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[ 出雲あきら ] / 2005年06月30日
出雲あきらです。いよいよキャンペーンが佳境になってきました。P氏は故郷の北海道で大車輪とのこと。お疲れさまです。
ところで、この私のブログですが、他の方に比べて書き込みが極端に少ないのです。大変気にしております。そこで最終回に向けてあと5回、多くの書き込みがあるように内容を強化していきたいと思います。
皆様、幻冬舎文庫から発売中の、「水平線の光の中、また逢えたら another『亡国のイージス』ジョンヒ~静かなる姫~」はもう読まれましたか?原作にはないジョンヒのアナザストーリー、とてもせつないラブストーリーでしたね。なんと、この本を原作としたラジオドラマが放送されることになりました。放送日は、7月11日(月)~14日(木)18:50~19:00の4回連続です。今わかっている情報はこれだけです。メインの登場人物はジョンヒと古屋研太の二人です。声優さんは誰になるのでしょうか?きっと決定しだいどなたかが書き込みをしてくれるでしょう。ところで、ジョンヒは確か口がきけないはず。どうやってラジオドラマにするのだろうか?

さて、もういきなり来週の予告です。5月にこのブログに書いて大変反響を呼んだカンヌレポートですが、2ヶ月経って今明かされる衝撃の事実、「乗り遅れた、だいだらぼっち」の続編、「○○○された、だいだらぼっち」を次週はおおくりします。ハプニングは往きだけではなかった!!2ヶ月にわたる、だいだらぼっち氏との粘り強い交渉の結果、このブログへの掲載をようやく許可いただきました。乞うご期待。     
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[ 夜行性ペンギン ] / 2005年06月29日
 夜行性ペンギンです。パンダサン様、了解です。先週の分まで、今週は張り切って参ります。それはさておき、2日前の月曜日。私、目撃してしまいました。ちょっとコ洒落たカフェテリアの窓辺でくつろぐ、怪しげな男達……ってよく見たらP氏とだいだらぼっち様。まさかあの場で「ニワニワニワ…」とか言ってたのでしょうか。だとしたら納得です。彼らのテーブルの周りだけ、なぜか人気(ひとけ)が無かったワケが。

 毎度毎度、私事で申し訳ないのですが、先日「事情聴取」というものを生まれて初めて経験いたしました。あ、酔って暴れて捕まったとか、酔って殿方を襲って捕まったとか、そういう犯罪行為を犯したわけではありませんよ念のため。
 これまでわりと安穏と生きてきたせいか、警察署など足を踏み入れたことすらなかった私。ただでさえ緊張ぎみだってのに、あまつさえ「ゴメンねー、今ここしか空いてなくてね~」と通された小部屋には……窓が無――いっ! ひええ、ここっていわゆる取り調べ室!? 本当にドラマで見たよなライトスタンドがあるっ! カツ丼はどこだ!?
 そんなこんなで心臓バクバクで待っていたところ、ガチャッとドアが開き、「お待たせしました」とにこやかな顔で入ってきた担当の刑事さん。この方が……なんと中井貴一さん似の、優しそうな目をしたナイスミドル!! いろんな理由で固まってる私に、刑事さんはニッコリ微笑んで「あ、緊張してます? じゃあコーヒーでも飲みながらお話しましょうか」。ああもう、笑うともっと中井さんにそっくり! ――もう、何でも聞いて! 好みのタイプは今日から中井貴一さん!! 彼氏はいつでも募集中!! そんな私の興奮をよそに刑事さんはさっそくコーヒーを持ってきてくれて、いざ聴取開始。

刑事さん「確か、23ですよね?」
ペンギン「ち、違います! に…………2○です」(←○内数字自主規制)
刑事さん「? あ…お年じゃなくて、○○○が起こった日ですよ<笑>」

 てな具合に時たま刑事さんの失笑を誘いつつも、まあまあつつがなく聴取は進行して……いったかに見えました。突然、鼻の下辺りを何かがスーッと滑り落ちる感触がし、刑事さんが「うわっ!」とドン引きするまでは。
 ――そう。私は、初めての事情聴取への緊張ゆえか、中井貴一さん似の刑事さんに対する興奮ゆえか、はたまた「鼻からスパゲティー」というP氏からのミッションを果たすための特訓ゆえか、小学生の時だってこんなに見事に出したことないぞというくらい大量の鼻血を放出してしまったのでした。トホホ。
 でも、中井刑事(←間違い)は最後までとっても親切で、上記のような醜態をさらした私を心配し、わざわざ署の外まで出て見送ってくださいました。最後に「お大事に」とおっしゃってくれたので、私も笑顔で「ありがとうございます」。――右の鼻の穴に、めいっぱいティッシュを詰めたままで。
 『亡国のイージス』公開まで、あと1ヵ月。皆さん、気がはやるのも無理はないかと思いますが、いざ劇場へ足を運ばれる前日は十分な休養と睡眠をとってきてください。劇中には、興奮するシーンがテンコ盛りです。観賞中に鼻血でも出そうものなら、場内は暗いからもう大変! 終了後に照明がついたら隣の人の顔が血まみれだった、なんてスプラッタな事態が発生しませんように……!!

 前置きが長くなりましたが、本日は予告通り角川書店祭りです。

●ファンの皆様をハラハラさせ、関係者をもっとハラハラさせてきた『映画「亡国のイージス」公式大綱』、ようやく、担当・S藤嬢の手元に、燦然と輝く「見本」が刷り上がってきたそうです。7月1日(金)から順次、全国の書店に並びます! 
 右上に掲載したカバーの画像、ぜひともクリックして、拡大のうえご覧ください。夕刻、某海域を進む護衛艦の威容。一目で分かるシルエット……のはず。この本は海上自衛隊の協力なしには成り立たなかった一冊ですが、カバー写真も、自衛官の方が撮影した写真をお借りしたレアもの(?)です。これだけでも一見の価値あり! いややっぱり見るだけではなく買ってください!!
 さてさて、肝心の中身について。以前“護衛艦<たかなみ>の皆さんに福井さんが直撃インタビュー”という企画はご紹介いたしましたが、もちろんそれはほんの序の口。皆さんの楽しみを奪わないために、ここでは敢えて明言は避けますが……本書を読めば、映画『亡国のイージス』にまつわる表話・裏話、そして海自や護衛艦にまつわる、知らないようでやっぱり知らなかった色々な事実が判明します。
 突然ですが、ここで問題です。

①古庄元海幕長の趣味は、なんと○○○○!
②その古庄元海幕長の対談相手は「ケッケッケ」という笑い声でおなじみ○氏!
③総員離艦の際の注意事項、まずはとにかく「○○○○○!」
④仙石や如月が食べている缶飯、最も美味しく食べるには○○分湯煎するべし!
⑤精巧に艦内を再現してセットを造るため…スタッフは○○○と間違えられた!?
⑥角川書店・S藤嬢のスリーサイズは、上から○・○・○!

 とりあえず、上記6問の答えが分からない方は『公式大綱』買いましょう。もちろん、私も買わなければならないようです。
 『イージス』の全て(注/⑥番の答えを除く)を網羅した、渾身の104ページ。かなり厳しいスケジュールの中、印刷会社の皆さんもプライドをかけ「やるしかないでしょう!」と戦地へ、もとい現場へと向かっていった結果生まれた、伝説の一冊。観てから読むか、読んでから観るか。それが問題だ(笑)。

●同じく角川書店刊『特撮エース』。7月1日発売号にて、『イージス』特集が組まれてます。映画特集等ではもともと定評のある雑誌ですが、今回も、『公式大綱』に負けず劣らず総力特集です。ぜひともお買い逃し無く!

●最後に、講談社刊『モーニング』が角川祭りに乱入! 7月7日(木)発売の32号より、3号連続リレープレゼントなるものを実施するそうです。商品内容は……この期に及んでまだ未定! なんてったって担当氏、先週の32号校了日前夜に私んとこに電話かけてきて、「なんかくれ!」ですから。詳細は、発売日前後……というより全商品決定後にあらためてご報告します。てゆーか、優柔不断な文学青年・担当K頭クンに変わって、いっそブロガーの皆さんが決めてあげた方がいいかもしれません(笑)。

 今週はいつにもまして長くなってしまいました。でも、公開が一ヵ月後に迫っているということは、すなわちこのブログも残すところあと一ヵ月ということ。微力ながら残り4回も、鼻血以外は出血大サービスで踏ん張ります。コメントの書き込みをためらっている皆さん、勇気を出して一度だけ、一言だけでも、このブログに足跡を残してみてはいかがでしょう? ハンサムな殿方の前で鼻血ブーをするよりかは、恥ずかしくないですよ。たぶん。
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[ しょうりょうかん ] / 2005年06月29日
しょうりょうかんさんは急な海外出張のため現在空の上です。機内電話からの連絡で私、プロダクションマネージャーのK林が代打で登場させて頂きます。47歳独身、未婚、妻子なしの映画好きです。よくケンドー長崎に似てると言われますが、本人としては石田純一の方が似てるかな、と思っています。というわけでブログメイトの皆さまとペンギンさんお待たせしました。しょうりょうかんさんからもくれぐれも丁重にお詫びして頂きたいとのことでした。どーもすみません。では、また来週。ばっはっはぁーい!
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[ イザヤ・パンダサン/映画ライター ] / 2005年06月28日
強行軍であります。P氏は在来線のハードなクーラーにノドをヤラれて、声が全く出ない状態です。でもって♪花はどこへ行った?ならぬ梅雨はどこへ・・・と叫びたくなるほど暑いですわ、日本列島。仙台も秋田も青森も、岡山も松山も、そして高知もどこもかしこも本当に暑い。勝地涼もこれほど暑いと名前負けしてしまいますね(笑)。
しかし嬉しいことに、本当にありがたいことに、各地で「イージス」チームはとても暖かく迎えて頂いております。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディアの方々の熱心な取材はもとより、今回の目的のひとつである「映画館訪問大作戦」では実際に吉田栄作や勝地涼が劇場を訪問してスタッフの方々に直に「イージス」をプッシュさせて頂いてるので、みなさんの熱烈な大歓迎を受けています。今後真田さんも劇場での試写会舞台挨拶やシネコンへのプロモーション訪問が予定されています。どこかでみなさんとお会い出来るのを楽しみにしています。スケジュール(お願い!S田さん!)は一両日中には「M越通信」で発表させて頂きますので、どうぞご注意下さいませ。

さて、珍しい2人がお茶を飲んでいます。P氏とだいだらぼっち氏であります。ほとんど聞き取れないかすれ声でP氏がキャンペーン中に食した秋田の稲庭うどんと四国の讃岐うどんの違いだかなんだか、を話しているようですが・・・。

P氏 「イナニワ ニハ ニワ ニワ ニハ ニワ ニワトリ ガ イル・・・」
だいだら氏 「ニワ ニハ ニワ ワニ ガ イル・・・」

2人 「・・・怖っえぇぇぇーーーー!!」

いいか、こんなヤツらにまかしてたらダメだ!今週はガンバレよペンギンっ!!とうとう私のブログも今日を含めてあと5回!そしていよいよ公開まであと32日!!あー、はやっ!


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[ だいだらぼっち ] / 2005年06月26日
だいだらぼっちであります。雨だったり、晴れだったり、暑かったり、涼しかったり、はっきりしませんね。「亡国のイージス」公開の頃は夏真っ盛り、入道雲あたりが出ていると雰囲気盛り上がりますね。
入道雲には「西瓜」「かき氷」「麦わら帽子」「虫取り網」「ランニング」などが似合いますね。今週は「かき氷」あたりをテーマにしますか・・・・・・・
と思っていました矢先、小生、なんと「おでん」を食べに行ってしまいました。
「こんな季節におでんですか?」などと質問されそうですが、行ってしまいました。
「おでんには熱燗が一番似合うのではないのか!?」などと詰問されそうですが、行ってしまいました。
「なんでなんですか?」と聞かれても答えられないのですが、行ってしまいました。
でも本当は理由があるのです。
「おでん」が食べたかったのです。
「おでん屋」に行きたかったのです。
先日の断食以来脂っぽいものが苦手になり、「魚」や「うどん」ばかり食するようになっ
てしまいましたが「おでん」もその延長上にあるのかもしれません。
なんたって「ねりもの」主体のメニューですので、見た目よりもあっさりしているのが本能に合ったのでしょうか、夕方突然「おでん」が食べたくなってしまったのです。
よく味のしみ込んだ大根にからしをたっぷりぬって、あちあちと言いながら、はふはふと言いながら食べたくなったのです。
勿論、この季節のことも考慮に入れました。
「大丈夫だろうか?熱くて途中で嫌になったりしないだろうか?」
そう思いながら「おでん屋」の暖簾をくぐりました。大丈夫。冷房はバッチリ効いている。この人工的な冷気さえあれば「おでん」の湯気もまた心地よし。
店も混んではいないが、寒々とした感じではなく丁度いい。
飲み物は道々考えに考えてきた「焼酎の緑茶割り」。
さあどうだ。まずは大根、玉子、(おでんの場合「卵」ではありません。)、ちくわぶ。
からしたっぷり、いやーこの「和がらし」が一番合うのは「おでん」だねー。
・・・・・などと完全にご機嫌モード。何の心配も無く「緑茶割り」飲んでさらにご機嫌。梅雨の「おでん」もいいもんです。

「暖簾」「湯気」「和がらし」「焼酎」「緑茶割り」・・・「おでん」は根っから「和」
の食べ物ですね。
さて「おでん」の「種」にはいくつかのパターンがあります。

①植物そのまま素材系
 これは何といっても一番人気。大人はこれを必ずおさえます。
 「大根」「じゃがいも」「こんぶ」(野菜ではなく海草ですが)「えのき」「銀杏」
②動物そのまま素材系
 これもなかなかの人気者。ちょっとコストはお高め。
 「玉子」「たこ」「げそ」「つぶ貝」「牛すじ」
③植物加工系
 「こんにゃく」「豆腐」
④動物加工系
 「竹輪」「ちくわぶ」「さつまあげ」「つみれ」「すじ」「はんぺん」
⑤組み合わせ系
 これは子供に人気の「種」です。でも本当は大人も大好きです。
 「ごぼう巻き」「イカ巻き」「ウインナ巻き」「きんちゃく」「うずら巻き」
 「ばくだん」「ロールキャベツ」
等々いろいろありますが、皆さんのお好きな「種」はなんでしょう?

小生は「ちくわぶ」なのです。

「なんでなんですか?」と聞かれても答えられないのですが、「ちくわぶ」なのです。
あまり人気の無い「種」らしいのですが、「ちくわぶ」なんです。
でも本当は理由があるのです。
「ちくわぶ」は「おでん」以外に生きる場所が無いからなんです。
「ちくわぶ」こそが「おでん種」の中の「おでん種」なのです!
他の「種」は「おでん」以外でもなんとかなるんです。他の食べ方が存在するのです。しかし「ちくわぶ」だけは「おでん」の客に見捨てられたら生きていけないのです。
だからあんなに、汁をしみ込ませて、あのもともと真っ白な身体をおでん汁の色にに染めて頑張っているのです。

⑤の「組み合わせ系」もいずれも「おでん」のために組み合わされた「種」ですので「お
でん」以外ではあまり使われませんが、所詮「組み合わせ」です。ばらばらにしたらそれぞれ引き取り手がいるのです。どこか行くところが探せるのです。
しかし「ちくわぶ」にはここしかないのです!「おでん」でしか存在価値がないのです。

「亡国のイージス」の中でも仙石先任伍長と如月一等海士が甲板で同じ様な会話をしていました。
「他に行くところ、ありませんから。」
「そうか・・・俺もだ・・・」
二人とも「護衛艦」の上でしか生きられないのです。
この二人だったら「ちくわぶ」の気持ちがわかるでしょう。
「ちくわぶ」も彼らの気持ちが理解できるはずです。

きっと「おでん鍋」が危機に陥ったとき、(例えば「和」の「おでん」が外国の食材に侵されそうになったとき)「ちくわぶ」はきっと立ち上がるのです!
今ですら「ロールキャベツ」や「ウインナー」の様な外来「種」が入っていることも、気に入らないのかも知れません。
でも子供たちの人気「種」なので、やさしい「ちくわぶ」はきっと我慢しているのです。
自分からは決して攻撃を仕掛けないのです。

「おでん」が本当に「おでん」であるための最後の「盾」になろうとしているのです!
皆さん、「亡国のイージス」観て下さい。
そして「ちくわぶ」思い出してください。
きっと皆さんなら「あのシーン」で「ちくわぶ」を想ってグッとくるものがあるに違いありません。保証します。
保証したところで、また来週。  
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[ おたまじゃくし ] / 2005年06月25日
私事で恐縮ですが、今日も働いていました。そして、まだまだ肩の痛みがとれず、どうにも我慢できないので、また針に行ってきました。根本的な痛みの原因を突き止めて、対処すれば直るとは、いわれますが、多分蓄積された疲労が出てきているものでしょうから、どうにもなりません。対症療法ですがしばらくは針に頼ることになりそうです。
しかし、暑い!梅雨は、どこへ行っちまったんだい?今年の夏も水不足になりそうですねぇ。ということで、水に絡んだ話題です。

最近では、どこの基地に行っても屋内プールが完備されており、1年中水泳を楽しめます。とはいえ、海上自衛官にとって水泳は楽しむものではなく、泳げて当たり前、というものなんですが。もちろん、水泳ができない、まったく泳げないという人も入隊当初はいます。ところが、最初の数ヶ月の教育期間のうちに、総員が泳げるようになるんですね。海上自衛隊の教育は。
入隊してすぐに「運動能力検定」と「水泳能力検定」というのがあります。これで、水泳能力が基準以下だったり、まったく泳げなかったりという人は、以後の水泳訓練では、赤い帽子をかぶり、一まとめにされて特別訓練をします。「赤帽」訓練といいます。
けっこうキツイ訓練ですから、大変なんですけど、みんな泳げるようになります。最低限の基準も満たしてしまいます。わずか数ヶ月で。この教育ってすごいと思いませんか?
さて、神々の島の幹部候補生、彼らにはさらに過酷な訓練が待っています。夏休暇直前の8海里遠泳とそれに備えた訓練です。8海里ってどのくらいの距離?1海里=約1.8kmですから・・・という距離です。これを平泳ぎで、海ですから潮流の早い場所は、クロールで泳ぐのです。
遠泳に備えた訓練は、4月~6月は、プールでひたすらコースを往復することから始まり、暑くなり、海で泳げるようになると、江田内と呼ばれる湾内で最初は1時間、そして2時間、という具合に次第に時間を延ばしていきます。最終的には、半日くらい泳いでいるのですが、本番の遠泳は、われわれの分隊は、約9時間かかりました。
朝0830(マルハチサンマル)に海に入り、泳ぎ終えて上陸したのが1730(ヒトナナサンマル)でした。もちろん教官たちが乗った機動艇や伝馬船が、分隊ごと隊列を組んで泳ぐわれわれの周囲に配置されていますので、緊急事態には、即座に対応できます。(逃げないように見張っていたのかも?)
ときどき教官が海に投げ入れるカンパンに、池の鯉のように群がって泳ぎながらかじります。もう1枚カンパンを頭の上にのせて、腹が減ったらまたかじる。昼食は、伝馬船の船べりにぶら下がって、握り飯やら沢庵を食べました。そして、決められたコースをひたすら泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ・・・
入校当初「赤帽」だった者も、総員が完泳してしまうのですから、本人の努力もスゴイですけど、この教育システム、なんなんだ?
遠泳の後は、日焼けによる肩、背中の痛みに翌日から悩まされ、すぐに始まる休暇では、極端に短いヘアスタイルに、どこの国の人?というような黒い顔で故郷に帰らなければなりません。今となっては、いい思い出です。長い年月は、すべてを美しく変えてくれるものですね。
ところで、女性の候補生も男と同じ、みな8海里完泳していました。

もう一つ海水の話を。
護衛艦の風呂ですが、入港中は、もちろん桟橋から水道管をつないで真水を使用しますが、海水がきれいな海域、つまり陸岸からかなり離れた海域では、浴槽の湯は、海水を使用しています。シャワーなどの湯は、艦内の浄水装置で海水を真水にしたものですが、浴槽は、「海水風呂」です。
これ、結構気持ちいいものですよ。冬場は、カラダも暖まるし、いいもんですよ!
幹部候補生学校を卒業し、遠洋航海に行った際、米国内のある軍港に停泊中、隣に停泊していた米駆逐艦の水兵からロブスターを捕獲するかごを借りてきて仕掛けたところ、みごとに大きなロブスターを捕まえました。
これを、海水風呂で飼育使用ということになったのですが、数日間元気で浴槽内で暮らしたロブスターでしたが、ほとんどの実習幹部が上陸した隙に、当直員の胃袋に収まってしまいました。わずか数日の命とはいえ、護衛艦内の海水風呂の意外な活用法を確立させたこのロブスターの冥福を祈りたいです。
では、ますます暑くなりますが、みなさんも体調を崩さないよう気をつけてください。
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[ S?A?T?C? ] / 2005年06月24日
「ジャパン・プレミア」「ワールド・プレミア」という言葉が一般的になったのはいつからなのでしょうか? 私は映画のプロではないので、詳しくはわかりませんが、最近のことのような気がします。いままでテレビでレッド・カーペットを着飾った出演者、スタッフそして招待客が歩いていく姿を見て、華やかだなあ…以上の感想は持っていませんでした。

でも今回、『亡国のイージス』にスタッフの一人として参加して、このレッド・カーペットは単なる赤いじゅうたんではないなと思うようになりました。企画段階からの長い長い時間、越えてきたたくさんの壁、出演者・スタッフの熱意、様々な場面でこの作品にご協力くださった方々の思い、そして、この作品を待っていてくださる多くのファンの方々の気持ちや力までもが凝縮された、聖なる一本の道なのではないかと思うようになっています。ただのイベントではない、と身が引き締まり背筋の伸びる思いです。

『亡国のイージス』のジャパン・プレミアは7月27日。いま、その日に向けてスタッフ一同、喧々諤々の議論を重ねながら、少しずつレッド・カーペットを敷き、備えております。

さて、7月27日。真田広之さん、寺尾聰さん、佐藤浩市さん、そして中井貴一さんは、どんな表情でレッド・カーペットを歩かれるのでしょうか。私はどんな気持ちでその日を迎えるのでしょうか。いまからその日がとても楽しみです。

ここで、先日の打ち合わせで小耳に挟んだとっておきの情報をひとつ。東京国際フォーラムで行われるジャパン・プレミア。当然、ご招待の方々もたくさんいらっしゃるわけです。そう、察しのいい方なら、もうお分かりですね。ご招待リストの中に「ブログ枠」という4文字を見つけました! いつどんな形で発表されるのか、まだわかりません。こちらの情報もどうぞお見逃しなく! 身を清めて、背筋を伸ばして、はがきをたくさん書いて(笑)、皆で一緒にその日を迎えましょう。
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[ 出雲あきら ] / 2005年06月23日
出雲あきらです。今、東京では東劇という映画館であの日本映画の傑作、野村芳太郎監督作品「砂の器」のデジタルリマスター版が上映されています。最近では、SMAPの中居くん主演でテレビドラマにもなりましたが、あのドラマは、松本清張さんの原作をベースにしたのではなく、この映画版のドラマ化でした。
実は、映画で最も好きな作品を1つあげろと言われると、私は必ずこの「砂の器」をあげます。1974年に公開され大ヒット、そしてその年の数々の映画賞を受賞した傑作です。忘れもしません、この映画が公開された時、私は高校受験を控えた中学三年生でした。(う~ん、年がばれる・・)本当に連日寝る間もなく厳しい受験勉強していましたが、評判を聞いてこの映画を見に行って、はまってしまったのです。とにかく感動・感動で、ラストのクライマックス45分間は涙でスクリーンが見えませんでした。それからです、私の「砂の器」追っかけが始まったのは。ロードショー中、何度も見に行き、二番館、三番館に移っても都内のあらゆる映画館に見に行きました。当時は「ぴあ」はまだ発刊されておらず、連日新聞の映画案内で確認して行っていた記憶があります。
上映が終わって、半年たった頃だと記憶していますが、中野サンプラザで東京交響楽団による交響曲「宿命」の演奏&「砂の器」上映会というイベントがありました。交響曲「宿命」はこの映画のクライマックスで演奏されるもので、この曲のすばらしさがこの映画の感動の大きな要素になっているのは間違いありません。その曲を映画と同じ東京交響楽団が生で演奏してくれて、映画も上映してくれるというイベントに私が行かない訳はありません。当日は、何と出演者による舞台挨拶もありました。もうロードショウが終了している映画の1夜限りのイベントに出演者の舞台挨拶というのは異例のことでした。内緒の話ですが、当時私はオーケストラに所属して音楽をたしなんでおり、この交響曲「宿命」がいたって気に入っていて、当日はこっそりカセットテープに演奏を録音してしまいました。もちろん当時はカセットテープというものが普及しだしたばかりであり、クオリティは今から考えると話になりませんでしたが。(松竹の方々、東京交響楽団の方々、ごめんなさい)
それから間もなく、この「宿命」が入った映画のサウンドトラック版のレコードと、交響曲「宿命」だけのレコードの二種類が発売され、もちろん購入。中野サンプラザで違法に録音されたカセットテープを聞くことはなくなったのでした。
 その後、テレビで放送されれば(最初の放送はTBSの月曜ロードショ-だと思います)ビデオに録画し、ビデオが発売されれば購入し、もちろんDVDも持っています。もうこの映画のことを書き出すと止まりません。
 そんな「砂の器」が松竹さんの周年事業の一環だそうですが、最新の技術で、初めて上映された頃の映像を取り戻し、しかも、音楽が当時の2チャンネル・ステレオから5.1チャンネルのドルビー・デジタルにグレードアップされたそうです。やはり歴史に残る傑作といわれる作品だけあります。でも、私たちがかかわった映画「亡国のイージス」も必ず歴史に残る作品になると思います。今、配給会社さんでマスコミ向けの試写会が開かれていますが、連日15分前には満席になってしまい、入れなくてお帰りになる方が続出しているそうです。まず、この試写会の熱狂ぶりが普通ではありませんし、見終わった方の熱狂ぶりも普通ではありません。7月30日全国の映画館がとてつもないことになるかもしれません。
さて、映画「砂の器」デジタルリマスター版、先週の土曜日から公開されましたが、実はまだ見にいけていないのです。今日は、これから「亡国のイージス」の会議が「砂の器」が上映されている映画館と同じビルであるので、終了後見に行ってみようかと思っています。
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[ 夜行性ペンギン ] / 2005年06月22日
 夜行性ペンギン氏が飲み過ぎて千鳥足で南極方面に帰ったために、この度は、オレンジ大好き講談社別フレ・T垣がDHで書き込みをいたします。

 まずは、6月28日火曜日に「別フレViva!」が発売されます。イージスファンにとっての注目はなんといっても、福井晴敏原作書き下ろし! 「C-blossom-case729-」。今回は(今回も?)当初の予定を越える106ページの大容量です。そして、いろんな意味で(!?)「如月行最大の危機」です。前回は2コマしか登場しなかった渥美本部長の出番も多いですよ。
 さらに「別フレViva!」には「亡国のイージス」の講談社連合試写会とシークレット試写会の応募券がついています。こちらもよろしくお願いいたします。
 そして7月13日(水)には単行本「シーブロ」の1巻が発売されます。福井先生書き下ろしのあとがきだけではなく、特典目白押しです。「作画の霜月氏があなたのために……」追って報告いたします。
 あ、ここだけの話ですが、13日のシークレット試写会に当選された方は、会場にいらっしゃる前に「シーブロ」1巻を購入してご持参いただくと、とってもいいことがあるかもしれません。――会場にはペンがあります。そして、作画の霜月氏もいます。ここまで言えば、ご察しはつきますでしょうか? 『学ランを着た行』とか『クールビズな渥美』とか、存分に妄想を膨らましておいてください。

 ちなみに、夜行性ペンギン氏から伝言です。
「パンダサン様、了解です。変わらないのは得意です。なぜなら、体重も身長も小学6年生からほぼ変わっていないから。……スミマセン体重はウソです。どすこい」

 実は私、ペンギン氏とは大学4年の頃から面識があります。そんな気安さからか、毎週火曜の夜になると「ネタがない! 何か情報チョーダイ!!」と電話がかかって参ります。あまつさえ、こうして書き込みのDHまで強要される始末。というわけで、このブログ開設以来かーなーり彼女にこき使われてきましたので、当方も彼女をこき使うことにいたしたく存じます。

 同じ社内の『モーニング』担当氏の話によりますと、あちらの編集部に届いたシークレット試写会希望の応募ハガキ、かなりの数に及んでいるようです。ペンギン氏の書き込みを見て、ハンドルネームやシークレットQの答えを書いてくださってるブロガーの方も多数いらっしゃるとのこと。そこで、当選された方の中にこちらのブロガーと思しき方がいらっしゃった場合、責任とってペンギン氏に(もちろん交通費自腹で)弊社まで足を運んでもらい、手ずから当選の一報をいれさせることとあいなりました。そういうわけで、もし酔っ払った女の声で「おめれろ~ごらいま~す!」と電話が来たら、たぶんそれはペンギン氏ですので、ガチャ切りとか通報とかしないでくださいますよう、切にお願い申し上げます。当然、試写会当日もペンギン氏には人員整理等のご奉公をしてもらう予定です。

 なお別フレの方は〆切はもう少し先ですので、まだご応募されてない方、ふるってご応募ください。当日、会場にて福井&霜月両先生&夜行性“下僕”ペンギンと、楽しみにお待ち申し上げております。

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[ しょうりょうかん ] / 2005年06月21日
日韓首脳会談。今回、小泉さんは何をしにいったのでしょうか?相変わらず「話せばわかる」なんて好々爺ぶりを爆発させたかと思ったら、肝心の部分には聞く耳持たず。記者会見で盧武鉉大統領に小馬鹿にされてましたが、そこまでしてこの時期に行く理由がわかりません。そして、そんなに意地を貫くことが大事なのでしょうか?いわゆる靖国神社参拝問題に関しては、私もどちらかと言えば、他国から干渉を受ける問題ではないと思っています。しかし、これだけアジアの国々(全てではありませんが)の内憂外患すり替え作戦に(しかも見え見え)に利用されると単純に悔しいですね。「公約・信念を貫く」といえば聞こえは良いけれど、要するに無為無策。策が無いのなら、くどいですが、行かなければ良い。「何とかなるでしょ。」とばかりにノコノコ出かけるのは本当に外交センスが欠如しているしか言えません。
あー。書いていたら本当に腹が立ってきた。このブログで何度も書いていますが、政治家には何も期待せずに、民間草の根運動で友好を築かなければ。映画や音楽を懸け橋にして。アジアの多くの人たちにもみてほしいな。この映画。


さあ、ここで気分をがらりと変えて(笑)・・・
前回の「気配り大魔王」のコメントに書き込みしていただいてますが、ゲーム版「亡国のイージス2035」を制作している株式会社コーエーさんからのお知らせ。


6月15日から7月7日までにコーエーサイトで、このゲームを予約すると抽選で

① オリジナルGショック(いそかぜマーク付)   3名
② イージスキャップ(いそかぜエンブレム入り)  7名
③ オールアバウト如月行 福井晴敏氏サイン入り 10名
④ 水平線の光の中、また逢えたら        10名
⑤ コミック版「イージス」第一巻  サイン入り 10名
⑥ 横須賀海軍カレー 亡国のイージス版     10名

をドーンとプレゼント。あくまで「抽選」ではありますが、多くの方はお店で買うと考えられるので、かなり確立が高いのではないかと思います。
では、興味を持った人・・・・


かかれ!


これ一度言ってみたかった(笑)。
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ラブ・イージス/渋谷の密会。
シァン/渋谷の密会。
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映画ライター/英国の映画学校卒業後、ヘラルド・トリビューンの芸能担当、夕刊フジ等を経て現在フリー。本作の制作全過程を密着取材。好きな歌手はかぐや姫のパンダさん。かのイザヤ・ベンダサンは母方の叔父である、わけがない。
しょうりょうかん
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夜の演劇ライター。ロケハン先で、風俗通い。
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Sは酒、Cは千鳥足。酔ってつぶやくオンナの本音
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