満を持して映画 IT/イット THE ENDを観てきました。
僕にとってホラーを観るのは、相当の勇気いります。とにかく苦手なんです。でもゾンビものは大丈夫なんですが。前作イットは、映画館で観れず、ようやく先日金曜ロードショーで観ました。今回は前作を予習したこともあって映画館で観ることを決めました。先ずは、シンプルな感想を良かった。ルーザーズクラブの友情に感動しました。
物語は、前作から27年後が舞台。町を去り、それぞれの人生を歩んでいたルーザークラブの面々。ただ一人町に残ったマイクは、ある事件をきっかけに、それが再び現れたことを知りルーザーズクラブの仲間を呼び戻します。それぞれに事情を抱えながら再会したルーザーズクラブの仲間たちは、27年前の約束を果たし、それと戦います。
169分の長編は、27年前の出来事と今をうまく絡ませるには必要不可欠な時間。最初から最後まで飽きさせない演出で恐怖を掻き立てていきます。今回のカギを握るのは唯一戻ることができなかったスタンリー。彼のメッセージが、涙を誘う演出にクーとなりました。ビル、ベバリー、サムの恋の三角関係にも注目、青春時代の淡い恋から大人の恋の行方もみものです。
原作者のスティーブン・キングは、地域の因習や暗黒史をホラーに組み立てる技法が面白いのですが、その組み立てが、今回の作品で明らかになるところも面白いし、ファンタジーな要素がリアリティーとなりペニーワイズと言うそれを生み出していたことが、よくわかりました。そうした原作の深さをスクリーンで表現したアンディムスキエティ監督も見事でした。
大人となり、すっかり男前になったサムや少しぽっちゃりしてたキュートなベバリーがジェシカ・チャスティンによりセクシーな女性となった姿や変幻自在の演技を誇るジェームス・マカボイによるベンが少年時代の雰囲気に変化するところを面白く、ほかにメンバーも大人ぶりが見事に表現されいい味出してました。
観てない人や劇場で観れない人は、DVD公開されたら2本続きで観るのもいいかなと思います。
レイトショーにもかかわらず意を決して観た甲斐がありました。