ヒュー・グラント主演のヒューマン・コメディ「Re:LIFE～リライフ～」を観賞
ヒューグラントの新作は、ラブコメの帝王としてのキャリアから少し離れたヒューマンコメディ。SATCのサラジェシカパーカーと共演した噂のモーガン夫妻以来5年ぶりの主演作品です。
今回彼が演じるのがオスカーを受賞しながら、その後ヒット作に生み出せず落ちぶれた脚本家・キース。とうとう電気も止められ無一文になりかけた彼は、エージェントの助けを受け、ニューヨーク郊外にある大学のシナリオコースの客員講師に。やる気のないヒースは、生徒の選考も顔だけで選び、初回の授業も5分で終わり、一ヶ月に休講にする始末。そんな中で、倫理担当の女性教授のセクハラ、教え子との密会により、仕事も奪われそうになり改心して授業を再開。
そこから、彼の本領発揮でキースを救ったシングルマザーの生徒や個性豊かな生徒たちとの交流で、講師としての新たな生きがいを見つけていくいう内容です。
シンプルな内容ながら、授業中でのキースと生徒たちの会話など、全編にコミカルな会話が軽快に進み、どのシーンも飽きさせない内容でした。
監督は、アメリカ作品での彼とのタッグで定評のあるマークローレンス。さらに、今回セッションで鬼教官を演じたJKシモンズが、一転して涙もろい学科長役を演じてます。キースに影響を与えるシングルマザーの女性には、アカデミー女優のマリサ・トメイが演じてます。
ヒューグラントも年を重ねて55歳。でも、その若々しい演技と優しい笑顔は健在で、今後もコメディ界の二枚目実力派俳優として輝き続けてくれると思います。
