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[ イザヤ・パンダサン/映画ライター ] / 2005年07月25日
 Pです。パンダサンが新しい仕事で昨日の夕方に成田を発ちました。よって私が代打です。何だか9回裏2アウトランナーなし、13対0で負けてる中での代打、って感じで「なんだかなぁ」です。
さぁて、初めての最終回だし、公開5日前だし、だいたいのことはパンダサンが書いちゃってるし・・・。だったら7人の執筆者やこのブログによく登場してたスタッフのことなどを書いてみようか、と。
その前に、このブログに長い間お付き合い頂いた皆様に心より御礼申し上げます。我々が皆様にお伝えするだけでなく、逆に皆様よりお教え頂いたことが多々ありました。
本当にありがとうございました。

で、トップバッターは、

パンダサン 殿  
2月28日から延々と製作報告を分かり易く、時にはすんごく分かりにくく説明してくれて感謝(笑)。ジェーンの回からじゃなかったかな、みなさんの書き込みがちょいと「熱」を帯び始め“ここの場所”がこっち側のモンじゃなく、みなさんのモノになってったのは。正直、ライターの割にはあんまし文章上手くないよね(笑)。しかし、あんた、一切の虚飾をせずに「イージス」と向き合ってくれた。そいつには本当に感謝。
それと、まぁこれはバラしていいだろう。M越のコメント、それの90%はパンダサン、あんたが書いてたよな。よく脚本の長谷川さんに相談してたっけ、コメントの内容。こちらの深夜の電話にもちゃんと出てくれて、嫌な顔(声)ひとつ見せずに(聴かせずに)コメント書いてくれたよな。
帰国したら焼酎おごるわ。
感謝!

しょうりょうかん 殿
夢がかなったのは貴殿のおかげです。
今まで何度、映画公開時に発売出来るゲームの企画を試みたことか・・・。日本一のゲームソフトを創り上げたことのある貴殿だから出来た離れ業でした。もちろん松本さん始めコーエーの皆さんの大奮闘がなければ今回の快挙は実現出来なかったでしょう。しかし、それも貴殿の人脈、企画力があって初めて不可能が可能になったわけです。感謝です。本当に感謝です。
そして、ローソンキャンペーン。これもD通とタッグを組んだ貴殿の空軍力がなければこれほど大きな展開にはならなかったかも知れません。26日からは毎日ローソンで6缶パック買いまくりますので(笑)。
しっかし、去年の暑い夏、コーエーさんに行ったあと日吉の居酒屋で飲んだ生ビールはホントに美味かった。また飲りましょう。
本音で感謝!

ペンギン 殿
最初は嫌なヤツかと思ってた(笑)。お互い様か(笑)。このブログの盛り上がりを辛抱強く底辺から支えたのは貴女だね。貴女なくしてこのブログはここまで「大切なモノ」にはならなかったと断言出来るわ。
そしてモーニング。他誌から急遽移籍の貴女と私を前に編集長だったっけ?「以前からペンギンを高く評価していて本誌に迎えたかったんです。と、いっても恋愛関係にはありません」あの人マジだった(笑)。
売れてきたねぇ~横山ジンジン。これからが楽しみだぁねぇ~
で、ペンギンっ!万が一おまえさんがアノ人と上手く行かなくなってだな、ある朝忽然と家財道具が消えていたならすぐに連絡するよーに!速攻で先任伍長とおたまサンとトリオで捜索隊を組んでやる!我が海上自衛隊の誇る対潜哨戒ヘリSH60Jにかかれば家財道具がどこに身を潜めようと即座に見つけ出し、先任伍長にたった一人で取り返しに行ってもらうわ!えっ?あんたは何をしてくれるって?遠くからワイワイと口で攻撃したる(笑)。強いぞ、この3人が組んだら。心配せんと家財道具揃えたりや!
最後に言うたる、ペンギンっ!貴女はK談社でいっちゃんキュートでナイスな編集者だぞっ!ガンバレっ!ペンギンっ!!
いっぱい感謝!

出雲あきら 殿
お願いだからキャバクラは止めませんか?貴殿にはD通での重要な立場と映画界での崇高な使命があるでしょう?チェ・ミンソを独り占めするとか彼女の劇用の靴を盗もうとしたりとか(未遂)、そんなのは問題じゃぁない。もうちっと夜の時間帯を映画に使いましょう!「イージス」のためにキャバを控えたここ3ヶ月、貴殿には禁断症状が出るどころか顔つきも精悍になり、みつばちハッチ似のT村も魚介類が一切食べられない仁科(アルファベットが上手く使えない!)も抜群の働きで俳優陣の全国キャンペーンを支えたではないか!つまり、貴殿は、本当はキャバクラが苦手なのだ!ホントはキャバが嫌いなんだ!無理やり好きだと思ってたんだよ、出雲さん!
映画界にとって大切な人物を更生させた・・・その意味に於いても凄い作品だわ「亡国のイージス」。六本木「M」のSちゃんゴメンネ。
D通チームに心から感謝!

S?A?T?C? 殿
貴女の八面六臂の活躍にはローソンのLoppiも敵わなかった!
初めての映画、初めてのアソシエイツで貴女は何事にも真正面から取り組んだ。分からないこと、ハッキリしないことには猛然と立ち向かいダラシナイ男どもにペシペシとビンタを喰らわし、海幕広報室の猛者たちをも震え上がらせ、軟弱な宣伝部のスタッフをひれ伏させたその鋭利な舌鋒で「イージス」宣伝戦略の道筋を一から切り開いた蛮行、否、勇猛果敢な立ち振る舞いに心底拍手、そして感謝の意を表します。本当にありがとうございました。頭、ガツンと下がります。最後のダメ押しとなるTVnavi別冊のパーフェクトガイド。あれは貴女のチカラワザだねぇ~、かなりすんごいわ!100万人が見ちゃうんだかんね。宣伝部、感謝しなさい!でね、S?A?T?C?さん、貴女にお願いがあります。確かお子さん一人ですよね。あと5人、いや可能姉妹ならば、あと10人ドッカーンと産んでくれちゃったりしませんか?貴女のような母親を持ったこどもたちは絶対に大丈夫!間違いなく大丈夫!やれフリーターだやれニートだなんて逃げることばっか考えてるヤワな人間にはなんないから絶対、貴女のこどもたちは絶対!だから、S?A?T?C?さんバンバン産んじゃいましょう!そしていい新聞作って下さいな。
S田社長!子育て休暇宜しくお願い致します!!
本当に感謝!

おたまじゃくし 殿
貴殿のこと、多くは語りません。ただこれだけはブログに参加してくれたみなさんに伝えておきたいと思います。
プロデューサーが誰であろうと、監督が交代しようと映画「亡国のイージス」は完成したでしょう。しかし、3佐。あなたの代わりはいなかった。貴殿なくして本作はあり得なかったと製作スタッフの総責任者である私は断言出来ます。
本当にありがとうございました。「イージス」の全スタッフ・キャストを代表して心より御礼申し上げます。
こちらに戻られたら、元住吉の居酒屋で一杯やりましょう。待ってます。
最大に感謝!!

だいだらぼっち 殿
「君を忘れない」、「ホワイトアウト」、「はつ恋」、「ソウル」、「ココニイルコト」、「卒業」、「川の流れのように」、「ekiden」、「カルテット」、「深呼吸の必要」・・・いったい何本一緒にやったら気が済むんだよ、お互い?どう見ても相性のいいタイプではないし、一緒に仕事して楽なコンビでもない。ましてや尊敬出来るような間柄では決してない。しかしだなぁ、今回も一緒のクレジットなんだなぁ。次回は別々のトコにしてやる。絶対そうする。でも、まぁ、また一緒に映画作るんだろうな。残念!!
でも、感謝!

P氏 「そんなわけで先に帰るぞ」
K林 「あれっ、いつもの『L』には寄ってかないんですか?」
P氏 「今夜は真っすぐ帰るわ、地下鉄に乗って・・・」
K林 「・・・珍しいですね」
P氏 「たまには幸福な食卓にでもつかないとな・・・」
K林 「・・・・・・」
P氏 「あっ、それから台風・・・」
K林 「えっ?」
P氏 「きっと来るぞ台風、ジャパンプレミアに・・・」
K林 「・・・」
P氏 「面白くなるねぇ・・・じゃ、おつかれさん」
K林 「おつかれさまでした・・・」

「亡国のイージス」公開まであと5日!がんばろうなっ!ペンギンっ!

                 イザヤ・パンダサン代筆P氏 一部会話K林




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[ だいだらぼっち ] / 2005年07月24日
だいだらぼっちであります。遂に遂に公開まで1週間を切ってしまいました。
夏真っ盛り。夏の風物詩、京都の祇園祭も、宵山こそ15,16日に終わりましたが、ま
だまだ31日まで盛り上がったまま続いております。
本日は還幸祭。四条~三条までの沿道は今夜は大変なことになってしまうでしょう。

祇園祭と言えば別名「鱧祭り」。
関西人、特に京都人にとっての夏の旬と言えば、間違い無く「鱧」ですね。
最近でこそ関東でも食べるようになりましたが、やはり「鱧」は夏の京都で食べるのが最も趣があります。
関東はやはり「鰻」「穴子」「どぜう」の3大ぬるぬる長物類が、夏の食材としては一般的ですが(鰻は決して夏が旬ではないのですが・・・)関西では誰が何と言っても「鱧」 なのであります。

その姿は「鰻」や「穴子」に似ておりますが、「鱧」はもっと過激な魚です。
特徴を述べますと、
①歯が鋭い。
②獰猛である。
③骨が多くて、しかも硬い。
④味は淡白で、上品。
⑤顔が怖い。
⑥生命力が半端じゃないい。
等があります。

①②等の特徴から調理の際は慎重に〆なければなりません。
ちょっと油断するとあの鋭い歯で指に噛み付かれ、大変に痛い思いをすることになります。
もし噛まれたら慌ててはいけません。自分で無理やりはずそうとしないでください。
「ちょっとちょっと、鱧にかまれちゃったよ。」と言って他の人に「鱧」の口をこじ開けてもらうのが宜しいかと存じます。
京都の人は慣れてますので「仕方おまへんな。」と言って上手にはずしてくれるのです。
(ほんまかいな?)
また④の特徴から皆「鱧」を食べたがるのですが、③の特徴のおかげで素人にはなかなか調理が出来ません。

この骨の多さ、硬さゆえ、そのまま焼いても、煮ても食べられないのです。
あんなに美味なのに本当に往生する魚なのです。
それゆえ、「鱧」を美味しく、上手に食べる調理技術が京都で発達したのです。

1.まず、「鱧」を噛み付かれない様に慎重に〆る。
2.ぬめりをとる。
3.背びれをはずす。
4.腹から裂く。
5.頭をとる。
6.太い背骨をとる。
7.小骨の処理をする。
これが大変な技術を要するのであります。
「鱧」専用の骨切り包丁でミリ単位で小骨を切っていくわけですが、その際皮一枚残すのが技なのです。本当に細かく丁寧に「骨切り」をしないとあの味は成立しないのです。
専用の包丁は大きく、重く、その包丁の重みを利用して切っていくのですよ、と聞いたことがあります。

このように丁寧に、慎重に下処理をした「鱧」の料理とは・・・
「おとし」
「鱧ざく」
「焼き霜造り」
「源平焼き」
「しゃぶしゃぶ」
「鱧茶」
「煮物」
「鱧皮酒盗」
等数限りなくあるのです。これが夏の京料理の目玉なのです。
京料理は「鱧」と「ぐじ」と「京野菜」をどのように料理するかで発展し、世界に驚きを与えたのです。

⑤の特徴はまあいいとして、特筆すべきは⑥「生命力が半端じゃない」です。
昔は京都では新鮮な魚が手に入りませんでした。
そのため若狭から「鱧」や「ぐじ」を運んでくる際、「ぐじ」は一夜干しにして、保存が出来るようにしたのですが、「鱧」は元気で、生きたまま京都に運ぶことができたのです。
ある日、若狭から「鱧」を運んでいる時、山道で「鱧」が逃げ出しました。
そのまま山で「鱧」は生き続け、発見した人は「蛇だ!」と思ったそうです。またよく見て「鱧」だとわかった瞬間、「鱧は山で採れるんだ」と理解したそうです。

生命力、獰猛さ、怖い顔、これらの特徴を兼ね備えた凄いヤツが「亡国のイージス」に登場します。
小生の一番好きなキャラクター、そうです。中井貴一さん演じるホ・ヨンファです。

凄いですよー。怖いですよー。迫力ありますよー。なかなかやられませんよー。
獰猛ですよー。でも「鱧」と同じで美味しいですよー。

日本映画最高のヒールをあの中井さんが魅力たっぷりに演じています。

今年の夏の風物詩「鱧と祇園とホ・ヨンファ」

乞御期待! 期待したところでまた来週。来週しかありませんけど・・・ 
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[ おたまじゃくし ] / 2005年07月23日
遅くなりまして、申し訳ありません。やっと書き込めます。
いよいよ来週の土曜日ですねぇ!本当に楽しみです!私たちも当日は休み、の予定ですので、前日から天文館に進出して大いに呑み、気分を盛り上げて鹿児島中央駅付近の劇場に乗り込むつもりです。くれぐれも飲み過ぎないように注意します。

私は、4月から南の島で機種転換訓練を受けていますが、やっと終わりが見えてきました。順調に進んだ場合、あと2週間で終了、原隊に復帰できそうです。(しかし、台風が・・・)
この訓練は、海上自衛隊の正式な命令に基づいて実施されているものであり、「ジャパプレに行きたいよー!」などと言って、勝手にサボって東京に行くなんてことはできません。タカシちゃんあたりから「おいでよ!」と呼ばれれば行くんですけど、そんなことはありえませんからねぇ。おとなしく訓練してます。ジャパプレに参加されるブログ常連の皆様、どうぞ楽しんできて下さい。

なんか、関東地方で地震があったようですが、大丈夫ですか?「亡国のイージス」公開を前に不吉な前兆、否、皆さんの期待の大きさが天変地異を呼んだのでしょうか?いずれにせよ、大きな被害がないことをお祈りします。

テレ朝の特番、すごかったですねぇ。観ましたよ!あの館山基地での撮影が大々的に取り上げられていました。10機ものSH-60Jを同時に飛ばすことは、1個航空隊では不可能、そこで、第21航空群隷下の101、121、123の各航空隊から航空機・搭乗員を派出して混成の編隊を編成することになりました。
10機編隊の撮影を行うためには、各航空隊間の細部調整、飛行ルート・高度などをはじめ、民間の撮影ヘリとのコーディネートなど、館山基地で調整を担当した若いパイロットは、さぞたいへんだったと思います。
彼は、私の教え子です。いつもこのブログにふざけたコメントを書き込む教え子と名乗るヤツとは別人です。
彼のお父さんも海上自衛隊の哨戒ヘリパイロットでした。真田広之氏の最後の撮影に協力してくれた第121航空隊に所属されていた昭和61年の春、伊豆半島石廊崎沖で訓練中に殉職されました。
彼は、小学生だったそうです。そして今、お父さんが勤務した館山基地で、同じ哨戒ヘリパイロットとして勤務しているのです。大学卒業時には、おそらく多くの就職の選択肢があったのでしょうが、あえてお父さんと同じ道を選んだということです。
彼のお父さんのみでなく、多くの隊員が海上自衛隊創設以来、不幸な事故で命を落としています。ミスが死に直結することになりかねないわれわれパイロットは、「命の重さ」ということを常に意識の片隅に置いて勤務しています。自分のミスで死んではいけない、クルーを殺してはいけない、自分や仲間の家族を泣かしてはいけない、ということを考えない日はありません。だからこそ、自らに厳しい訓練を課し、後輩や部下を厳しく鍛えるのです。
パイロットばかりでなく、艦艇乗員、陸上勤務員などすべての海上自衛官が自分の、仲間や家族の、守るべき国民の命の重さを胸に勤務しているのです。
特番の中で、「きりしま」の清井先任伍長がそんな話をしていましたよね?
異論のある方もいるでしょうが、おそらく現在のわが国で命の重さということを、いちばん考えているのは、自衛隊員ではないかと思います。
そんなわれわれ海上自衛官の想いを、真田氏はじめ出演者の方々が見事に表現してくれています。映画の中に海上自衛官の想いも併せてご覧いただければ幸いです。

さて、海上自衛隊の全面協力、知られざる協力をご紹介しましょう。
撮影協力が決定される以前から、「亡国のイージス」を担当した海幕広報室員、彼は、平成14年夏から海幕広報室に勤務していました。2年間の刑期じゃなくて任期の予定でした。
本格的な撮影が始まった昨年夏、彼は飛行配置に復帰する予定でした。しかし、撮影は、まだまだ続きます。
海上自衛隊の決断は素早かった!撮影終了まで、彼の転勤は、凍結されたのです!撮影の終了は、12月13日、「うらかぜ」の映像の素になる「いかづち」での撮影でした。彼が、飛行配置に復帰したのは、今年3月末でした。すごいですよねぇ!海上自衛隊、人事まで含めて全面協力していたんですねぇ!(谷原君のマネ?)

さあ、今夜は渡世人とまたまた呑んだくれます。皆さんも夏本番の週末、大いに呑みかつ食らい、夏バテなんか吹ッ飛ばして下さい。そして大いに「亡国のイージス」を語って下さい。では、来週、封切りの日、最後の書き込みでお会いしましょう。

(注:教え子君のお父さんに関する内容につきましては、本人の了解を得ております。)


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[ S?A?T?C? ] / 2005年07月23日
S?A?T?C?です。昨夕より「何だかおかしいな~」と思っていたところ、2年ぶりくらいに発熱しておりました。あぁ、ブログがまだ…と後ろ髪ひかれる思いではありましたが、年齢には勝てないと根性のないわが身を憂い、やっぱりダメだ!と薬を飲んで寝てしまったので書き込みが遅くなりました。誠に申し訳ございません。夜中に「たるんでるからそういうことになるんだよ。精神から鍛えなおし。0点」とP氏に言われている夢を見て飛び起きました。ぐっしょり汗をかいて、熱もすっかり下がっておりました。効いたのは薬ではなく、P氏の一喝だったなと思い、P氏に感謝しております。ありがとうございました。まあ、公開前の厄落としということで、お許しいただけましたら幸いです。

さて、いよいよ公開を来週に控え、いろいろなテレビや新聞、雑誌などで「亡国のイージス」の役者さんのインタビューを目にするようになりました。誰も彼もみんな本当にいい男ですよね。私も、映画が完成してから、様々な立場でこの映画に関わってこられた方々に取材し、お話を伺ってきました。今日は、そんな取材現場で出会ったスクリーンには映らないいい男をご紹介しましょう。

映画の主人公は真田広之さん演じる先任伍長でしたが、“阪本組の先任伍長”とも言うべきは製作現場プロデューサーの森谷さん。これだけの大きな作品になれば、製作現場には常に何百人もの人がいます。その人たちを一つの方向にまとめ、段取りどおりに撮影を進めていくことがその仕事。撮影の進行状況に加え、役者の体調や、天候などをとっさに判断し決断するそうですが、30年のキャリアのある森谷さんでも、イージスには経験値をはみ出している部分が多かったそう。そんな現場をスムーズに進めるコツを伺ったところ、「自分の中で優先順位をつけること。そして、頭で考えたことを五臓六腑にしみわたらせてから、口から吐くこと。そうすればきちんと伝わる」と。「人をコントロールしようなんて思っちゃいけないよ。自分をコントロールして、自分の変化から相手の変化を導き出さなくちゃ」という言葉には、数々の修羅場を潜り抜けてきたプロだからこその重みがありました。細身で長身、黒いスーツをビシッと着こなした迫力のあるヒゲの紳士を見かけたら、その方が森谷さんです。ジャパンプレミアで会えるかな? エンドロールで森谷さんの名前を確認してくださいね。

さて、もう一人。映画の製作に直接関与されているわけではありませんが、先任伍長つながりということでご紹介します。先任伍長はそれぞれの艦にだけいらっしゃるのだと思っていましたが、今回、海上自衛隊全体の先任伍長がいらっしゃることを知り、会ってきました。その名も防衛庁海上自衛隊先任伍長の佐賀さん。現職に就かれる前は、イージス艦きりしまの先任伍長も務められたという佐賀さんは、海の男歴(こんな言葉あるのか?)34年の大ベテランです。「艦に乗っているときは、すぐに何でもできることが求められるんです。ひとりが欠けても艦は動かないし、みんなが他の人のことも考えて仕事をしないといけない。一人ひとりが大切にされていると思わせることが、私の仕事ですね」。こんな気持ちで育てられているから、若い海曹さんたちの生き生きとした表情と出会えたんだな、と以前乗せていただいた護衛艦でのことを思い出しました。「僕たち船乗りは一度海に出たら半年帰れないこともあるでしょ。だから限られた時間を家族や恋人のために大切に使うんですよ。だから結婚するなら海の男だよ!」とのアピールも。いつもお世話になっている海上幕僚監部の広報室長の顔もダブり(私、個人的にかなり好きです!)、う~む、あと10年早くイージスが製作されていたら、私の人生も変わっていたかしら?などと、ありもしない妄想にとりつかれたりもしました。「いつでも艦に帰れるように、心も身体も準備しているよ」と笑う伍長は、「スマートで、目先が利いて几帳面。負けじ魂、これぞ船乗り」という旧海軍からの伝統の言葉をそのまま体現したような“潮気”たっぷりのいい男でした。

ここのブログに参加していただいているみなさんは、もうその男っぷりをよくご存知でしょうから、ここでは改めてコメントはしませんでしたが、ブログ上でいつも登場してくるP氏もM越さんもプロ中のプロのいい男です。

スクリーンの上にもいい男があふれていて、スクリーンの裏にもこんないい男たちがいる「亡国のイージス」。公開まであと1週間。どうぞご期待くださいね。
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[ 出雲あきら ] / 2005年07月21日
 出雲あきらです。このブログも今回を入れてとうとう2回になってしまいました。今週は渥美大輔DAIS内事本部長に同行し、キャンペーンに行ってまいりました。この全国キャンペーンもあとわずか。私も来週25日に再び誰かとどこかの地区へ同行する予定です。
 さて、最終回の1回前にふさわしいネタとして、やはり私はジョンヒ役チェ・ミンソちゃんの話をせざるをえません。ペンギンさんにも書かれてしまいましたが、はっきり言って、出雲あきらはチェ・ミンソにメロメロです。よく年の離れた女性に入れあげてしまい、会社の金に手をつけてしまうなどの破滅の道をたどる中年男のニュースを耳にしますが、今の私にはとても理解できます。さて、これから語るのはそんな中年男の情けない物語です。

私、出雲あきらが彼女に初めて会ったのは、昨年の8月上旬、撮影が始まる1ヶ月前、日本の関係各所にご挨拶に来日した時でした。もちろん、韓国映画好きの私としては彼女が出演した映画「チャンピオン」は早々に韓国で公開されていた時に見ていて、とてもキレイな女優さんだと認識していたぐらいですから、P氏からジョンヒ役にあの「チャンピオン」に出ていたチェ・ミンソに決まったよ、と聞いたときはガッツポーズをとったくらいでした。
 来日2日目、ナマのチェ・ミンソちゃんが私にあいさつに来られました。「はじめまして、私はチェ・ミンソです。」たどたどしい日本語で私に話した瞬間、彼女の大きな目から何か光線のようなビームが発射されたような気がしました。そうです、その瞬間からまるでビーム光線の催眠術にかかったように私は彼女の奴隷と化したのです。その日の夜、早速彼女の歓迎夕食会が開かれました。十数名が彼女を取り囲む会で、運良く目の前の席に座らせていただいたのですが、どうやらチェ・ミンソちゃんはP氏から出雲の人となりをかなり大げさにインプットされていたようでした。(はっきり言えば、出雲はオネエチャン好きだとか、変態であるとか、思いっきりデフォルメされて伝わっていたようです)まあ、P氏が大げさに伝えていただいたおかげかもしれませんが、食事会が進むにつれて、チェ・ミンソちゃんは何と私に対して「P氏から聞いていた方とは全然違います。とても素敵な方ですね。」と言うではないですか。もうすっかり有頂天な私。もうすでに私は彼女の術中にはまっていたのです。寿司が好きという彼女、翌日は、私が個人的に私の地元の寿司屋さんにご招待する約束を取り付けました。
 さて翌日は、昨日とうってかわり少人数の会食です。私は今回、チェ・ミンソちゃんの隣に座りました。食事が進むにつれ、出雲あきらは底なし沼に落ちていきます。昨日に増して、チェ・ミンソちゃんは私にそのキラキラした瞳からビーム光線を出してしゃべるのです。まず、「来日初日にP氏がお寿司屋さんに連れて行ってくださったんだけど、こちらの方が美味しいです。もちろん、P氏には内緒にしてね。」ときました。「そうでしょう。当然ですよ、はっはっはっ。」思わずふんぞり返る出雲。今考えれば、おじさんをのせる悪魔のような発言です。その後はもうめちゃくちゃです。「ソウルのどのあたりに住んでいるの」という私の発言に、きちんと答えてくれるチェ・ミンソちゃん。たまたま、4年前にソウルに40日間仕事で滞在することがあった私ですから、ソウル市内は土地勘があります。だいたいどのあたりに住んでいるかわかったものですから、会話はさらに盛り上がり、「今度、出雲さんがソウルに来られた時は、私の自宅のすぐそばにソウルではおいしいお寿司屋さんがあるので、そこに一緒に行きましょう。」と言うではありませんか。どうですか皆さん、チェ・ミンソちゃんの自宅のそばですよ、そば。そんな場所に行ったら私はどうなってしまうのでありましょうか。(ちなみに、まだ実現してはいない)
 そして彼女はとどめの一撃を私にしたのでした。私の耳元に息を吹きかけながら言いました。「本当に素敵な方ですね、私の日本の“サムチョン”と呼ばせてください。」「いやーいつでも呼んでくれよ。」もうここまでくると、銀座のクラブのオネエチャンと話しているような錯覚に陥ってきます。ん?ちょっと待って、「サムチョン」というのは確か「おじさん」という意味ではないかな・・・。よく韓国ドラマで「オパー」(お兄さん)というセリフがよく出てきますが、韓国の女性が年上の男性を「オパー」と呼びます。私も韓国のクラブに行くと、「オパー」と呼ばれます。チェ・ミンソちゃんは、何で「サムチョン」と言ったのか。でもそうですよね、20才も年上の私に対しては、おじさんですよね・・う~ん。
 そんな、チェ・ミンソちゃんですが、昨年主演した映画「ドンテルパパ」は日本では秋に公開されるようです。そして、最近の韓国タレントブームで、パク・ヨンハが月9に出たり、チェ・ジウが日本の連ドラに出演されるというニュースも伝わってきていますが、チェ・ミンソちゃんもことによると日本のドラマに出演する日も近いかも知れません。(これ以上言えないのが残念ですが)
 そして、いよいよ来週、「亡国のイージス」のジャパン・プレミアのためチェ・ミンソちゃんが2ヶ月ぶりに来日します。さあ、出雲あきらは今回も再びビーム光線の餌食になり、悪魔のような囁きにメロメロになるのでしょうか?もう、どうにでもしてくれ!!
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[ 夜行性ペンギン ] / 2005年07月20日
 いろんな意味でイモ姉チャンの夜行性ペンギンです。パンダサン様、了解です。長浜のイモ天のおかげでお通じ全開、ラスト2回も快腸に……ではなく快調に参ります!
 ところで、本日掲載の画像は、モーニングで漫画版『イージス』を連載中の横山仁氏がこのブログのためだけに描いてくださった、またまた貴重な描きおろしイラストです。前回、ネタに困ってチョット恥ズカシイお話を暴露してしまったにもかかわらず、無理なお願いを快諾してくれ、原稿執筆の合間にイラストをFAXしてきてくださいました。本当にありがとうございます。ちなみに、小さくて読めないかもしれませんが左隅の枠内の宮津、「三巻の表紙は私だ」と言っております。……渋いです。漫画版『イージス』③巻は8/23(火)発売! 皆さん、よしなにお願いします!!

 本題です。突然ですが、映画『亡国のイージス』、皆さんは誰と観に行かれますか? 
 当然、「一人で観る!」という方もいらっしゃるでしょう。かく言う私も、『イージス』を最初に観たのは関係者試写で、両隣は知らない人。事実上ひとりで観たようなものです。――で、結論から言えば、一度目の『イージス』を一人で観賞したこと、今となってはとても良かったと思っています。厳かに流れていくエンドロールを眺めながら、フッと思ったからです。「ああ、この映画はもう一度、自分にとって本当に大切な人と一緒に観たいな」と。もちろん、これはあくまで私個人の主観ですから、怒らないでください与古神さん。

 自分にとって大切なもの、守りたい何かってなんだろう? そう自問した時に私が真っ先に考えたのは、国家とか平和とかいった壮大なものではなく、家族や友人といったとても身近な……自分の眼に映る範囲の人々のことでした。そのとき隣に彼らがいなかったからこそ、近くにいるのが当たり前すぎてその大切さに普段気付かない、かけがえの無い彼らのことを考えたのだと思います。特に私の場合、親元を離れて一人暮らしですし、仕事にかまけて友人達にも無沙汰をしていますし。

 なので、私は早々と前売り券を9枚買いました。5枚は、私を含めたペンギン一家の分。2枚は、私の失恋遍歴から持ち逃げされた家財道具の詳細まで、全てを知り尽くした無二の親友と観る分。編集部の先輩からは「お前は何回観るつもりなんだ!?」と呆れられましたが、きっと家族と観るのと親友と観るのとでは、受け取るメッセージや感じる想いも違うはず。寺尾さん演じる宮津のあのシーン。父ペンギンと並んで観たりしたら……お馬鹿な私は、想像しただけで鼻が詰まってしまいそうです。鼻血で、じゃないですよ念のため。幸いにも皆「観たい!」と快諾してくれたので、そんなわけで2度目・3度目は、自分にとって大切な人達と観て参りたいと思います。
 ……え? 「おかしいじゃないか、5枚+2枚=7枚で、計算が合わないじゃないか」って? いや……あの、それは…

 あっ、ここで福井さんから電話です! ハ? 水着だらけの大運動会!? ……失礼しました、例のプレゼント大会の準備ですね! フッフッフ、もちろん出来てますっ!!


【ご愛顧御礼! イージス出版局合同、ブログだけのプレゼント大会!!】

「ブロガー全員が公平に参加できる企画を」。地方の皆さん、了解です! ご希望のプレゼントを選んで、ガンガン葉書を送ってください!!

~書籍~
<A>『亡国のイージス』ハードカバー /5名
<B>『亡国のイージス』文庫(上)・(下)巻セット/5名
<C>『映画「亡国のイージス」公式大綱』 /5名
<D>『もうひとつの「亡国のイージス」~オール・アバウト・如月行』/5名
<E>『「亡国のイージス」防衛のジョーシキ早分かりQ&A』/5名
(※ 上記A~E、全て福井晴敏氏の直筆サイン入り)
<F>『水平線の光の中、また逢えたら』/ 5名
(※ 福井晴敏氏 & 橋口いくよ氏 Wサイン入り)

~コミック~
<G>モーニング版『亡国のイージス』コミック①・②巻セット/5名  
(※ 福井晴敏氏 & 横山仁氏 Wサイン入り)
<H>別フレ版『C-blossom-Case729-』コミック①巻/5名
(※ 福井晴敏氏 & 霜月かよ子氏 Wサイン入り)
<I>“W如月行”イラスト入り福井晴敏氏サイン色紙/10名様
(※モーニング版&別フレ版、2人の行のイラストが印刷されています。)
<G>コミック複製原画6枚組セット/20名様
(※モーニング版『イージス』&別フレ版『シーブロ』、各3枚ずつ。)
<K>横山仁氏&霜月かよ子氏 直筆イラスト(※本物)セット/1名様
(※本ブログの7/20掲載&6/22掲載のイラストを2枚セットで。
 差し上げるのはFAXではなく、本物の絵の方になります!)

*以上11点、計71名様*

~応募の決まり~
①お一人様何枚でもご応募OK!
②複数商品へのご応募もOK!
③字はできるだけ丁寧に!
④食べ物は残さない!
⑤ゴハンは必ず座って食べる!

~応募方法~
ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、ご希望の商品番号(A~K)、あればハンドルネーム(無くても不利にはなりません)、我が町自慢(任意)――を明記して、下記の宛先にお送りください。

〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21 講談社モーニング編集部
『亡国のイージス』ブログスペシャル「K頭氏によろしく」係

※締め切り:7/29(金)必着
※発表は発送をもってかえさせて頂きます。
※抽選は講談社モーニング担当・K頭氏が一括して行います。理由は単純、『イージス』出版局の編集者の中でいちばん若造……もとい、いちばん体力がある(はず)だから!! ただし万が一お問い合わせ等がある場合は、講談社及びモーニング編集部ではなく、全て本ブログのコメント欄に、夜行性ペンギン宛でお願いいたします。

 今回のプレゼントは、『亡国のイージス』を愛し、且つこのブログを半年にわたって支えてきてくださった皆さんへの、『イージス』出版局全員からのささやかな御礼の気持ちです。当選した方への商品の発送は日程の都合上このブログ閉鎖後となりますが、その点は何卒ご了承ください。   
 
 というわけで、地方の方も首都圏の方も、試写会に外れた方も当たった方も、そして書き込み常連の方も未経験の方も、とにかく一人でもたくさんの方のご応募を心よりお待ちしております。
 好きなものに対して、遠慮や引っ込み思案は損ですよ♪ 愛は、包み隠さずさらけ出して――とまあ、言うのは易しですが……これがなかなか、難しいものです……。かく言う私がその最たるもので、2ヵ月も前に前売り券買っておきながら……もう一人のアノ人を、いまだに誘うこと相成らず。先任伍長の前で爆睡したり立ったままイモ天に噛り付いたりするくせに、こーゆーとこだけ大和撫子な自分がホトホト嫌になります。
 ……一句詠んでもイージスか?

『「観に行かない?」 その一言が なぜ言えない!?』

……字余り。
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[ しょうりょうかん ] / 2005年07月19日
来週の公開に先駆けて、いよいよ明後日21日にプレステ2版「亡国のイージス2035~ウォーシップガンナー~」が発売されます。明日の午後には店着するので、待ちきれない方は未来の福井ワールドをお楽しみください。本日いただいたコーエーさんの情報によると、7月26日の産経新聞に10段で福井さんのインタビューが出るのですが、その下5段にゲームの広告が入るそうです。(ちなみにこの日はローソンにも行ってくださいね。)



思えばこのブログを依頼されたのは、まだ肌寒い時期の麻布十番でした。もちろんP氏からなのですが、なぜか一緒に食事をしていたのは、秋元康さんでした。実は今から約2年前にP氏と私とを初めて引き合わせてくれたのが秋元さん。(この時はだいだらぼっち氏も同席されてました。)ということは、秋元さんがいなければ、私はこの大作に係わることはなく、ということは、ゲームもきっとなかったでしょうし、ローソンさんじゃないコンビニでキャンペーンが展開されていたかもしれません。人の出会いの不思議さを感じます。

私は秋元さんとは8年ぐらいのお付き合いで、以前はよく六本木や銀座で飲み歩きました。当時、私がソニーを応援するスクウェアという会社の副社長で、秋元さんはソニーとライバルのセガという会社の社外取締役だったので(両社ともその後に他社と合併しましたが・・・)、ただの飲み友達。一緒に仕事をするなんて考えもしませんでした。
それが、現在は一緒に映像の仕事をさせていただいているだけではなく、EXILEが8月24日に発売する「EXIT」という曲の作詞をしていただき、どっぷりと仕事つながりになりました(笑)。
この曲は日本テレビ系で土曜日に放送中の「女王の教室(このHPはとても良くできています。)」という大変物議をかもしているテレビドラマの主題歌ですので一度聞いてみてください。(写真はEXILEのリーダーHiroと秋元康さん@京都造形芸術大学)

突然ですがここで問題です。
問題:秋元さんは、「亡国のイージス」にどういう形で係わっているのでしょうか?
  ①実は原作を書いた。
  ②実は監督をした。
  ③実はP氏だ。
  ④実はヨンファの部下で出演している。
  ⑤実はGUSOHだ。
  ⑥実は宣伝のコピーを書いている。

答えは再来週のこの時間に・・・。えっ?終わってる?
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[ イザヤ・パンダサン/映画ライター ] / 2005年07月19日
さぁて、ラス前である。思えば遠くへ来たもんだ・・・などと感傷に浸っている場合ではないのが「イージス」である。この3日間も鳥取→大阪→成田→札幌→東京とかなりハードな移動のP氏に同行中だが、「仕事だかんねぇ~、好きでやってるワケだし・・・そんなに大変じゃぁないよ。だいたい、撮影がとても厳しかった・・・とか寝ないで撮ってたとか泣き言ばかりの映画屋が多すぎだな。嫌ならヤメればいい・・・それに映画を特別だと思ってるバカも多すぎ。どっちが偉いかってったら安くて旨いスシ職人の方が断然得点高いな。アホな自称映画屋より・・・」とラストに向けてだんだん冷めて来た(笑)。
そんなP氏も舌を巻いたのが宮津副長を演じた寺尾聰の「たたずまい」である。「・・・なんかねぇ全編せつないんだよな・・・。それでいて凛としていて芝居にスキがない。かと言って観るものを拒絶はしない。でも距離感がある。最後の行とのシーンにはヤラれたわ、本当」と珍しく俳優さんの演技に言及していた。
宮津家は3代続いた海軍魂の家系である。もちろん旧海軍と海自とは根本的に別組織、別の理念で構成されている。しかし、よき伝統というものは受け継がれるのである。黙っていてもDNAは伝わるのである。私が思うにそれは「恥の文化」なのだと思う。”恥をかいたらハラを切る”本当にハラを切ってはいけないが、絶えず身も心も誰にも恥じぬよう普段から整えておく・・・そういった身近な覚悟が海の男の本懐だったのだろう。そうでなければ大海原で命を繋ぎ会う者同士、本当の仲間、本当の武人とは認められなかった・・・そんな気がする。だいたいがあの白い制服、汚れがすぐ目立つ。艦内には鏡が多い。身だしなみから整える気風は今も残ってるようだ。
で、寺尾さん。海自の制服が一番似合ったてたのは実は寺尾聰だと思う。お父上から受け継いだ反骨の役者魂。それが放つ渾身の気迫が本作の屋台骨を支えたと強く思えるのである。多くは言えないが、物語終盤に全てを引き受ける彼のたたずまいは、静かなる「もののふ」のそれである。紛れも無い武士の姿がそこにあった。こころが揺れた。

で、ペンギンっ!それに比べておまえさんのアノたたずまいは一体何だ!?父ペンギンも泣いてるぞ!それになぁ、あんた長浜の屋台での帰り際、「もったいない!」って立ったままイモのテンプラに齧りついてたよなぁ?世界の真田も凍ってたぞっ!真田さんがジャパン・プレミアに凍ったまま戻って来たらおまえさんのせいだからな!も一度よく分からんががんばれっ!ペンギンっ!!
                  イザヤ 拝


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[ だいだらぼっち ] / 2005年07月17日
だいだらぼっちであります。三連休いかがお過ごしでしょうか?
学生の皆様、生徒の皆様はもう夏休みに突入されましたか?
長い休み、気を付けて楽しんでください。
小生の小学生の頃は、終業式に必ず「生水に注意」「暴飲暴食に注意」と先生に言われたものです。
「生水」なんて今ではかえって貴重なものですね。
「お茶」や「水」が有料になったのはいつの頃からだったのでしょうか?
初めのうちは「何で金とるんだ?」と不思議な気持ちになったものです。

昔に比べて高価になったものと言えば、「カブト虫」や「クワガタ」などの甲虫類です。高いものだと(オオクワガタのオス等)一匹何万円もするようですが、昔は森に明け方行って、木を蹴るとばらばら落ちてきました。いい木と駄目な木があって、子供ながらよくわかっていたように記憶しています。
また虫取りの名人がいて、彼についていくと最も貴重な「シロスジカミキリ」もよくとれ ました。
売っているものほど立派なものではありませんでしたが、それこそ「養殖」でない、「天
然物」がとれたものです。
夏休みの宿題、「昆虫採集」が流行でしたが、今考えると随分残酷な宿題だったものです。自然保護団体からクレームが付きそうな行為ですよね。食用でなく遊びで昆虫の「生命」を奪うのですから。そしてその死骸をピンでとめてさらすのですから・・・

料理の世界で「残酷」と言えば何といっても「活け造り」です。
生きたままさばいて、骨の上にまた身を乗せる。酷いことをするではありませんか。
いくら魚には「痛点」(痛みを感じる神経)が無いとはいえ、水中から引き上げられて、「身」を切られるなんて考えるとぞっとします。
しかし日本人はこの「活け造り」が大好きで、冬なら「平目」、春なら「鯛」、夏は「鯵」などを好んでいただきます。
「鯵」はとりあえず一年中大丈夫ですが、「夏」から「秋」に合いますね。あの涼しげな 感じが夏っぽいのでしょう。「鯵」は「活け造り」とは言わず、「たたき」といいますが、これは「身」を切った後、細かくたたくように切るからだそうです。
「鯵」の中でも一番美味しいのは「マアジ」です。天然の「マアジ」は「開き」にしても、「たたき」にしても一味違います。
もともと身体が薄い魚なので「焼き」や「煮」よりも「生」或いは「半生」が向いていると思われます。ただ大振りのものですと「煮付け」もなかなかよろしいようです。
「小鯵」ですと「南蛮漬け」や「から揚げ」などが秀逸です。
ただやはり「鯵」といえばあの残酷な「たたき」が最も美味しい食べ方でしょう。

さばいた「鯵」の頭と尾びれを串でつなぎ、器のようにして「身」を盛り付ける。
おろし生姜を乗せ、「たたき」を若干つまんで、醤油に漬けていただく。
「冷酒」をちょっと飲む。
面倒くさくなって生姜を醤油でとく。
「冷酒」をちょっと飲む。
「たたき」を若干つまんで、生姜醤油につけていただく。
「冷酒」をちょっと飲む。
この繰り返しです。ああ美味い。
時折尾びれがビクビクッとふるえたり、口がパクパク動いたりします。
「成仏しておくれ、ちゃんと全部残さず食べますから。」と祈りながらありがたくいただくのです。
絶対に残してはいけません。「鯵」に申し訳ありませんから!
たまに居酒屋などで隣のテーブルに半分も手をつけてない「鯵のたたき」の残骸があると、小生かなりブルーになります。
「かわいそうじゃないか!何てことするんだ!せめて新鮮なうちに平らげなくては駄目だよ。鯵の気持ち考えて見なさいよ!」と叫びそうになってしまうのです。

「鯵」はまばたきをしません。いや「鯵」に限らず魚はまばたきをしないものですが、特 に「鯵のたたき」の「鯵」の眼は潤んでいて痛々しい感じです。

「鯵」は口をききません。いや「鯵」に限らず魚は口をきかないものですが、特に「鯵の
たたき」の「鯵」は何かを言いたがっているような気がするのです。

「覚悟は出来ている。」
「さっさと殺してくれ・・・」
「そっちが出来ないのなら、自分で死ぬさ・・・」

等と言っている気がするのです。

「すまない。お前のことは忘れない。」
と心の中でつぶやいて、小生は「鯵」を食べるのです。

「亡国のイージス」の登場人物、ドンチョル。彼はヨンファの部下で「かの国」の工作員 です。
映画をご覧になりましたら、彼の最期のシーンに注目してください。ヨンファ」との芝居
をじっくり鑑賞してください。
きっと小生の言いたいことがご理解いただけると思います。

「お前のことは忘れない・・・」という気持ちになって、また来週。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年07月16日
いや~、暑いです。本当に暑いし、熱い!南の島は、昨日の梅雨明け宣言を受けて、今日は朝から気温がグングン上昇して、この時間になっても凄い暑さです。そして、ブログも熱いですねぇ!
ただ今、私は、フェリーに乗って海の上を走っています。デッキに出たところ、生ぬるいのを通り越して、汗ばんだ身体にさらにベトベトと衣服を貼り付けようとする海風に全身を弄られてしまいました。そそくさと冷房の効いた船内に避退し、これを書き始めたところです。
今夜は、先日、東京から福岡に転勤になった友人が遊びに来るということで、私と数人の仲間とこのあたりで一番大きな街に繰り出すところです。
さあ、今日を入れてあと3回でこのブログを愛して下さる皆様ともお別れですね。もうお気づきの方も多いのでしょうが、ここの執筆者はみな映画、出版業界等それぞれその道のプロばかりです。そんな中で、まったく畑違いの私がここでえらそうなことを書くのは、正直な話、いろいろな意味でかなり大変なことでした。最初は、真面目にいこうと思っていたのですが、やはり時間とともに地が出てしまい、頭と育ちの悪さは隠しようもなく、ついついくだらない話で、お茶を濁してしまいました。
コメントをいただいても、なかなかお答えできないし、調子に乗りすぎて皆様に不愉快な思いをさせたりと、本当にご迷惑をお掛けしました。
あと3回、真面目にご挨拶できる機会があるかどうかわかりませんので、本日この場でお礼とお詫びを申し上げます。また、映画が公開されましたならば、ぜひ2度3度と劇場に足を運んでいただき、出演する役者さんたちの演技に胸を熱くし、ここまで造り上げたP氏、監督はじめスタッフのの苦労と映画に対する情熱をご理解いただくとともに、全面協力させていただいた防衛庁、海・空自衛隊のこと、特にそこで働く隊員ひとりひとりの「思い」を少しでも感じていただければ幸いです。
また、公式大綱の誌面、産経新聞、サンケイWeb.上におきまして、文豪福井氏はじめ、P氏などに身に余るお言葉をいただき、感謝の言葉もありません。それ以上に戸惑っています。あんなに書いていただくような者では、ありませんよ。映画の撮影協力だって、トップがやれって言ったんだから、逆らうやつがいる訳ないじゃないですか。私は、部隊に電話かけて、後輩相手に「あーだ、こーだ。」と指図していただけですから。(たまには、手足も使いましたが・・・)テレ朝特番にも登場してしまい、これから街を歩くときには、サングラスが離せなくなってしまいました。見苦しいツラをお見せしまして、申し訳ありません。
あっ、もうすぐ入港だそうです。今日は、本当に内容がなくて申し訳ありません。あと2回、何か新鮮なネタを見つけてきますので、ご勘弁下さい。では、友人、同僚とわが国のこと、亡国のイージスのこと、熱く語り、大いに呑んだくれてまいります。皆様もよい休日をお過ごし下さい。

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プロフィール
イザヤ・パンダサン
映画ライター/英国の映画学校卒業後、ヘラルド・トリビューンの芸能担当、夕刊フジ等を経て現在フリー。本作の制作全過程を密着取材。好きな歌手はかぐや姫のパンダさん。かのイザヤ・ベンダサンは母方の叔父である、わけがない。
しょうりょうかん
EXILE好き。
夜行性ペンギン
アラビア語は読めても地図が読めない女編集
出雲あきら
夜の演劇ライター。ロケハン先で、風俗通い。
S?A?T?C?
Sは酒、Cは千鳥足。酔ってつぶやくオンナの本音
おたまじゃくし
釣って捌けるパイロット
だいだらぼっち
夜の巨人