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[ S?A?T?C? ] / 2005年04月29日
  「そうです。先任伍長ってよばれてます」。ひえ~。目の前のこの見るからに人のよさそうなおじさんが先任伍長なんだ! やった! 私、いよいよ映画『亡国のイージス』の主人公と対面しましたよ。宝くじにあたったような気分。いやあ、おじさん、私はもうあなたのそばを離れないよ! あたしゃ、先任伍長に聞きたいことがたくさんあるんだよ! それから私は、先任伍長を質問攻めにした。

 私「この艦に乗ってどのくらいなんですか?」
 先任伍長「もう4年になりました」

 私「ってことは艦の中のことは全てご存知なんですか?」
 先任伍長「そりゃあねえ。先任伍長だから」

 私「乗員の家族構成から結婚記念日、誕生日、みんな知っているとか?」
 先任伍長「この艦には200人も乗員がいるんだよ、全部は知らないなあ(笑)」

  そんなことから話し始めて、20分くらいたったころ、先任伍長から「艦の中をご案内しましょうか?」と夢のようなお誘い。「えっ!よろしいんですか?」と聞くと「そりゃ、先任伍長ですから! 私がいいって言えば、いいんですよ」と少し誇らしげ。「さすが、先任伍長。頼もしい。ぜひ、お願いします!」

  おもわず顔がほころぶ。では行きましょう、と先ほど上がってきたラッタルを降りる。このラッタル、上がるより降りるほうがきついんですね。よたよたと降り、艦の入り口へ。先任伍長は、小さな窓の向こうの部屋を指し「ここは士官室です」「へ~士官室には窓があるんですね」。中をのぞいてみると、士官室とはいえ結構狭い。いよいよ艦の中へ。

  「先任伍長!水密戸ってどれですか?」ず~っと気になっていたことを聞いてみた。小説を読んでいて水密戸ってよく出てきて、ずっと何だろう?と気になっていたのだ。「これだよ」と、私が、いま通ってきたところを指差した。まあ、普通のドアなんだけど、10センチくらいだろうか?床が高くなっていて、ドアを閉めて鍵をかけると水が入ってこないような仕組みになっているようだ。なんでそんなこと聞くの?って顔をした先任伍長にくっついてどんどん歩く。見るものすべてが新鮮。「先任伍長、写真とってもいいですか?」「いいよ」。先任伍長は懐が深い。

  艦のなかは、廊下をはじめ部屋の中も本当に狭く、ごつごつしている。色はどこでもグレー基調だし、階段を上がったり降りたり、部屋へ入ったり出たり、右へ行ったり左へ行ったりしていると、自分が艦の中のどこにいるのかがさっぱりわからなくなる。「こりゃ、一人じゃ歩けないや・・・」。そう思ったとき、『亡国のイージス』で仙石伍長が言った「自分は艦を知り尽くしています・・・」という言葉がいきいきとよみがえってきた。なるほど、こういうことなんだ。また一歩、イージスの世界に近づけたことを実感していると、先任伍長の声がする。「じゃ、私たちがいつもいる部屋に行きましょう」。いよいよCPO室だ。


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[ 出雲あきら ] / 2005年04月27日
出雲あきらです。先週のブログで阪本監督をある意味で韓国で最も有名と書いたことが議論になってしまいましたが、私としてはそんな深い意味なく使ってしまいました。単に最も有名な一人ということを言いたかったのですが、言葉の使い方を間違えてしまったようです。ここに深くお詫びいたします。
 さて、先週予告しましたが、再び韓国映画の件です。7月に公開される「マラソン」という映画の試写にいってきました。韓国で1月末に公開され観客数500万人を突破した大ヒット作です。この映画は主演のチェ・スンウの演技につきます。「ラブストーリー」に出ていた彼が、今回は自閉症の青年を演じるのですが、この演技がとにかくすごい。トム・ハンクスなど問題外のすごい演技をします。韓国の映画俳優の底力を見せ付けられました。ではなんで韓国の映画俳優はすごいのか、それは、ハリウッドのように、テレビドラマに出ている人と、映画に出ている俳優は別だということです。テレビドラマから出発し、映画に出るようになると、もうテレビドラマの世界には戻りません。CM契約と映画のギャラだけで収入を得ることになります。従って、彼らは映画にすべてをかけます。自分が主演した映画がヒットしなければもう仕事がこなくなり、再びテレビの世界にも戻れないことになります。観客は、スクリーンでしか見れない彼らの演技を見に映画館にお金を払ってかけつけるのです。従って、映画俳優は韓国の人々のあこがれです。「亡国のイージス」に出ているチェ・ミンソちゃんも映画「チャンピオン」でヒロインを演じた立派な映画女優です。彼女はやはり普通にソウルの街を歩けないと言っていました。すぐにファンの人々に囲まれてしまい、大変な騒ぎになってしまうそうです。(でも最近は韓流ドラマがアジアでヒットしているため、映画俳優の方々もテレビドラマに出るようになったようですが・・)  
さて日本に目を向けますと、残念ながら日本の俳優さんは連ドラを優先し、その合間に映画に出演するということが多い気がします。先日までテレビに出ていて無料で見れた人が出演した映画にお金を払っていくか?もちろん、企画がおもしろければ問題ないでしょうが、そんなに甘くはないですよね。最近は日本映画がさかんに制作されるようになっています。映画の出演にこだわってくれる俳優さんが増えてくれるといいですね。
そんな日本の状況ですが、今回の「亡国のイージス」は映画というものに大変こだわっている4人の俳優さんが集まりました。真田さん、寺尾さん、佐藤さん、中井さん。皆さん、本当の意味での日本で数少ない映画俳優さん達だと思います。この4人が恐らくスクリーンの上で火花をちらしているに違いありません。韓国映画「マラソン」、「亡国のイージス」と同じ時期に丸の内ルーブル系での公開なので、同じシネコンでこの2作品が並ぶことになりますね。スケールもテーマも違う映画ですが、日韓の映画俳優の演技対決に注目したいですね。
  
         
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[ 夜行性ペンギン ] / 2005年04月27日
 ペンギンです。映画の方は、無事ロスでのポスプロ作業が終わったようですね。私が言うのも僭越ですが、監督以下関係者の皆様、本当におつかれさまでした。余談ですが、帰国翌日早々に弊社にいらっしゃって私の知らない間に編集部の机にそっとメモを残されていかれたプロデューサー氏……………働き過ぎです。見習って、私ももっと働きます。せめて、ブログは明るいうちに書き込みます(泣)。
で、今回は反省の意も込めて、火曜深夜のうちにアップップ。

 さて、『オール・アバウト・如月行』(扶桑社)、もうお読みになられました? 私が作った本ではありませんが、ぜひぜひ皆さんの感想が聞きたいところです。
 角川書店から出る『亡国のイージス公式大綱』も、現在鋭意製作中のよう。おりしも火曜の夜、福井さんいわく「本書の密かな目玉」と太鼓判を押すスペシャルな対談が都内某所で行われた模様。さて一体、誰と誰の対談なんでしょう???
 そして……『亡国のイージス』を世に送り出した本丸・講談社の文芸部門が、ついに始動!
 出るらしいです。BOXモノが!!
 さっそく、今日届いたばかりの担当氏のメールをLet's open!

「××××700分の1スケール×××××で!!! 文庫2冊は入っていません。もう100万部も売れた本なので、セットにして二度買いしていただくのは申しわけないと思い、潔く文庫セットではなく××××」

 あああっ! なぜか肝心な部分の文字が文字化けしていて読めない!! これはダイスの妨害工作のせいなのか、それともWindows98という信じられないほど古いOSが搭載されたmyパソコンのタタリなのか!? ごめんなさい皆さん。でも恨むなら、新しいパソコンを支給してくれないウチの会社を恨んでください。それにしても……

“700分の1スケール”……何の700分の1? まさか、仙石をして「芽の出たタマネギ……」と言わしめた、アレですか!? アレですか!? そして“文庫2冊(たぶん上・下巻のこと)は入ってない”って、じゃあ何を入れるつもりなんだろう??? ――そういえば、先週末から昨日まで仕事でイタリアに行ってた福井さんが、出発前日「原稿を2本持っていく」と言ってたけど…………何か関係が!? 

 お金が無いのは分かるんだけど(そして自腹で買う貯金が無い私も悪いんだけど)、せめてバージョンアップだけでもさせてよ、社長ォォォ!

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[ しょうりょうかん ] / 2005年04月26日
いよいよゲーム版の「イージス」が発表されました。メーカーは「信長の野望」や「真・三国無双」で有名な株式会社コーエー。横浜に本社を置く老舗で、歴史ものゲームでは右に出る会社はありません。タイトルは「亡国のイージス2035~ウォーシップガンナー~」、対応機種はソニーのプレイステーション2です。発売日は特定されていませんが、今年の夏、劇場版の1,2週間前を目指して開発中で、内容などの詳細は、徐々にコーエーさんより発表されます。
気になる福井晴敏さんの関わり方ですが、「原作・監修」と表記されています。このゲームは、タイトルからもわかるように今から30年後の世界が舞台なのですが、実は、この時代設定は福井さんの発案によるものです。もちろん、単に30年後と言うことだけではなく、その時点での世界全体の勢力バランスなどを詳しくしたためられたものが原作になっています。これが面白いんですね。役得。役得。では、再見。


兵庫県宝塚市で生まれた者として、今回の痛ましいJR脱線事故でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
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[ イザヤ・パンダサン/映画ライター ] / 2005年04月24日
明日の朝のJALで「イージス」海外チームは帰国の途に着く。
年明けから4ヶ月に渡る「編集」「サウンドトラック」そして、「最終録音・仕上げ」の旅もようやく終わろうとしている。
今さっきLAのスタッフとの打ち上げを終えてホテルに戻って来たが、橋本御大も阪本監督もそしてプロデューサーもいつもとは違って口数も少なく、静かに酔っていたのが印象的だった。

事件は立て続けに勃発。プロデューサー、監督、そして記者がロンドンからLAにたどり着いた翌日、まず制作進行のY川が皆を乗せた車を運転中、突然嘔吐したままハンドルに突っ伏した。車の速度は50マイルは超えていたのでかなりきわどい危機一髪。で、彼を救急メディカルセンターへ。
一旦診察は受けたが、大特急の急患でなければ検査は後・・・という訳で夜の10時過ぎから4時間待ったが、一向に呼ばれる気配なし。P氏が椅子で眠っていたY川を見て「真っ青だった顔に赤みが差してきたな・・・。よし帰って寝かせよう」
朝一で日本人医師に診てもらう段取りをしてから他のスタッフはスタジオへ。ミキサーのテリーとクリス、そして音響効果のもう一人のクリスと橋本御大を中心にセッションが始まったが、皆Y川を心配してか、どーも「なんだかなぁ」な感じ。うまく行かない。
翌日、強行軍がたたって今度は監督が39度の熱。でも休むことは出来ない。言葉とニュアンスの壁も影響して、スタジオには重苦しさが漂い始めた。
そして4日が過ぎて今度は橋本御大がダウン。ご自身でフェーダー(音量調節のツマミと思って下さい)を動かせないもどかしさと、決して短期ではない今回の滞在の疲れからか、御大はめっきりやつれてとうとう食事がアウト。P氏が検査結果の早く出る病院(もちろん日本人医師)を探し回る。記者も取材どころではなくダビングの段取りやスタジオの雑事に追われる毎日。

やはり海外は無謀だったのだろうか・・・。皆がそう思い始めていた時、ついに4度目の事件。
今度の主役はP氏。その日突然現れたポスプロのボスは、今までの通訳S女史を押しのけて流暢な日本語を駆使して日米の間に割って入った。

ボス 「ですから、銃声を消さないのなら俳優の息づかいを残しておくのはおかしい、と言ってるのです」

監督 「オレの映画ではよくやるんやけどね・・・」

ボス 「ですから、そんなことはおかしいのです」

監督 「・・・」
P氏 「・・・」

ボス 「ですから・・・」

彼が言い終わらないうちにP氏が立ち上がった。

ボスに悪気がないのは分かっていたが、まぁなんとも間が悪かった。
その日は作業を止め、LAスタッフが帰ったスタジオでボーッとしていた我々に「3時のおやつよ!」とクッキーを持って彼女が現れた。
名前はジェーン。このスタジオのフロントデスクで皆に笑顔をふりまいているキュートなお嬢さんなのだが、こうして毎日「3時のおやつ」を届けてくれる。
もちろん飛びっきりの笑顔も忘れずに。

ジェーン 「どーお、上手く行ってる?」
P氏 「あぁ、何とか」
ジェーン 「たまには休まないとダメだよ」
一同 「・・・」
ジェーン 「サウンドマンのマイケルが言ってたけど、みんなの映画は凄いって。ハリウッドでも全然負けないって」
一同 「・・・」
ジェーン 「疲れて、コンフューズして、せっかくの映画台無しにしちゃダメだよ」

一同 「・・・」
ジェーン 「明日も待ってるね」

彼女は僕らの事情を知っていた。

監督 「プロデューサー・・・」
P氏 「うん?」
監督 「もう一回最初からやりましょか・・・」
P氏 「・・・」
監督 「せっかくの映画ダメにしたらあきまへんわ」
橋本御大 「よっしゃ、ほならやり直しや。テリーとクリスともういっぺん腹割って話そやないか。相手も同じ映画人や」
P氏 「・・・そうですね。分かり合えますよね」
橋本御大 「当たり前やないか。お互いのクセが分かったところでアタマっから話し合いや!」
監督 「そうでんな・・・」
P氏 「そうですね・・・」

翌日からこのチームはシステムを変えた。何のことはない。日本サイドは「こうして欲しい」から「こうしたいのだが、どう思う?」と言い方を変えた。ただそれだけ。

しかし、確実に流れが変わった。

そして怒涛の7日間が過ぎ、今夜の打ち上げではみんな肩を抱いて泣いた。
監督「僕は皆さんと仕事が出来たことを誇りに思います。日本に帰って皆さんのことを自慢したい。でも言いません。何故なら、こんな素晴らしいスタッフを誰にも渡したくないから・・・」
本心だったのだろう。阪本順治は下を向いたまま顔を上げなかった。

そしてホテルへの帰路。運転は回復したY川。

通訳S女史 「すご~い!さすがプロデューサー。ジェーンのメールアドレスちゃんとゲットしてるんだぁ?」
P氏 「なんでそう人聞きの悪い言い方するかなぁ~ 記念写真送らないといけないでしょう?ハッハッハッ・・・」
Y川 「じゃ、すんません。僕の撮った写真も送ってもらっていいっすか?」
P氏 「おい、Y川。お前、今何てったぁ?」
Y川 「いや、あの、ジェーンの写真・・・。」
P氏 「このゲロ野郎が、ジェーンの写真だぁ?誰が撮っていいって言った?」
Y川 「いえ、あの・・・」
P氏 「カメラ貸せっ!こらっ!データ消したる!」
Y川 「やめて下さいよぉ~」
P氏 「首絞めてやる。さぁ吐け、だいたいなぁ、なんで野菜ジュースを冷蔵庫に入れないんだよ?しかも10日もだぁ?そんなん飲んだら吐くに決まってんだろ!おまけにジェーンの写真を撮っただとおおおおお!」
一同 「・・・」

先週に続き、大丈夫か?「亡国のイージス」!公開まであと3ヶ月(約)!!

                               イザヤ 拝
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[ だいだらぼっち ] / 2005年04月24日
だいだらぼっちです。皆様の暖かいお言葉に甘え、自由に書いていきたいと思います。

さて今週は皆さんお好きですか?「お刺身」の話です。このBLOGの執筆者の一人でもあります出雲あきらさんは大の刺身好き。どこの居酒屋に行っても必ず「刺身の盛り合わせ」を注文します。特にお好きなのは「イカの刺身」。「するめいか」「やりいか」「あおりいか」「もんごういか」・・・等の種類を問わず注文します。本当はイカの種類など判っていないのではないか、とも思うほどの執心ぶり。蕎麦屋であろうと、高級割烹であろうと、酎ハイ一杯300円の居酒屋であろうと、刺身があれば必ずオーダーし、鮪の刺身が奈良漬みたいな色した盛り合わせであろうと嬉しそうに箸をのばしているのです。小生が好きなのは「縞鯵」です。アンケートで「好きな動物は?」という質問に思わず「縞鯵」と答えてしまうほど愛しているのです。あの白身の淡白さと脂ののった濃厚さが一度で味わえる楽しみ。これこそ「刺身」のチャンピオンではないでしょうか? 

それはさておきちょっと前まで、食材を生で味わう習慣は海外では余りありませんでした。中華料理は殆ど火を通しますし、フランス料理もイタリア料理も和食の影響が無ければ、今のような形にはなっていなかったでしょう。特に、魚を日常的に生で食べていたのは日本と、ギリシアくらいであったとモノの本には書いてありました。小生は前にも書かせていただきましたが、瀬戸内出身なので、小魚が多く「刺身」になる魚なんて普段は口にすることが出来ず、たまーに「鯛」「鰹」などが特別な日に食卓に登場するといった具合で、「刺身」は超高級料理でした。東京に出て来てびっくりしたのは「刺身」の種類の多さ。「鮪」の美味しさ。「鮪」なんて瀬戸内の農家(みかん)や漁師の家では「まだ見ぬ強豪」だったので、本当にこんな美味しいものがあったんだ!”と言う気持ちで毎日毎日毎日毎日「鮪」の赤身(トロは高かったので)を食べていました。また魚屋という概念が無かったものですから、東京の魚屋を見て「あんなに魚の死骸がたくさん並んでいる。皆死骸を買いに来ている。」と少なからずショックを受けたものです。

何故「刺身」というのか?これには諸説あるようですが、小生は「江戸時代、魚の生の肉を薄く切ると何がどの魚か判らなくなるので、札にその魚の名前を書いて身のそばに刺した。これが刺身の由来である。」この説をとりたい。その時魚の名前を漢字で書く工夫をしたわけです。「鰯」「鯵」「鰹」「鮪」「鱸」「鰈」「鰆」「鯛」等々あの素敵な漢字が生まれたのでしょう。味わうと判るけれども見た目ではちょいと判らない。だから判るように工夫をした。それが後世まで続いて一つの文化になった。説明は必要無いかもしれない、でも誰でも判るようにしたほうが親切だ。そんなに皆知識人だけじゃないのだから。そういった江戸っ子の優しさが伝わってくるような気がします。

我等が「亡国のイージス」とは直接関係無いように思われますが、(いつもすみません)そんなちょっとした工夫でより多くのお客さんに見てもらえれば、そんな工夫を考えられればと思い、本日の「刺身」の巻、これにて終了でございます。有難うございました。


       
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[ おたまじゃくし ] / 2005年04月23日
 さて、TBS系列で放送されている「夢で逢いましょう」ですが、
なかなか面白いですよね。
 海幕広報室は、あのドラマそのままの雰囲気ですよ。テレビ
ドラマに自衛隊の制服が毎回登場し、しかも実際の広報室そ
のままに描かれるなんて、驚きですよ!
 こんなことが起こったのも、きっかけは「イージス」への全面
協力なんでしょうね。
 聞くところによると、そろそろ前売り券が売り出されるようで
すね。
 私は、多分、南の島にいますので、公開と同時には観ること
ができないでしょうが、大ヒット間違いなしと確信しております。
 で、「夢逢い」の広報室ですが、室長は長塚さんありきだった
わけですが、その部下の鬼塚とか森嶋といったキャラは、実際
の広報室員がモデルだそうです。
 ドラマの中の会話も現実に近いものがありますよ。「亡国のイ
ージス」に協力した海上自衛隊の広報マンは、こんな雰囲気な
んだ、なんてことを考えながらドラマを見るのも面白いかもしれ
ませんね。
 南の島から「おたまじゃくし」でした。
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[ 出雲あきら ] / 2005年04月22日
出雲あきらです。先日、この5月14日から公開される韓国映画「スカーレット・レター」の試写をみてきました。主演は「シュリ」のハン・ソッキュと「ブラザーフット」のイ・ウンジュ。イ・ウンジュと聞いて、もう皆様はおわかりと思いますが、先日自らその若き生涯を閉じた韓国の美人女優。その彼女の遺作となった作品です。彼女の自殺の原因の一つにこの映画で肌の露出をしすぎて、悩んでいたと書かれていたため、そのあたりをかなり注目して見ました。確かに大胆ですが、肝心なところは見せていませし、肌の露出は必然性があります。そして何よりも彼女の鬼気迫る演技に圧倒されてしまいました。俳優さんは遺作となった作品は最も輝くといいますが、まさにすばらしいの一言です。本当に惜しい女優さんをなくしました。イ・ウンジュさんに心より冥福をお祈りしたいと思います。
 ところで、今さらですが、最近の韓国映画は本当に元気です。日本映画もがんばらなければなりません。「亡国のイージス」の阪本監督は、ある意味で韓国で最も有名な映画監督の一人です。映画がとっても元気な韓国から、本当に美人な女優、チェ・ミンソさんをお借りして制作されるこの映画。注目しないわけにはいきません。
 ところで、これから私は韓国で今年ナンバー1ヒットといわれる「マラソン」の試写に行ってきます。また感想は追って。

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[ S?A?T?C? ] / 2005年04月22日
先週末、「豚丼が食べたい!」という子どもにせがまれJRの駅に隣接する吉野家に入った。何気なくメニューを眺めて驚いた。レジカウンターに『海幕セット』なるものが紹介されているのだ。豚丼+サラダ+味噌汁で**円。それぞれお求めいただくより、ちょっとお得です!と書いてある。

カ、カ、カイバクセットォォォォ~!!!!!
どうして!? なんで!?

海幕って、防衛庁海上幕僚監部のことよだよねぇ。自然と広報室長の顔が浮かぶ(スマートで格好いいのよ!)。 なんでこんなところに? しかもなんで吉野家に・・・?

吉野家と海幕とのつながりがどうしてもみつからない。吉野家って防衛庁御用達だったとか? そもそも防衛庁御用達って言葉が存在するの? わからない、わからない。いままで何度か伺った事のある海幕だけれど、吉野家と繋がるようなものって見かけたことないし、私は何か重大な見落としをしていたのか? 

ここ、確かに海は近いけど、自衛隊の基地が存在しているわけじゃないし、所在地と海幕のつながりも見つからない。どうして? なんで? 私の頭の中で、海幕、吉野家、海幕、吉野家・・・と疑問がぐるぐると渦を巻く。

「すみません・・・。これって何ですか?」 思い切って声をかけた。わからないまま店を去るのはいやなのである。にこやかに微笑むお姉さんは「はい、これは、当店だけのオリジナルセットになります」「海幕って? どんな関係があるのですか?」「はい、このカイマクセットは・・・」

そこまで聞いて私は全てを理解した。

そこは海浜幕張駅。海幕はカイバクではなく、カイマクだったのだ! 野球の公式戦も始まったし、もしかしたら、開幕もかけてあったのかもしれない。

わかってしまえば何てことないんだけど、海幕とみて真っ先に広報室長の顔が浮かぶようになった私は、やはり『亡国のイージス』メンバーズなのだと認識したのでした。



先任伍長に会った!(中)(下)は、自宅に忘れてきてしまいました。すみません。またの機会に。


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[ 夜行性ペンギン ] / 2005年04月21日
 こ、今週も日付け変更線を越えてしまいました。本当に申し訳ありません。
 水曜日の担当を任せられてる以上、「仕事が忙しくて」というのは言い訳にはなりませんね。以降気をつけますので、何卒ご容赦ください。

 さて、いま私の手元には、出来たてホヤホヤの『オール・アバウト・如月行』が。
 発売日は4月23日(土)。あと2日だし、皆さんの楽しみを奪いたくないし、ってことで内容については語りません。定価以上の価値があることだけ、お伝えしておきましょう!
 ただ、一つだけ懸念しているのは、「この本、書店さんのどの売り場に置かれるの?」ということ。新刊書コーナー? 映画本コーナー? せっかくこの本を買いに書店さんに足を運んでくださった方が見つけられなかった、なんてことはあってはならないことですので、扶桑社もしくは産経新聞ニュースサービスの方、もしこのブログをご覧になったら、コメントにでも書いて教えてくれると嬉しいです。
 まあ、もし売り場で見つけられなかったとしても、店員さんに「『オール・アバウト・如月行』/発行:産経新聞ニュースサービス/発売:扶桑社」とタイトル名及び出版社名を伝えれば大丈夫なんですが……。ただ編集者のサガとして、目当ての本が売り場に並んであるのを発見した時に感じる高揚感、あれをぜひ皆さんに感じてもらいたくって、こんな余計な事を書いてみた次第です。

 さらに蛇足ですが、ネットで本を買うのも便利だけど、できれば本は書店さんで買ってもらいたいなーと強く思う今日この頃。以前、お茶の水の丸善さんにふらっと立ち寄った時、文庫売り場の『亡国のイージス』の横に、モーニングの漫画版『イージス』の1巻が並べてあって、「おっ!」と思いました。何気ない事ですが、これは、この書店さんの文庫もしくはコミックのご担当の方が、本の並べ方1つをとっても、作品1つ1つの性質や内容あるいは“売り”をちゃんと考えて売っている証拠。やるなあ、丸善お茶の水店!(できれば、私の作る本もその隣に置いてほしい……。) 
 もちろん、他の多くの書店さんでも、それぞれの売り場を預かる店員さん達は、1つ1つの本の長所を見出して並べ方を工夫したり、コーナーを設けたり、POPを作ったりしています。映画を映画館で観るのとDVDで観るのとでは臨場感が違うのと同じ。少なくとも『イージス』関係の本だけは、どうか書店さんで買ってください。映画のみならず、出版界も今年は“福井晴敏祭り”。同じファンなら、踊らにゃソンソン!

 ちなみにモーニングで思い出したのですが、先日、「何かネタをくれ」と担当編集氏に電話したら、2号連続でやる映画記事の進行で相当テンパっており、「後で!」とガチャ切りされてしまいました。なんでも、阪本監督が行っている編集作業の写真や製作日誌を記事にいれるとのこと。――あれ? でもその作業って、まさに今、しかもロスでやってるんじゃなかったっけ? ……そら、その写真やら日誌やらの素材を海外から送ってもらってたりしたら、1分1秒を争う地獄の進行だろうな。合掌。でも、イイ記事作ってください。

 今週もお目汚しの駄文、失礼いたしました。それではまた来週!

 ――と結ぼうと思った矢先、タイミング良く、幻冬舎の担当氏からメール到来。例の『福井晴敏完全読本』(仮)の話かな、と思って開封してみたら……

 ええ!? 福井さんの幻の処女作の一×△※☆+○÷♪かもしれないって、マジっすか!???

 驚きのあまり、MYパソコンが自主的に文字化けしちゃったじゃないですか!!
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イザヤ・パンダサン
映画ライター/英国の映画学校卒業後、ヘラルド・トリビューンの芸能担当、夕刊フジ等を経て現在フリー。本作の制作全過程を密着取材。好きな歌手はかぐや姫のパンダさん。かのイザヤ・ベンダサンは母方の叔父である、わけがない。
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