映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、西島秀俊、ビートたけし主演、ウエイン・ワン監督のサスペンス作品「女が眠る時」です。
西島扮する小説家の健二は、編集者の妻と一緒にバカンスを過ごしているところ、プルーサイドにいるビートたけし扮する男と忽那汐里扮する年の離れたカップルに興味を持ち、小説のネタ探しに、二人に接触し、二人の部屋にしのびこむなど常軌を逸した行動に出るようになる。そして迎える、ラストでの結末。
こう説明しても、理解できないかと思います。僕もラストでの違和感はぬぐえず、出演者の西島秀俊もビートたけしも、少なからず感じていたそうです。
たぶん、その違和感は原作の小説からあって、ワン監督自身も持っていたのではと思えるのです。結論的には、妄想と現実の狭間がないままに進んでいることだと思いました。
そして、全体の内容よりも、奇妙な二人の関係を知るリリーフランキーの不気味なキャラとストッキングとタイツの違いを語るシーンが妙に印象的でエロスを感じたのは僕だけではないと思います。