活を祝おう。コグラチュレーション!ビリー!

ストレンジャー(紙ジャケット仕様)
ビリー・ジョエル
Sony Music Direct

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○ビリージョエルl公式サイト

大好き!テレビ東京、そして村上龍

2006年04月29日 | 【エッセイ・コラム】
ポップアートのある部屋

講談社

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○多彩な分野を題材にする村上龍のアート本

僕はテレビ子だ。50近い年齢になってもテレビから離れられない。
特にドキュメンタリー番組には興味が尽きない。

プロジェクトXやTBSの情熱大陸などは大好きな番組だ。
そんな、ドキュメンタリー好きの僕が注目するのはテレビ東京。
実に多彩なドキュメンタリー番組が存在する。最近はでは村上龍さんと小池栄子ちゃんの司会で話題のカンブリア宮殿や2時間ドラマの帝王、船越栄一郎が案内役のソロモン流など秀逸な番組を制作している。

才能ある人間に光を当てた番組作りがとても好きだ。しかも一話完結のスタイルは短編小説を紐解くように飽きない。
そして、現在活躍中の話題の人が主役の場合、今を生き抜くヒントを掴むことが出来るのも僕にとっては重要なポイントでもある。

特に今回、久しぶり(87年~90年にRyu's barと言うトーク番組がある)に村上龍さんが司会を努めるカンブリアの宮殿は欠かせない番組になりそうだ。
高校生のとき、「限りなく透明に近いブルー」を呼んでカルチャーショックを受け、70年代のアメリカに興味をいだいた。そして僕が好きなストーンズを語れる龍さんに一種の大人の憧れをもった。また、サッカー少年の僕とサッカー好きの龍さんに兄貴のような親しみをもった。経済人となった今は龍さん主催のメルマガ「JMM」の愛読者でもある。

村上龍という人は、経済から環境問題、スポーツ、アートなど実に多彩な分野に造詣の深い小説家だ。日本でもっとも好奇心旺盛な小説家だと思っている。
龍さんは、年を重ねても、いつも一定の距離をたもったままいられる憧れの良き兄貴である。

チワワ

2006年04月26日 | 【オヤジの仕事】
○もう10歳以上の年齢の割に
ひょうきんものの看板犬茶々丸

チワワの値段が例のアイフルの問題で3分の1に下落しているらしい。
と言っても60万ぐらいの相場が20万だから高級犬だ。
人気はまだまだ根強く僕の近所でも目にする。

最近は、小型犬ブームなので人気1位はトイプードル。
パピヨンやポメラニアン、ミニチュアダッグスなども人気が高い。
ところで当家の茶々丸。僕と一緒に写ってるとどう見てもミニチュアダッグスぽいので、大型犬のゴールデンをしめすために最近の写真を載せてみた。

こいつ、すこぶる女子高生にもてる。学校帰りの女子高生に声をかけられシッポをプロペラのように回しながら寄り添う。スキンシップのうまさは超プロ級でその人心掌握術を見習いたいぐらいだ。

散歩の足取りは遅くなり、ちょっと太り気味で毛並みを白くなったが、モテ度は6年前とかわらない。
僕と茶々丸の出会いのストーリーはこちら。

ご当地キューピー

2006年04月25日 | 【美術鑑賞・イベント】
○コーヒーのおつまみ入れの舟
に乗った鵜匠キューピー

昨日は、いつものお仕事コース、岐阜の長良近郊へ街路樹の花水木が花が咲きほこり美しい。
ピンクと白の花びらのコントラストと薄緑の葉も清楚な雰囲気を漂わせている。
桜の優雅さとはまた違う気品を感じた。

ここを訪れるといつも思い出すのが、金華山ロープウエーの入り口のみやげ店で売ってる鵜匠のリカちゃんストラップ。いわゆるご当地リカちゃん。
その横で控えめにいたのが、写真の鵜匠キューピー。思わずそのかわいさに衝動買い、僕の車のハンドルの横にいる。

ちなみに、僕が見た他のご当地キューピーは、伊賀上野の忍者キューピーに飛騨高山のさるぼぼキューピーぐらい。たぶん、各土地土地にご当地キューピーはいるのだろう。ぜひ全国のご当地キューピーを見てみたい。

子供の頃から、キューピーには惹かれるものがあった。特に小さいのが好きだ。
あとビニールの肌の柔らかがとても美しいと思う。あの素敵な瞳に見つめられるとむが胸がキュンとする。
そんなキューピーに恋焦がれてる僕は、実はマヨネーズだけは味の素を愛用している。

名古屋コーチン

2006年04月23日 | 【グルメ・名古屋めし】
昨日行きつけの喫茶店明楽時運(アラジン)がやってる、天という和食の店に行った。このお店、明楽時運に併設していて前から気になっていた。
店内は、数奇屋造の建物にふさわしい黒漆喰の壁で落ち着いた中にモダンな雰囲気で接客も行き届ていた。
コーチン料理がおすすめだが、大根サラダ、お刺身や煮物などもおいしかった。
最後に名古屋コーチンのユッケ丼を食したがコーチンのお刺身と卵の黄身に甘めのたれとのバランスが絶妙だった。

名古屋コーチンは、名古屋人にとっては贅沢の極み。普段はめったに食べないのだが、コーチンの親子丼の店やコーチンの味噌鍋などの名店がある。
卵好き、鶏好きの僕にとっては大変なごちそうでもある。


○菓宗庵さんの最高級鳥骨鶏のカステラ
ちなみに、名古屋コーチンではインターネットで超有名なお店「菓宗庵」さんのカステラからプリン、シフォンケーキ、どらやきまで揃っている名古屋コーチン卵シリーズがおすすめです。

○こちらはリッチな感じが良いです。
純系名古屋コーチンの卵のちょっぴりリッチなプリン「プリ・リッチ」純系名古屋コーチンの卵のちょっぴりリッチなプリン「プリ・リッチ」おすすめ度 :コメント:


言葉の力~岡野雅行さん

2006年04月22日 | 【エッセイ・コラム】
俺が、つくる!

中経出版

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○白いジャケットにノーネクタイ姿もかっこよかったです。

あのプロジェクトXでも取り上げられ、痛くない注射針でも有名な町工場のオヤジ、岡野雅行さんの講演を聞く機会があった。

決して話はうまくないが、73歳の年齢を感じさせないパワフルさと頭の柔らかさに引き込まれた。
東京の下町の従業員6名の小さな町工場から、世界最先端の技術によりさまざまな物が生まれる。岡野さんには、媚びると言う言葉は浮かばない。
この本のタイトル俺が、つくる!の言葉通り、不可能を可能にしてきた。男の言葉の重みを感じていた。

岡野さんはチャキチャキの江戸っ子だ。言葉の節々で気風の良さが伺える。
誤解を招く言葉でも、純粋無垢の心が見えるので悪気はなく聞けた。
また、長々と能書きを語ることなく、短いセンテンスで語られるのでリズム感があって、スーッと入ってくる。重さよりも深みを感じ気持ちがいい。
そんなところが岡野さんのもつ言葉の力なんだろう。

岡野さんがつくる物の値段は、岡野さんが決める。仕事関係から言えば依頼主が強い業界にあって出来ないものをつくるから出来ることだ。
岡野さんが講演で言われた「一番最初にやった者が価値がある」の一例だろう。

また、岡野さんから出た思いがけない言葉「発想よりも感性」は豊かな発想は、感性により磨かれることの証明と実感した。
年齢を重ねてなお、感性を磨くことへの努力が岡野雅行という世界一の職人を創っているのだ。

木下大サーカス

2006年04月20日 | 【美術鑑賞・イベント】
○愛知万博の玄関会場があった、名古屋駅近くのささしまライブで開催中!

先日久しぶりにサーカスを観た。名古屋で開催中の木下大サーカス
感想は、、、すごーーーーーい!久々の感動!楽しーーーーーい!
さすが、世界三大サーカス、木下大サーカス。ブラボー!!

サーカスってやっぱり童心を蘇らせる魅力がある。
僕が少年の頃、町に小さなサーカス団がきたけど、会場のテントはお客様を囲むように出来ていて、中央はぽっかりと穴が開いていた。
そこから、空中ブランコが見えて楽しかった思い出がある。あの時は、サーカスの子が転校生としてやってきたが、期間中のわずかな時間で転校生の記憶はほとんどない。中では、オートバイショーもあったが隅の方での曲芸で見にくかった。
また、よく出てくるろくろ首や水芸もあった。おもしろっかたのは、その水芸の水が後ろのどぶ川から引き込んでいたので、それを発見したときは、みんなが謎解きが出来たように喜んでいた。

スケールは違うが、木下大サーカスも昔からの空中ブランコやオートバイショーは今もプログラムのメインとなっていた。

また最近は、海外からの演技者も増えて国際色豊かな演出になっている。
今回も、名古屋公園から初登場のホイール オブ デスはスケールの大きさとスリリングな演技で魅了。ほかにも曲芸やマジックなど前後半あわせて2時間のプログラムで見応え十分な演目が続いた。

そして、もうひとつのサーカスの魅力はピエロだろう。演目の合間に登場しお客様を笑いの渦に巻き込み飽きさせない。途中観客も参加するのだが、参加した人もサーカスの一員のように振舞うのが、またサーカスがいつの時代にも受け入れられる理由かもしれない。

身近でエンターテイメントを楽しむことが出来るサーカスよ永遠なれ!

○世界三大サーカス
ボリショイサーカス(ロシア) リングリングサーカス(アメリカ) 木下サーカス(日本)
○日本サーカス団
現在、木下サーカス、キグレサーカス、柿沼サーカス、ポップサーカスの4団体
見世物広場より

ドナルド・フェイゲン

2006年04月19日 | 【音楽・ライブ】
モーフ・ザ・キャット
ドナルド・フェイゲン
ワーナーミュージック・ジャパン

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○ナイトフライ、カマキリロードに次ぐソロ3部作。

最近お気に入り第3弾です。
ドナルド・フェイゲンといえば、オヤジがはまったスティリー・ダンのメンバー。
80年代にソロ一弾「ナイトフライ」を出しAORブームの火付け役とて、また当時(僕もだが)誰もが持っていた一枚。
何せ、彼女を口説くには欠かせない一枚でもあったから。まあ、不純な理由をのぞいてもとにかくこのかっこ良さにはみんながはまっていた。
当時のJJでも、男女を問わず誰もがおすすめの一枚にノミネートされていた。

今回の新作でも全体にクールでジャージーなサウンドが心地よい。
これからの暑い季節にはピッタリの清涼感が漂ってます。
2作目のKAMAKIRIADはドナルドフェイゲンファンだけのアルバムで終わって、さほどの話題にあがらなかったけど、今回はジャケットも1作目のナイトフライに劣らず北欧の古い家の書斎を思わすおしゃれな雰囲気です。
今、80年代後半から90年代の音楽がまたクローズアップされてるのでドナルド・フェイゲンや彼のグループ、スティリー・ダンなんかも知らない人はぜひ聞いてほしい。大人の音楽はジャズだけじゃないよ。

○こちらが1枚目のナイトフライ。かっこいいでしょ!
ナイトフライ
ドナルド・フェイゲン
ワーナーミュージック・ジャパン

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○2作目はこちら。ファンには欠かせない。
KAMAKIRIAD
ドナルド・フェイゲン
ワーナーミュージック・ジャパン

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祭はんてん

2006年04月16日 | 【オヤジの仕事】
○僕の袢纏(はんてん)自分の干支の猪をデザイン

今日は、地元古知野区の祭り。早朝から厄年(前、本、後)の3年の人たちのお祭りだ。同じ小学校を過ごした同級生が集まるお祭りでもある。

祭礼期間の1週間は馬宿でお祝いに訪れる人を迎える。この祭りは日曜日がメインで、古知野区内を馬を連れて練り歩く。
恒例なのが、寄付の人の家の前で万歳三唱をする。すでに、朝から店の前で万歳が続いた。

上のマイ袢纏は、商店街の呉服店「なかね」さんが、京都で刺繍を施しあつらえてもらった。結構いいスーツが買える値段だ。
職人さんの心がこもった品で日本の伝統美が感じられて美しい。干支によってはなかなか絵にしぬくい場合もあるから、いかに工夫を施すかが職人の技の見せ所でもある。
ちなみに僕の干支の猪も難しいが、きらびやかな鈴を背おって山を駆け上る姿が勇ましい。
この袢纏は、厄を迎える前から会を作ってお金を積み立てているのでその中から出す。
着るのは厄の3年間でちょっと贅沢だが、厄が終わっても奉賛会で祭りに参加する人たちは、それぞれのマイ袢纏で祭りにのぞんでいる。


○店の前で記念撮影。隣は本厄の後輩。
いつも肩に力が入りかしこまってしまい写真写りの悪い僕。

マイケル・ジャクソン

2006年04月14日 | 【音楽・ライブ】
スリラー
マイケル・ジャクソン
ソニーミュージックエンタテインメント

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○やっぱこれでしょ!

マイケル・ジャクソンが破産回避でビートルズの楽曲などの版権を売却するとのこと。
これで、237億円の負債も回避できるらしい。前日にもネバーランドにいる動物を売却するとのニュースもあったが、目もくらむような負債もポンと完済できちゃうんだから、さすが世界のスーパースターの面目躍如だ。

あの世界的な大ヒットスリラー以降、肌の白とともに人気も下降。僕の気持ちもどんどん失せていた。
でも、ダンスミュージックの革命児、マイケル・ジャクソンにもう一花咲かせてほしい。破産回避もそのきっかけになったら良いと思うんだけど。

ディスコ全盛の80年代に、みんながフロアーでムーンウォークしていたあの華やかな時代がとっても懐かしい。80年代ダンスミュージックの頂点にいたマイケル・ジャクソンをみんなで応援しよう!アッウーーーーー。
そして、黒いマイケル・ジャクソンが見たい!無理ならラッツ&スターみたいにドーラン塗ってほしいのです。

生命の重さ(いのちのおもさ)

2006年04月13日 | 【エッセイ・コラム】
十九歳の無念―須藤正和さんリンチ殺人事件

角川書店

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○事件をドキュメントした力作であり、生前の正和君の優しさを感じる。

お昼のワイドショーで栃木リンチ殺人事件での警察の捜査怠慢を認める判決と一連の事件の経過を紹介していた。事件の詳細はここを参考に。

あまりの残酷さに胸が痛んだ。そして、殺された正和君が犯人の少年たちの両親を殺すとの言葉に、逃げることさえできず、ひとりでリンチを受け続けたことに彼の優しさを感じ、何と美しい心を持った青年かと思った。

よくいじめの問題で、いじめられる側の責任を問う場合があるが、いじめに耐えいじめの側に立たない子供たちは美しく優しい心を持っている。
悪は、いじめる側にあると僕は断言する。

今回の栃木リンチ殺人事件は、主犯格の少年のいじめ(恐喝)が発端だ。
そのいじめの連鎖が被害者の正和さんに及び。そして正和さんが次の相手を選ばなかったためにリンチを受け続け死にいたったのだ。

そして殺人にいたる原因が両親の必死の訴えに耳を傾けず、ボールペンをくるくる回し、調書もとらないおろかな警察署員の不注意な発言だった。そして事件後その署員はわずかな停職と減給処分だけで今も働いている。
また、主犯格の親は何と警部補(後に退職)だったと言う事実を知れば、怒りをおぼえない人はいないだろう。

加害者少年たちに、一分でも美しい心があっただろうか。また彼らの親たちは美しい心を養う作業を彼らに与えただろうか。
こんな酷い犯罪を生む背景には、美しいと感じる心生む世界が存在しないことに起因しているのではないか。
きれいごとのように思われる人がいるかもしれないが、美を養う環境や教育が今必要だと僕は思う。

参考文献:栃木リンチ殺人事件 黒木昭雄著



加山又造展

2006年04月11日 | 【エッセイ・コラム】
加山又造・横山操

集英社

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○画友加山又造と横山操の芸術を研究した一書。

昨日、仕事の寸暇を惜しみ名古屋にて加山又造展を観る。
僕がもっとも愛する日本画家の一人であり、この仕事に興味を抱くきっかけになった作家だ。

先生は、京都の西陣織の衣装図案を業とした家の長男として生まれる。今回の展覧は全貌展でもあり、初期の作品にその特徴が見られた。そしてその作品が実にモダンで日本画では斬新だ。

その後、京都に生まれた先生の源流として琳派、大和絵の様式から中国南宋、北宋の水墨画への原点回帰の作品へと変化していく。
特に水墨画は、先生の盟友である、横山操先生の中国端渓の硯や古墨を譲り受け制作に挑んだのは有名なエピソードで、盟友の魂をも感じ静かな加山先生に激しく散った横山先生の迫力も感じさせる。

また、先生は日本画の枠を超え多彩な活動をされた。加山先生の銅版画は、制作のすべてを手がけられ評価も高い。陶芸、着物絵付けなども手がけられこれまた高い評価を得られている。

そして、特筆すべきは主題の猫と裸婦の作品だろう。
今回展示された、素描の裸婦を見るにつけ先生の芸術性の高さを改めて実感した。
先生は、2年前の2004年4月6日77歳で逝去された。今は天国で横山操先生と芸術談義に華を咲かせながら、ともに制作を競い合っておられるに違いない。

今後の「加山又造展展」展覧予定は
長野展/4月15日から5月14日まで 水野美術館
富山展/5月19日から6月25日まで 富山県水墨美術館
で開催されます。

ダ・ヴィンチ・コード

2006年04月09日 | 【エッセイ・コラム】
ダ・ヴィンチ・コードの「真実」―本格的解読書決定版

竹書房

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○上はおすすめ解読書。
ダ・ヴィンチ・コードをわかりやすく解説してるサイトもあります。

いよいよ空前のベストセラーとなっているダ・ヴィンチ・コードが、5月22日からトム・ハンクス主演で映画として公開される。
どこまで、映画化されているか注目の作品だ。そう見るとやっぱり小説は読んでくべきかなと思う。

3巻からなる本を読むのは、自営業の僕としては至難の技。本は好きなのだが買ってまだ読み終えてない本がたくさんある。積読主義を気取りながら積まれた本を眺めている。時には、一日仕事も忘れ読書にいそしむ日がほしいものだ。
たまに、電車で名古屋に出かけるとき、通勤電車の中で読書にいそしむ社会人の方々がうらやましいときがある。

芸術は時にミステリアスな一面を持っている。特にダ・ヴィンチの最後の晩餐やモナリザの微笑には謎めいた部分が多い。
西洋絵画においては、キリスト教信仰と結びつきさらにその謎を深める場合もある。ダ・ヴィンチは異教徒説はこの小説以前からあった。

ダ・ヴィンチは、バチカンの伝統を覆す絵画を残すしていることでも有名だ。
ひとつの宗教でも派がわかれ、元をひとつにしても見解の相違があるものだ。
宗教的寛容の強い日本人にとっては理解しがたいところが多いが、大ベストセラー小説が小説以上の影響力を持っているのか、盗作や発禁になっている地域もある。

大半の国では、美術を題材にした優れたミステリー小説として人気を得て、日本でも500万部の大ベストセラーになっていることは美術にかかわり、愛するものしては喜ばしいことでもあり、改めてアートの力を実感している。

一澤帆布問題

2006年04月07日 | 【エッセイ・コラム】
あの京の老舗一澤帆布の元社長が、一澤帆布の斜め向かいに信三郎帆布として店をオープンした。
事件の経緯や報道から察するとどう転んでも信三郎元社長に分があるのに、裁判では現社長の勝訴となった。
しかしながら、先代の弟の専務や従業員は元社長と行動を共にした。また生命線ともいえる布を卸す業者や地元の有力者も応援に廻った。

この状況を見て、ブランドとは何かを改めて考えた。ブランドとはブラッド(血)ではないかと僕は思った。ブランドを創る人とそのブランドを愛する人との間に流れる血がブランドの価値を高めているのだ。

今日のテレビでも現社長の長男が一澤製と信三郎製の類似をさして裁判を起こすと言っていたが、今度は司法もブランドとしての価値観をよく考えてほしいものだ。世論の支持を見れば明らかではあっても類似のみを単純に比較すると司法が問題を大きくする可能性も出てくると僕は考える。

今回、スタッフのメッセージでことの経緯が理解できた。一方的な主張ではあるが、現一澤帆布側にブランドを継承する能力がない点をみても、僕も信三郎帆布を支持せざるおえない。

マスコミは、ことさらに中立を保って面白おかしく報道しているがそのこと自体が滑稽でずる賢いやり方に思えるのは僕だけだろうか。

ヴィクター・デイヴィス

2006年04月06日 | 【音楽・ライブ】
HEAR THE SOUND
ヴィクター・デイヴィス, ベベウ・ジルベルト
ポニーキャニオン

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昨日は、ローリング・ストーンズのドームツアーで名古屋が熱く燃えた日だった。
ストーンズファンの僕は、行くかどうか迷ってた。ただ、ビル・ワイマン脱退後はちょっと気持ちが萎えた感じあり(でもストーンズは愛してます)結局行くのをやめ、ブルーノートのメンバー優待を使ってヴィクター・デイヴィスのライブに行った。

イギリスのアンダーグランドでは知る人ぞ知るシンガーソングライターだそうだが、今回名古屋ではブルーノートでのメジャーライブとなった。
ジャンル的はソウルボーカリストだが、今回のライブはブラジリアンソウルと言うか、ボサノバ色の強いライブだった。今回のアルバムの2曲目でも、ジョアン・ジルベルトの娘、ベベウ・ジルベルトが競演している。

甘く切ないほどの声にボサノバの優しいリズムが心地良いライブだった。
アンコールではアルバムタイトルの曲「ヒアー・ザ・サウンド」を軽快なリズムと力強いボーカルで披露し、会場を熱狂の渦に巻き込むあたり、やるなーって感じをもった。

終了後に、アルバムを買いヴィクターのサインをもらったが、優しい笑顔が印象深くこの日を待って購入した甲斐があった。