リーアム・ニーソン主演のバトルロワイヤルアクション「スノー・ロワイヤル」を鑑賞
リーアム・ニーソンと言えば、96時間シリーズをはじめ家族を救う強いオヤジ役のイメージが強いのですが、今回は、麻薬中毒で死んだ息子の汚名を晴らすべくマフィアを次々と血祭りにあげる何ともB級映画感漂う演出の作品です。監督はノルウェーの鬼才と言われるハンス・ペテルモランドという方で、2014年に公開された作品をセルフリメイクしてます。
舞台は、アメリカコロラドの雪深い田舎町キーホー。除雪車の運転手として模範市民賞を受賞するほどの真面目な男コックスマンの一人息子が麻薬の過剰摂取で死んだとの知らせが。まさかの知らせにコックスマンは疑問を抱く中で、息子の同僚が仕出かした事件に巻き込まれ、地元の麻薬組織によって殺害されたことを突き止める。そこから、息子を殺した人間たちを、次々に血祭りにあげる復讐劇が実行されていきます。
元作品は観てないので何とも言えませんが、製作が、パルプフィクションやジャンゴ繋がれざる者のマイケルジャンバーグだけあって小気味よさがあり、コックスマンの行動が引き金となり地元を牛耳る二つのマフィアの抗争に警察を巻き込んでのバトルロワイヤルが展開。容赦ないコックスマンの復讐は、二つのマフィアの背景にあるアメリカの黒歴史も加わって爽快なブラックユーモア劇として展開され、今までとは違うリーアム・ニーソンのキャラクターが出て面白い作品でした。
