映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、アンディ・ラウ主演のパニックアクション「SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班」です。
かつて香港ノアールにはまっていた僕にとっては、アンディ・ラウは好きな俳優の一人。彼って不思議と年齢を感じない雰囲気があるのですが、今回のそんなラウの若々しさが出てます。
内容は、爆弾処理班のリーダーであるラウ演じるチョン警官が、爆弾を使う犯罪グループに潜入捜査し、グループを逮捕すしますが主犯格のホンを取り逃がします。18か月後、香港にホンが現れ、武装集団を引き連れて海底トンネルを占拠。市民を人質に取ってトンネル内に仕掛けた爆弾と引き換えに身代金と弟の釈放を要求。そして裏切り者となったチョンへの復讐ともに48時間のタイムリミットの中で、チョンとホンの戦いが始まるというう内容です。
爆弾を使った犯罪物は、今では数多くあり、今回の作品は爆破の凄まじさばかりが目立ち、チョンの恋人が人質になるのなど手法的にはよくある映画のパターン。メリハリもなく、チョンと彼女の恋愛エピソードを盛り込むなど無理無理感は否めません。唯一の救いは、ラストのなんとも悲しい結末と香港映画らしいテンポの良さぐらいかなとと思います。この内容だと、今の韓国や日本の方が高いグレードです。
なんか中国返還後の香港映画界は、寂しい印象ばかりがつのります。男たちの挽歌シリーズやインファナル・アフェア、恋する惑星など、香港ニューウエイヴの時代が懐かしいです。アンディ・ラウの活躍が見れたのはうれしjかったですが、僕にとっては、タイトル通りショック・ウエイヴでした。