亡国のイージス Official WebSite こんなにしゃべってイージスBLOG
大ヒット上映中!丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系にて超拡大ロードショー
亡国のイージス Official Web Site
原作者 福井晴敏 Official Web Site
主な執筆陣[カテゴリ]

ブログの作成・編集 ブログの作成・編集
goo
最初はgoo
 おすすめブログ
 【コメント募集中】スタッフの気になったニュース


URLをメールで送信する URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
XML


[ S?A?T?C? ] / 2005年07月16日
S?A?T?C?です。今日、携帯からT村さんに電話をして超気楽にいつもの調子で「も~しも~し、S?A?T?C?で~す!」なんて言って話をしていたら、どうも声がいつもと違う。話し方も違うような気がするけど、電波状態が悪くて聞き取れないだけかな? それとも、体調が悪いって言っていたから、本格的に風邪ひいちゃったのかしら? なんて思っていました。でも、さっきしていた話が通じないし、どうしたのかなあ? それにしてもおかしいなあ…と、少し携帯を耳から離して画面を見たら、そこに表示されていた名前は「出雲あきら」さんでした。一行間違えたようです。申し訳ございませんでした。反省しております。お許しくださいませ。こうみえてもA型です。

さて、つい先日、日本ヘラルド映画に行ったときのこと。M越さんが机で背を丸めて何かを一生懸命やっています。どうも何かを読んでいるようです。見慣れない姿が気になって近づいてみました。耳に赤いペンを挟んでいて、なんだかドラマに出てくる編集長のようです。「M越さん、何を読んでいるんですか?」な~んて気軽に話しかけたら、目が血走っています。「ちょっと今、忙しいから話しかけないで!」いつもは穏やかで丁寧なM越さんですが、なんだか全身が殺気立っています。「締め切りなんです!」M越さんの口から初めて聞く言葉に耳を疑いつつも、M越さんのただならぬ雰囲気に、邪魔しちゃいけないとその場を離れました。とはいえ何をしているのかはやはり気になるし…と、ほかの打ち合わせをしながらも、目の端で動きをチェックしておりました。チャンス到来。M越さんがトイレに立ったその瞬間に、私、見ちゃいました。

M越さんが読んでいたもの。その名も『亡国のイージス PERFECT GUIDE』。ページをめくった冒頭からいきなりガツーン!です。でかでかと書かれた『亡国のイージス』のバックには護衛艦や、航空機、青い空に白い雲。何かが起こりそうな予感。それにしても、護衛艦の作り出す波ってどうしてこんなに色気があるのかしらん? そんなことを思いながら、続けてページをめくれば、我らが伍長の4ページ大特集。うつむいて微笑んでいる写真にうっとり。目じりの笑い皺がなんとも言えず色っぽい。一人でニタニタしてしまいます。次は…なになに?『佐藤浩市×中井貴一』に『寺尾聰』『勝地涼』『安藤政信』『吉田栄作』…監督に福井さんまで!? これ、すごい。なに、これ?

そこまでめくったところでM越さんが帰ってきました。もしかしてM越さんがこれ全部作ったの? 能ある鷹は爪を隠すっていうからなあ…。感心しながら「M越さん。これ何ですか? M越さんが作ったんですか? どこで買えるんですか?」立て続けに質問を投げかけました。すると彼の答えは「いや、これは、今月23日に出る『テレビナビ』の付録なんです。僕は、一足先に色校正ゲラを読んでいるんですよ。へへ」「じゃあ、M越さんが編集したんですか?」「いいえ、してませんよ。編集したのはテレビナビの編集部。僕は、面白いから読んでいるんだってば!」「ってことは、M越さんが編集したんじゃないんですね。 じゃあ、その耳に挟んでいる赤ペンは何?」「これ? なんかいいでしょ。まずは雰囲気が大事だからね…」


ここで緊急報告です!
《M越スペシャル「亡国のイージス」公開直前記念》ホーコクしてもイージスか!!

皆様から多数のご応募を頂いたジャパンプレミアBLOG枠ご招待プレゼントは昨晩をもって締め切らせて頂きました。
大変な高倍率です。たくさんのご応募ありがとうございました。
さて、ここで7人のBLOG執筆者よりスペシャルなプレゼントがあります。
以下に、50人の方のハンドルネームを挙げさせて頂きます。この方々は、BLOG開設時より昨日の朝2時までの期間中、投稿して頂いた回数の多い上位50人です。

1アイアイラブ 2あややん 3AN 4イージス阪尊 5いちご 6うきは 7uri 8エイチ 9FR 10キリマンジャロウ 11黒豚ちゃん 12KO 13コータロー 14さーしゃ 15さなこ 16サンダラボッチ 17spanky 18sugar 19仙石フリーク 20soyokaze 21だる 22太郎冠者 23チエ 24チク 25ちくわぶ 26のぞみ 27のり 28パパラギ 29ひまわり 30ふみやす 31ペコ 32BOCHE 33まゆごん 34マユミッチ 35Marine 36みいにゃん 37MIU 38みさわ 39Misty 40みんみん 41むくろじゅ 42やかん 43ゆあたり 44yuki 45雪乃丞 46与古神ヤブロー 47lovecineMa 48RinRin 49零一弁護士 50渡世人(五十音順)

7人の執筆者の協議の結果、以上50名の方々を、当BLOGを開設時から盛り上げて下さったその労力への感謝の気持を込めて、先般のご招待プレゼントの150名とは別にジャパンプレミアにご招待させて頂くこととなりました。
つまり、BLOG枠からの当選者数は合計200名となります。

上記ハンドルネームの方は、官製ハガキに氏名、年令、性別、住所、電話番号そしてハンドルネームを明記の上、

〒102―8685 東京都千代田区紀尾井町3-6
  日本ヘラルド映画宣伝部《M越スペシャル》50名プレゼント係

までお送りください。
諸作業の都合上、締切は20日(水)必着とさせて頂きます。

また、この50名様につきましてはご当人のみ有効ということにさせて頂き(申し訳ありませんが代理の方は不可です)、お住まいが試写会場から遠方であったり、当日のご都合が悪かったりのご事情でご来場になれない方の分につきましては、先般の150名様プレゼントに漏れた方の中から選ばせて頂きます。その当選発表は試写状の発送をもって代えさせて頂きます。

以上、M越でした!!


ここで情報を整理しましょう。M越さんが読んでいたもの。それは7月23日に発行となる月刊テレビ雑誌『テレビナビ』の別冊付録だったのです。付録ってことは…? もしかして…!? そうです。この別冊はタダです。テレビナビ9月号(7月23日発行)に挟み込まれるのですね。テレビナビの定価は300円。300円で1ヶ月のテレビ番組情報が全部わかるうえに、『亡国のイージス PERFECT GUIDE』もついている。これは逃せませんね。7月23日はお近くの書店、コンビニへ走りましょう! 

さて、余談ですが、今日、弊社の社長は「ISOKAZE」の帽子をかぶって社内を歩いておりました(驚!)。

コメントはこちらから ( 143 )
  Trackback ( 0 )
[ 出雲あきら ] / 2005年07月14日
 出雲あきらです。このブログも今回を入れてあと3回です。思えば、カンヌ映画祭に重いフィルム缶を持ち込んでいた時、まだまだ初日は先だなと思っていましたが、本当に月日が流れるのは早いもので、映画の初日まで2週間余りとなってしまいました。
 そこで今回は私のブログに書き込みを入れていただいた方々から問い合わせをいただいた件についてお答えさせていただければと思います。実は恥ずかしい限りですが、私のオフィスのパソコンからブログのコメントを書き込もうとすると、管理者からロックがかかってしまい、書き込めないのです。(昔、会社からエロサイトばかり見ていた人がいてどうもそれが原因のようです。もちろん、そんなサイトとこのブログはまったく別ですが・・)もちろん自宅からは書き込めるのですが、そんな訳でコメントをいただいた方々にきちんとお答えできなかったことをまずはお詫びいたします。

 コメントの中で一番皆さんが気にされていたのはやはり「亡国のイージス」の海外公開に関してだと思います。カンヌ映画祭でオファーをいただいた後、日本に帰って相手先とメールやFAX等でやりとりをしていますが、今、契約作業が一番進んでいるのが台湾とタイです。この2カ国に関しては9月頃の劇場公開を目指しています。それとカンヌ映画祭の最中にオファーを入れてきたギリシャの配給会社ですが、調査したところ、経営状態があまり思わしくないという情報が入ってきました。(縁起でもない!!)でも大丈夫です。他の配給会社に変えて交渉します。その他の国は、交渉が続いています。これらの国がもっと前向きに(わかりやすく言うともっと高い金額を提示する)なるためにはやはり日本での大ヒットというニュースが必要です。皆さん、是非是非30日以降、劇場を一杯にしてください。その熱気が世界に飛び火しますから!!

 映画「砂の器」ようやく先週見ることができました。やはりすごい作品でした。夕方の回で、リバイバル公開されてから3週間たっていましたが、とても混雑していて、なんと上映終了後に拍手が出ていました。こんな作品聞いたことがありません、まさに歴史に残る作品でした。でも、「亡国のイージス」もきっと歴史に残る作品になることを確信しています。ところで、与古神ヤブローさんから「砂の器」のクライマックスで演奏される「宿命」は交響曲ではなく、ピアノ協奏曲ではないかというご指摘をいただきました。さすがです。正確には「ピアノと管弦楽のための組曲“宿命”」というタイトルです。確かにピアノ協奏曲のスタイルをとっていますが、その後プレス資料等は交響曲「宿命」というタイトルで統一されています。

 さて、いよいよ私もキャンペーンに参加します。渥美大輔DAIS内事本部長に同行して18日札幌にまいります。でも私はあくまでも黒子ですので・・。
コメントはこちらから ( 41 )
  Trackback ( 0 )
[ 夜行性ペンギン ] / 2005年07月13日
 よりによって真田先任伍長の前で爆睡、不敬罪で指名手配中の夜行性ペンギンです。松竹のK谷様、福岡では膝をお借りしてしまいましてゴチソウサマでした。じゃなくて、ありがとうございました。――違う、申し訳ありませんでした! それから、12日(火)のシークレット試写会にお越しの皆さん。お会いできて本当に嬉しかったです! 本日13日(水)にも、何名かの方とお会いできるのを楽しみにしております。
 さらにたくさんの方とお会いできるであろうジャパン・プレミア試写まではあと14日、そして公開まではあと17日。もう何が何だか分からなくなってきましたが、パンダサン様、了解です。とにかく全部がんばります。南部の桜は、石ば割って咲ぐ。by 吉村貫一郎。

 そんな私の郷里でも先日の特番は放送されなかったので、こないだの日曜、録画テープをお土産に帰郷して参りました。なぜなら、父ペンギンも大の『イージス』ファン。
「イージスの登場人物はみんなアレだな、男じゃなくて漢(オトコ)だな」
常々、そんな事をのたまっている具合です。で、帰るなり早速ビデオ鑑賞会開始。家族5人中・男が一人、日頃は肩身の狭い思いをしている父ペンギンですが、この日ばかりはむやみに強気です。
「俺は邦画を見直したよ。イージスはアレだな、漢の、漢による、漢のための映画だな」
などと、こちらの全女性ブロガーから大ブーイングをくらいそうな大口を叩きつつ、ふんぞり返って観賞しておりました。…………開始から数十分。ジョンヒ役のチェ・ミンソちゃん、その人が登場するまでは。
 これから観る方のために詳細は書きませんが、某シーンを撮り終えた後『恥ずかしい~!』と照れているミンソちゃん。その姿を見た父ペンギン、大暴走です。

「オイ誰だこの女の子は!? はんりゅう? ハンリューって誰だ!?(←特定人物ではない)、SPEEDの仲間か?(←記憶が止まってる)、なに韓国の女優さん!? めんこいな~!!」

 母ペンギンの冷たい視線をものともせず、鼻の穴を膨らませてコーフンしまくる父ペンギン。やがて、ミンソちゃんが画面から消えると今度は一転、海のように深いため息をつきつつコチラを振り返り、一言。

「お前なあ、あれこそ女の子の“恥じらい”ってモンだよ。恥・じ・ら・い! お前が母チャンの腹の中に忘れてきたヤツだよ!! あ~あ、お前もミンソちゃんみたいなヤマトナデシコだったらなあ。でもまあアレだ、フられた彼氏の代わりに、なんだったら俺が一緒に映画館付き合ってやってもいいぞ。ミンソちゃんは、大きいスクリーンで観たらもっとめんこいだろうなあ~!」

 ……つい数分前まで『イージスは漢の漢による漢のための映画』ってのたまってたのは、どこのどなたでしたっけ、おとーさん。だいたい、ミンソちゃんはヤマトナデシコじゃないから! 韓国ナデシコだから!!
 でもまあ、父ペンギンの気持ちも分からないでもありません。私も2度、ミンソちゃんにご挨拶させて頂いたのですが……もう文句なしに可愛かったですから!

 で、そんな話を、12日のシークレット試写会で久しぶりに会ったモーニングの『イージス』初代担当・M木氏にもしたところ、同編集部のバイト嬢の間で人気№1を誇る氏の爽やかな笑顔に、一陣のかげりが。そして、いわく、「ペンギンさん。実は僕も、ミンソちゃんの美貌のせいで一度エライ目に……」

 昨年の某月某日、来日したミンソちゃんが、講談社を表敬訪問された時のことだそうです。原作の福井さん、そして漫画家の横山仁さんがお出迎えして、貴賓室にてしばし楽しくお話をされていた御三方。照れ隠しのためかコーヒーをガブ飲みする横山さんに、「お米を食べるようにコーヒーを飲んでる!」と笑顔でツッコミ入れるミンソちゃん。(カ…カワイイ…。)その後、3人はモーニング編集部の方に移動。事件は、そこで起こりました。以下は、M木氏から聞いた当時の再現ドラマです。(会話部分、敬称略。)

※編集部を案内後、後日使用する予定のジョンヒのイラストをミンソちゃんに見せる横山さんとM木氏。

ミンソ「これがジョンヒなんですか? すごく綺麗!」
横山「ミンソちゃんの方が100倍キレイですっ!!」
ミンソ「このイラスト、頂いてもよろしいでしょうか?」
M木「スミマセン、それは今度雑誌で使…」
横山「どーぞどーぞっ!!!」
ミンソ「嬉しい! ありがとうございます!!」
M木「あの横山さん、それ実際に使う予定の原画なんですけ…」(←小声)
横山「こちらこそ、もらって頂けるなんて光栄ですっ!」(←聞いてない)

※ミンソちゃんのキラキラした瞳に見つめられて、実際に使う予定の原稿を担当編集の制止も聞かずに、というか聞こえずに即プレゼントしてしまった横山氏。むろん、後日横山氏は新たな原稿を1枚徹夜で仕上げ、M木氏は印刷所の方に平謝りして入稿日を延ばしてもらったことは、言うまでもなし。

 というわけで、ミンソちゃんの美貌と大きな瞳からのスペシウム光線にハートを射抜かれたのは、我が父ペンギン、及び出雲あきら氏だけではなかった模様です。母ペンギン様。娘も、できればあと一回り大きな目と一回り小さなお尻に生んでもらいたかったです。ぐふぅ。
 ちなみにモーニング版『亡国のイージス』は、①②巻ともに相次いで緊急重版! 講談社には在庫がゼロ、文字通りすっからかん状態とのこと。今月後半には重版が出来して品薄状態も解消される予定とのことですが、まだ買われていない方、書店で見かけたら即ゲットをオススメします!! ちなみにここだけ情報ですが、8/23(火)発売予定の第③巻では、『W如月行クオカード』が当たるプレゼント企画も実施するそうです。W如月行とはなんぞや? ――そうです、本家『イージス』の如月行と『シーブロ』の如月行、2人の如月行が描かれた超プレミアクオカード! これは見逃せません。

 も一つスペシャル情報です。前回お伝えした福井さんのサイン会の詳細が確定しました!

●『亡国のイージス』映画公開記念 福井晴敏さんサイン会
8/6(土)14:00~15:00  場所:東京 紀伊國屋書店・新宿本店
問い合わせ先:03-3354-0131
※要整理券、7/20(水)より配布開始(先着150名様)

<整理券配布対象書目一覧>
1 『亡国のイージス』 単行本 /講談社
2 『亡国のイージス』 文庫(上)/講談社
3 『亡国のイージス』 文庫(下)/講談社
4 『亡国のイージス』 コミック 1巻/講談社
5 『亡国のイージス』 コミック 2巻 /講談社
6 『C-blossom-Case729-』 コミック 1巻/講談社
7 『映画「亡国のイージス」公式大綱』 /角川書店
8 『もうひとつの「亡国のイージス」~オール・アバウト・如月行』/扶桑社
9 『HOW TO BUILD 福井晴敏』/幻冬社
10 PS2『亡国のイージス2035~ウォーシップガンナー』/コーエー
11『PS2「亡国のイージス2035~ウォーシップガンナー」攻略本』/コーエー
12『亡国のイージス』オリジナルサウンドトラック/ユニバーサルミュージック
13『水平線の光の中、また逢えたら』/幻冬舎
14『「亡国のイージス」防衛のジョーシキ早分かりQ&A』/TOKYO FM出版

 ゲームやゲーム攻略書、サウンドトラックまでも含めてしまった、太っ腹なサイン会です! 上記の中でまだ入手してない物がある方は、7月20日以降、紀伊国屋書店・新宿本店で購入して、8月6日の福井さんサイン会の整理券をゲットしてください!! 「8月6日は行けるけど7月20日前後は行けない!」という方は、都内及び東京近郊のお友達にお願いして上記商品を買っておいてもらい整理券を入手する、というのはいかがでしょうか?
 もちろん、両日ともに行けない地方の方には、紀伊国屋書店さんに代わって私ペンギンがプレゼントを準備中です。来週の書き込みを乞うご期待!
 
 それでは、これからシークレット試写会・第2日目に行ってきま~す
コメントはこちらから ( 55 )
  Trackback ( 0 )
[ しょうりょうかん ] / 2005年07月13日
寺尾聰さん。改めて申すまでもなく、日本を代表する役者の一人ですが、私が高校生の頃は、俳優よりもむしろ歌手として有名でした。最近、17年ぶりに歌手に復帰とテレビで見ました。前回をリアルタイムでご存じない方も増えてきていることでしょうが・・・。

「ルビーの指輪」といっても「ああ、カラオケでおっさんが歌うあの歌ね。」この手の反応の方。ぜひ、オリジナルを聞いてみてください。しかし、あの当時の人気は凄まじかった。社会現象といっても言いぐらい。きっかけは、確か横浜ゴムのコマーシャルソングとして寺尾さんの曲が3曲立て続けに採用されたことだったと記憶しております。その静かでクールなCMのできのよさも手伝って、これらの名曲は多くの人の心に染み入りました。

「ルビーの指輪」、「シャドウシティ」、「出航(sasurai)」の3曲が同時にヒットし、同じ歌番組で寺尾さんが何曲も歌われていたような記憶があります。これらの曲が収録されたアルバム「Reflections」は、私の周りは全員持ってました。もちろんLPで(笑)。今も実家に大切に保存しています。

寺尾さんが刑事役で柴田恭兵さんと共演されるドラマ「刑事部屋(でかべや)」の2回目が本日の9時からテレビ朝日系で放送されます。第一回目は14%台の視聴率だったそうで、いいスタートです。イージス応援団としては是非このドラマも押さえておきたいところ。
ちなみに主題歌は我社のホープ、清木場俊介(きよきばしゅんすけ)。またの名をEXILEのボーカルShunであります。

「おまえ、これが言いたかったんだろう。」

お後がよろしいようで・・・。
コメントはこちらから ( 12 )
  Trackback ( 0 )
[ イザヤ・パンダサン/映画ライター ] / 2005年07月11日
昨年のちょうど今頃である。三沢基地に打ち合わせに行くP氏に同行し、そのまま青函トンネルをくぐって函館まで足を伸ばした。
「浩市さんがね撮影中だからね。橋本御大も一緒だしちょいと陣中見舞いだな」
そう言ってP氏は青森駅で東京行きの乗車券を払い戻し函館行きの特急券を買った。

函館駅に降り立つと本州とは趣が異なる潮の香りが鼻をついた。明日は撮休ということで橋本御大が「ここはな、安くて旨いんや」という小料理屋を予約していてくれた。佐藤は本作への思い、つまり「この国の未来への憂い」を言葉少なに、しかしキチンとP氏と橋本さんにぶつけていた。「巧言令色少ナシ仁」・・・である。

橋本 「そうや、浩市の云うとおりや。いいか○○○ちゃん(御大はP氏のことをいつもそう呼ぶ)、この写真はエンターテイメントだけではダメやでぇ。ちゃんとな、大人が逃げんと現実を考えなぁアカン。国がようなるならワシの命なんかいくらでもくれてやるわ。アホな政治家に任しとったらエライことになるでぇ・・・」

佐藤 「橋本のオヤジ(佐藤は御大のことをこう呼ぶ)、オヤジの命は大切にしてもらわないとダメです。映画界だけじゃなく社会に対してもっともっと苦言を呈してもらわないと・・・」

橋本 「浩市、どれだけワシを嫌われモンにすれば気が済むんや?ええ加減にせい。ハハハハハ・・・」

一同、語り、笑い、しこたま飲んだ。しかし、佐藤も橋本御大もそしてP氏までもがその瞳の奥では決して笑っていなかった。
それがとても印象に残る函館の夜だった。

そして今年の5月24日丸の内ピカデリーでの完成披露試写会の夜。招待客も俳優陣も全て帰り、スタッフ以外はひと気が消えた会場でP氏との帰りがけ、柱の影にひとりポツンと誰かいる。
佐藤浩市だ。

P氏 「あれ?浩市さん、どしたの?」
佐藤 「あ、いや。楽屋のスタッフにお疲れさん言おうと思って・・・」
P氏 「・・・」
佐藤 「・・・」
P氏 「ほな、先帰りまっさ。お先にぃ~」
佐藤 「あ、どうも・・・」

P氏が何故いい加減な大阪弁を使ったのか、今はよく分かる。
人間はいきなり嬉しいことに遭遇するとヘンになるようだ。
その夜、P氏が珍しく酔いつぶれたのは言うまでもない。

で、ペンギンっ!「巧言令色少ナシ仁」ならぬ横山 仁画伯が描くところの「モーニング」連載中の「イージス」では佐藤浩市演ずる渥美がいっちゃん感じがエエで・・・とP氏が絶賛!「もっと宣伝せんかい!」との伝言だよ~ん!
あと3週間だ、噴き出す鼻血、そのカイナで拭いながらがんばれ!
おっとペンギンっ!P氏から伝言パート②だ。
「中洲撃沈写真はこれで許してやるわ。武士の情けだ。ハッハッハッ!それとな、おまえさんはなかなか女の子らしかったぞ。まぁ、小生の関わった映画のヒロインで言うと、「松嶋菜々子よりは内山理名」、「田波涼子よりは香里奈」、「田中麗奈よりは真中瞳」って感じかな~どうだこんだけ誉めたんだから全力でガンバレよ南部藩士!!」
よく分からんががんばれペンギン!がんばれみんな!
公開まであと19日!!
                          イザヤ 拝


コメントはこちらから ( 117 )
  Trackback ( 0 )
[ だいだらぼっち ] / 2005年07月10日
だいだらぼっちであります。公開まで遂にあと3週間を切ってしまいました。
テレビ朝日系の特番第一弾も無事OAされ、いよいよ盛り上がってまいりました。
あまり盛り上がりすぎますと、血圧が上がって大変なことになってしまうので、気を付けて盛り上がりましょう。
この季節になると、盛り上がりすぎてちょっと変わった方が色々出てまいりますので、本当に注意してください。

さて、各地の海水浴場もそろそろこれまた盛り上がってまいりました。
海水浴場と言えば、そうです。「海の家」です。
最近はレジャーも多様化して、色々な遊び、スポーツなどございますが、小生の子供の頃は、何と言っても夏のレジャーの王様は「海水浴」だったのです。(僅差で「夏祭り」「花火大会」「ラジオ体操」などがあります。)

「海水浴」の何が楽しいかって言うと「海の家」で普段食べない魅力的な食べ物にありつける。これが子供には楽しくて楽しくて仕方が無かったのです。
「普段食べない魅力的な食べ物」とはどんなものか?
①焼きとうもろこし
②さざえの壷焼き
③いか焼き
④マテ貝やハマグリなどの貝焼き
⑤焼きそば
などの、今で言う「バーベキュー」の肉無しバージョン。
なんとなく、ちょっとお下劣で、いつもはあまり家庭の食卓には並ばないメニュー。
「今日は遊びだからいか焼き食べていいのよ。ファンタ飲んでいいのよ。」なんて母親が許してくれる奇跡の日。
父親もビールをジョッキで飲み、いい感じ。
こんな幸せな日は無いんじゃないかと思う「海水浴」。
夏みかんやはっさく以外を遠慮なく食べれる「海水浴」。

小生、生家は瀬戸内海沿いの村でありましたので、歩いて5分で海に到着するのですが、そこの海岸での「海水浴」ではだめなのです。「海の家」が無いのです。
ちょっと40分くらい歩いたところの「海水浴場」がよいのです。
そこは西日本有数の「海水浴場」で、観覧車もお化け屋敷もあり、「海の家」とそれに付随する「食堂」も沢山あったのです。

そこでの一番の好物は何といっても「焼きそば」それもぎとぎとの「ソース焼きそば」だ
ったのです。
ぎらぎら照りつける太陽の下で、潮風に半裸の姿をさらしながら、食べる「ソース焼きそば」。
コーラと共にいただく「ソース焼きそば」。
子供の頃の小生には「あまりに楽しすぎて発狂するのではないか?」と思うほどでした。
あんなに味が濃くて、化学調味料いっぱいの食べ物、普段食べさせてもらえなかったのです。みかんばかりだったのです。

学生になってからも「ソース焼きそば」大好きで、即席麺の焼きそば、随分食べました。
一番のお気に入りは「日清焼きそば」。他のメーカーのものと大きく違うのは、ソースが粉末なのです。他のメーカーは「液体ソース」なので、ジューと焼ける音がいかにもなのですが、「日清焼きそば」はわりと静かに調理が出来て、ダイナミック感が乏しく、それがまたへそ曲がりの小生に合っていたのです。

その後カップ麺の焼きそばが登場し、(「ぺヤング」とか「UFO]とか・・・)焼きそば界は戦国時代に突入していくわけですが、カップ系は「焼き」じゃないよ。「ゆで」じゃないか!という厳しい意見が「真実をついている」と評価されるに至るわけです。

大人になってからも「ソース焼きそば」懐かしく、つい注文してしまいます。
いわゆる「中華料理」の立派な「焼きそば」ではなく、「塩味」でも「醤油味」でもなく「ソース味」を求めてしまうのです。

「ソース焼きそば」の魅力はもちろんあのノスタルジックな「濃い味」ではあるのです が、小生は「紅生姜」と「青のり」の存在も重要視しております。
「豚肉」や「キャベツ」も勿論大事なのですが、無くても「ソース焼きそば」は成立いた します。
「紅生姜」と「青のり」は無くてはなりません。だから「即席麺系」も「カップめん系」 も袋やカップの中に「紅生姜」「青のり」は小さい袋に入って存在しているのです。
メーカーもわかっているのです。絶対に必要だと言うことが。
「小袋」ながら、微力ながら「麺」についていっているのです。
「麺」のために誠心誠意尽くしているのです。
「麺」もわかっているのです。絶対に必要だということが。
赤と緑のクリスマスカラーが「ソース焼きそば」に華を添えるのです。

(麺)「すまない・・・君たちを巻き込んだ・・・」
(紅生姜、青のり)「・・・自分たちは・・・考えがあって、ついてきました。・・・」
(麺)「・・・・」
(紅生姜、青のり)「・・・・」

なんてことを焼かれる瞬間に会話しているのでしょうか?
お互いの眼をじっと見詰め合っているのでしょうか?
先にフライパンへと落ちていく「麺」を「紅生姜」と「青のり」はどういう気持ちで見送っているのでしょうか?

「亡国のイージス」胸に迫るものがあります。是非ご覧ください。
胸に迫ったところで、また来週。
コメントはこちらから ( 40 )
  Trackback ( 0 )
[ おたまじゃくし ] / 2005年07月09日
またまた土曜日になりました。相変わらずの四十肩、今日もまた針に通ってしまいました。やはりくせになってしまったようです。針のあとは、温泉にゆっくり浸かって、心身ともにリフレッシュでした。そして、日が落ちたら、南の島の経済活動を活性化させるため、仲間とともに出撃することになっています。われわれのように訓練中の搭乗員は、晴れればフライトに汗を流しつつひたすら腕を磨き、雨降ればマニュアル、教範を友として知識を磨く、休日には、浴びるように酒を飲む!「飛行気乗りは、宵越しの金はもたねぇ!」という海軍航空隊の伝統を墨守しているのです。(現代社会では、こういうのを馬鹿の見本というようですが。)

一昨日は、七夕でした。年に一度の逢引きは、どうだったのでしょうか?私の知ったこっちゃありませんが、私は、夜間飛行訓練をさせてもらいました。七夕の夜の夜間飛行、すげぇ、ロマンチックな話に聞こえますが、とんでもないことになりました。
その夜の訓練項目は、計器による進入訓練が主だったため、通常の訓練で飛行する高度よりもかなり高い高度を飛行しました。
訓練中から右耳に違和感があったのですが、翌日は、痛みとともに膿が出てくる状況に陥ってしまいました。そうです、中耳炎というやつになってしまったのです。
釣りだけでなく、海中に潜ることも趣味とする私にとって、中耳炎は、毎年1回は経験する腐れ縁的なビョーキなんですが、何もこの時期に、しかも今シーズンは、まだ潜ってねぇぞ!といった心境です。
封切りまでには、訓練を終わって花の都に帰れるはずだったのに、なんてこったい!うまくいけば、ジャパ・プレにも潜り込もうと思っていたのに・・・ やはり普段からおこないの悪いやつは、報いを受けるものなんですね。みなさん、正直に生きましょう、正直に。(お前に言われたかねぇよ!そりゃそうだよな。)
それにしても、このブログのご招待企画は、すごい!驚きだぜ! ジャパ・プレ、その他の試写会へのご招待に比べたら、つまらないプレゼント企画、でも抽選や発送の手間は同じだよねぇ。M越ちゃん、忙しいのに悪いねぇ。よろしく頼むよ。

「公式大綱」、いいですねぇ!映画の解説本としてもいいんでしょうけど、これ単体でも読み物として面白いと思います。
「たかなみ」全面協力でした。艦長の高橋2佐、江田島・第1術科学校の中級課程で数ヶ月間ご一緒させていただきましたが、「絵に描いたような船乗り」というような印象をお受けいたしました。たしか、艦艇用兵課程に入校されていたと思いますが。ちなみに、私たち搭乗員は、航空用兵課程でした。中級課程というのは、1等海尉くらいでそれぞれの専門分野の教育を受けるため、1~4の術科学校に半年から1年間入校させられる、いわば幹部海上自衛官の義務教育、われわれは「中学校」と呼んでいます。

私たちが航空用兵課程に入校した際の「統率科長」のことを書きましょう。潜水艦のりでした。航空用兵、艦艇用兵その他すべての課程学生を集めて教育する共通課程の親分なんですが、最初の教務で、ものすごく厳しいことを言いました。なんと言ったかは、憶えていませんが。重要なのは、最後に言った言葉です。「俺の官舎の扉は、いつでもオープンだ。どんどん飲みに来い。」こういう話には、即座に行動を起こす搭乗員。学生長のK1尉(戦術航空士:能登沖不審船事件の際、威嚇のために爆弾を投下するP-3Cの僚機としてオトリになって飛行した機の機長)の指示により、急遽「出撃線表」を作成、毎週金、土、日曜の夜は、5~6名が編隊を組んで単身赴任中の統率科長宅に波状攻撃をかけました。毎週毎週学生から受ける波状攻撃は、50代のおっさんには、キツかったようです。ある月曜日、ついに出勤してきませんでした。統率科の教官が迎えに行き、事なきを得ましたが、教官たちから「お前たちは、科長を殺す気か!」と怒鳴られたものです。
しかし、科長もわれわれもその後、就業まで毎週末飲んだくれていました。岩国基地の米軍将校のご夫人が、英会話の講師として毎週火曜日あたりに来られるのですが、「週末は、何をしましたか?」と必ず聞くのです。もちろん英語で。われわれの答えは毎週同じ、「フィッシング・アンド・ドリンキング」  こいつら馬鹿じゃないの?と思われたことでしょう。
さて、われわれも無事中級課程を修業しました。毎週お世話になった統率科長には、航空用兵課程学生一同から、トイレの床に敷くマットと便座カバーなどをプレゼントしました。
統率科長は、「お前たちがくれたものをトイレになど敷けない。」と言って枕にしていたそうです。この人もいいおっさんでした。

「たかなみ」副長・秋元3佐、私の100倍は真面目な男です。「公式大綱」の取材を「たかなみ」でやることになって、一番喜んだのは、彼でした。福井晴敏の大ファンなんです。昼食には、献立を変更してわざわざカレーを用意してくれました。現在は、海幕運用課で勤務しています。
秋元、早く海へ戻りたいだろうけど、クサらず頑張れよ!

飛行長・古庄3佐、前海幕長とは、縁もゆかりもありません。以前、同じ時期に館山基地で勤務していましたが、よく一緒にサカナをいじめに行きました。若い隊員が、ルアー・フィッシングに凝っていた頃、「キャッチ・アンド・リリース」などとエラそうにほざいてる小僧がたくさんいましたが、私も古庄も「キャッチ・アンド・ストマック」でした。「海の生き物に喰えないものなし!」 彼も現在は、どこかの飛行隊に戻って大空を飛び回っているはずです。お~い、古庄、また洲崎でサカナいじめようぜ!

まだ「公式大綱」をお求めでない方、私は、角川書店には何の義理もありませんが、この本はいい!映画に行く前にぜったい買って下さい。買って損はないです!実は、「おたまじゃくし」が実名で1箇所出てくるんですよ。あ~ぁ、びっくりした。

南の島からのプレゼント企画、ほんとうにつまらないものばかりですが、このプロジェクトに参加させていただいたことへのお礼と、毎週私の拙い文章を読んで下さるみなさんへのささやかな官舎の気持ちです。どうぞ、M越ちゃんが悲鳴を上げるほど応募してやってください。
それでは、また。
コメントはこちらから ( 55 )
  Trackback ( 0 )
[ S?A?T?C? ] / 2005年07月09日
先日、イザヤ・パンダサンさんの書き込みに「メトロポリターナの取材で原田美枝子さんとお会いした」と書いてあったのがずっと気になっていました。メトロポリターナってご存知ですか? 東京メトロの駅にある黒いラックだけにおいてあるフリーマガジンです。東京以外の方には馴染みがないかもしれませんが、毎月10日になるとラックは赤い表紙でいっぱいになります。結構人気があって、街行く若い女性が次々と手にしていくので、急いでもらいに行かないと、あっという間になくなってしまいます。毎号、「へぇ~、そうなんだ!」って、何か新しいことを気づかせてくれる記事が載っていて、写真もきれいなので、疲れた帰りの電車の中で読むとほっとします。実は私も愛読者で、10日になると駅で走っています(笑)。で、パンダサンさんの書き込みの後、いろいろ聞きまわったところ、7月10日号で「亡国のイージス」の特集があるらしいという情報をキャッチしました。それはなんとしても手に入れなければと動いた結果、関係各方面のご尽力もあり、一足先にゲットしてきました!

で、びっくり! 裏表紙にはなんと「行とジョンヒ」が…。青く深い海の底で見つめあう二人の視線が絡み合い、吸い込まれそう。う~む。二人の間にあるものは、敵対心か恋心か? なんだか、イージスの世界が無限に広がっていく感じです。

ページをめくって…原田美枝子さん見~つけ! いやあ、かわいい。宣伝部さんに伺ったところ、今回イージス関連で原田さんが取材を受けられたのはメトロポリターナだけだったそうで、これは必見。イージスの時より、かなり短くカットされた髪型がとても素敵です。かわいらしくて格好よくて、こんなふうに年齢を重ねていきたいなと思いますね。

そして、イージスミニ特集。護衛艦「しらゆき」への乗艦記。艦長さん(艦橋から遠くを見つめる目が素敵です!)のコメントや、海上自衛隊先任伍長(おひげが似合い、凛々しいです!)の言葉には、海で生きる男の強さや、やさしさがあふれていました。みなさん、白い制服がビシッと決まっていて本当に格好いい。結婚するなら海の男だなあ、なんて思いました。

7月10日には、東京メトロの駅で赤い表紙のメトロポリターナをゲットして、イージスの世界を楽しんでくださいね。東京以外にお住まいの方は、友人知人、パンダサンさんにペンギンさんと、いろんなルートを駆使して、入手していただくことをお勧めいたします。なんといってもただでもらえるものですから、送料だけしかかかりません。でも、「東京に知り合いはいないし、東京にも行けないよ~」という方もいらっしゃると思い、今回メトロポリターナをゲットしたルートをさかのぼって、交渉してまいりました。普段は、地下鉄にしか置いていないものだそうですが、ブログ友の会の皆様のために、30部もらう約束をしました。読みたい人はM越さんにお手紙出してくださいね。ご応募お待ちしております。

では、またね。
コメントはこちらから ( 51 )
  Trackback ( 0 )
[ 出雲あきら ] / 2005年07月07日
 本年5月21日(土)14:20、我々はカンヌ映画祭のすべての日程を終え、ニース空港のキャフェテリアにいた。チェックインをすべて済ませ、あとは飛行機に乗り込むだけ。窓際のテーブルで、窓際にはだいだらぼっち氏、その隣には私、出雲あきら、だいだらぼっち氏の目の前にはS常務、その隣にはだいだらぼっち氏のお供の二人が座っていた。この5人のフライトスケジュールを見てみよう。
だいだらぼっち氏一行&S常務:
14:55ニース発(AF7705)→16:30パリ着、
17:45パリ発(JL416)→翌日12:35成田着
出雲あきら:
 15:30ニース発(BA345)→ 16:30ロンドン着
19:45ロンドン発(JL402)→翌日15:00成田着

 キャフェテリアでは無事に仕事を終えた5人が、かなり声高にしゃべっていた。もちろん、話題は往きでなぜ乗り遅れたかを蒸し返し、大笑いしながらの会話で、はっきり言って周囲からは浮いていた。だが、今回は出雲あきらがいる限り、乗り遅れなどさせる訳はない。出雲は海外に行く場合は2ウェイの時計を必ず持っていき、下は日本時間、上は現地時間、当然、往きではスチュワーデスの「無事着陸しました。ただいまの時間は○○です」のアナウンスで時計は瞬時にあわせていた。そう、出雲の行動には隙はない。
 14:25、出発の30分前である。ギリギリにのればいいと思っているだいだらぼっち氏一行に「さあ、行こう」と出雲は言った。しぶしぶ立ち上がろうとするだいだらぼっち氏。左を見てだいだらぼっち氏が叫んだ。「上着がない!」だいだらぼっち氏は自分の左側のイスと窓との間にいつもの黒の上着を置いていた。(ちなみにだいだらぼっち氏の服装は常に黒の上下に黒のワイシャツ黒のネクタイである)そして、その上着のポケットには自慢のアメックスブラックカードなどがぎっしり入ったサイフ、パスポート、搭乗券が入っていた。盗まれたのである。窓とイスの間は隙間などなく、前にはS常務が座っており盗られるはずがなかった。しかし本当にないのである。我々はパニック状態になった。あの普段表情を変えないだいだらぼっち氏も動揺をかくせない。
 諸々議論をし、だいだらぼっち氏のお供の1名(A氏)が残り、後は予定通りに帰国することに。出雲は出発まで若干時間があったので、だいだらぼっち氏と二人で空港内の警察に。残ることになったA氏はチェックインした自分の荷物をとりあえず機内から取り戻すためにエアフラのカウンターへ行った。(パスポートが発行されるまでフランスに滞在しなければならないからである)警察では形式的な質問のみ。だいだらぼっち氏も出雲も英語があまり得意ではないのであるが、とにかく二人でなんとか盗まれた状況を説明、判子がおされたペラペラの紙を1枚くれた。(盗難証明書のようである。)次は盗まれたカード等を止めなければならない。まずアメックスへ電話。さすがに自慢のブラックカード、パリのホテルの手配から現金まで手配してくれ、なんでも言ってくれという対応。そこにA氏がエアフラの職員を連れて戻ってきた。その職員は胸を張って言った。「エアフラは責任をもってパリまでお連れします」。出雲はほっとした。これで何とかなる。パリに行き、日本領事館でパスポート再発行してもらえば帰ってこられる。だいだらぼっち氏は言った「もう大丈夫だから行ってくれ」。さすがのヒトデナシの出雲も数少ない友人のひとりであるだいだらぼっち氏を置いてひとりで帰るなんてと思ったものの、実は一人だけロンドン経由で帰る理由はロンドンで買物の予定があったためで、友情よりもやはり買物優先。15:10、多少後ろ髪を引かれる思いでゲートへ。但し、ロンドン便は国際線のため、別のターミナル。田舎の空港とはいえ海外の空港は広い。とにかく走る走る、これで乗り遅れたらシャレになりません、ブログに逆に書かれてしまうかもしれない。でも、何とかギリギリで間に合い、帰国の途につくことに。
 とはいっても、その後、二人はどうなったか心配で心配で、一緒に残ればよかったと後悔する出雲でありました。約3時間のロンドンでのトランジットと12時間のフライトを終え、無事に成田に到着。入国審査所のところで、日本の携帯電話の電源を入れ、パリのだいだらぼっち氏に電話をいれようとします。その時、電話がなりました。着信は何とだいだらぼっち氏、それも日本の携帯電話の番号です。幽霊か?恐る恐る電話に出ます。「今、どこ?」「イヤー、いろいろあったけど、もうとっくに成田に着いて、もう車で東京に向かっているところさ」「えーっ」。
 私のショックはそれはそれは大変なものであった。いったい何がおきたのか、軍用機でもチャーターしたのであろうか?
 ここからは、後日だいだらぼっち氏に取材した話。

 出雲あきらを見送った二人。その後は、パスポートの再発行のため、パリの日本領事館と連絡をとることに。運悪くその日は土曜日で領事館は休み。あの往きで自分の責任を棚に上げて、強気の交渉をした二人はめげるはずはなかった。領事館員の自宅の電話番号を入手し、翌日朝8:00に会うことを約束させた。さあ、今回こそパリ滞在だと少し喜ぶだいだらぼっち氏。エアフラが用意してくれた16:35発シャルルドゴール行きAF7715便に乗り込んだ。シャルルドゴール空港に18:10に到着。まずはJALのカウンターに行ってみようということになり、カウンターに。そこでベテランの女性地上職員にニース空港からの出来事を説明した。一通り説明を聞いたベテラン職員が静かに言った。
「お客様、このまま東京にお帰りになるつもりはありますか?」「はあ?」「今、パスポートを盗まれた証明書をお持ちですよね。加えて、お一人がこの方の身分を保証してくださいますね」。A氏「もちろんです」。「それではゲートまで走ってください」。JALはもう一便東京行きがあったのです。406便の搭乗券を渡された二人。思わず二人で抱擁を交わしてしまったとか。「早く走ってください」の声に現実に戻った二人。シャルルドゴール空港の中を走る走る、機内に乗り込んだとたんに扉が閉まった。
 JAL406便は19:05にパリを出発し、成田には13:55に到着した。出雲あきらの到着1時間5分前であった。
 成田での入国審査も例の証明書とA氏の身分保障で滞りなく終了したとのこと。さて、これだけでは終わらないのはだいだらぼっち氏一行。少々ややこしい話だが、先に帰したお供のM嬢。成田空港で荷物を出てくるのを待ち続けるものの、やはり荷物は出てきません。そうです、だいだらぼっち氏の名前でまとめて荷物をチェクインしてしまっていたのです。当然、お供のA氏がニース空港のカウンターで自分の荷物だけを降ろす手続きをした際に、お供のもう一人のM嬢の荷物はロストの憂き目にあったようです。往きに続いて帰りも荷物を手に出来なかったM嬢。おそらく今後の人生ではこんなにひどいことはおきないでしょう。
 さて、「亡国のイージス」の公開まで3週間余り。映画には運というものがあります。カンヌでだいだらぼっち氏がこれだけ厄落としをしてくれたので、大丈夫です。そして、いよいよ私、出雲あきらもキャンペーンに同行します。どこに行くのか、誰に同行するのかは、乞うご期待!!(誰も期待していないか・・・。)
コメントはこちらから ( 109 )
  Trackback ( 0 )
[ 夜行性ペンギン ] / 2005年07月06日
 舞台は小学校の学芸会での『さるかに合戦』が最後の夜行性ペンギンです。パンダサン様、了解です。舞台に立つのは得意です。なぜなら、上記の劇中では“柿の木B”として、ずーっと突っ立ってたから。セリフは無くとも、チェ・ミンソちゃんばりの瞳力(メヂカラ)で魅せる演技を……したわきゃない。

 それにしても、真田先任伍長を筆頭とした俳優さん方の精力的な全国キャンペーンには本当に頭が下がります。そして、その全部に同行しているP氏も然り。ただしP氏の場合、恐ろしいことに、そんなふうに日本全国を飛び回ってるはずなのになぜかウチの会社の廊下でバッタリ遭遇したりするのです。何故だ!? どーしてだ!? と常々思っていたのですが……先日、福井さんからある仮説を聞いて、その謎が解けました。その名もズバリ『P氏12人説』。――解説しましょう。P氏の働きっぷりは尋常ではありません。福井さんの言葉を借りれば、「一人で同時12目標に対処してる人」。ひらたくいえば人間イージス艦みたいだ、ってことですね、でも、どんなに人間離れしていようがやはりP氏も人の子、“一人12目標”なんてできるわきゃーない。じゃあアレだ、きっとP氏は12人いるんだ、そうに違いない! ……という仮説であります。はてさて、本日(6日水曜)お会いする予定のP氏は、一体「何番目のP氏」なのでしょうか??? ドッペルゲンガーとかじゃないといいけど。
 そんな俳優さん&P氏の足元には遠く及びませんが、不肖ペンギンも、全国キャンペーンの援護射撃をひっそりひっそりさせて頂くことと相成りました。杜の都・仙台の皆さん、25日、P氏&だいだらぼっち様と一緒にお邪魔させて頂きます! どなたが当選されるかは分かりませんが、一人でも多くのブロガーの方にお会いできることを祈りつつ……!! 
 ちなみにここだけの話ですが、例の『モーニング』&『別フレ』読者限定シークレット試写会、つい先ほどまで両誌の担当者と何度目かの打ち合わせをしておりました。で、当選者リストをこっそり拝見させてもらったのですが……います! いますよ!! ブロガーの方が!! コメント欄でよくお見かけするあの方や、書き込みはされてないけどしっかりシークレットQ“○越通信“の答えを書いてくださってる方etc。当選されたブロガーの方には、ここ数日中に私の方からお電話で当選の一報を入れさせて頂きます(ところで、いつの間にそんな事になったんだ!?)。あ、皆さんもご存知の通り、わたくし緊張すると言葉を噛んだり日本語の使い方を間違ったりしますが、その点は何卒ご容赦のほどを。

 それではぼちぼち、本日の特ダネ情報3連単……じゃなかった3連発、参ります! 

●上記シークレット試写の前回の打ち合わせで講談社へお邪魔した、6月末日。入り口で、講談社文庫出版局の福井さん担当・M澤さん(またもやM!)とコンニチハ。聞けば、なんでも「例のBOXモノの小冊子の取材で、これから福井さんと防衛庁に取材に行くところ」とのこと。“BOXモノ”とは、アレですよアレ、原作版《いそかぜ》1/700スケールのフィギュアと福井さん書下ろし小説の小冊子が同梱の、限定BOXセット。ここで出会ったが100年目、皆さんが気になってるであろう書下ろし小冊子の内容をM澤さんに聞いてみたところ……

M澤さん
「あ、本のタイトル決まったよ~。『former part コール ザ ロール』っての。内容はね、宮津、仙石、行、ジョンヒのフラム9ヵ月の記録。バラバラだった点が、ゼロ時間に向けて集束する。その結果も知らずに。……という状況が描かれてる……はず」

…………はず?

M澤さん
「まだ原稿上がってないから。今日〆切予定だってのに今日取材してるし(笑)」

 笑ってる……〆切予定日に取材してるってのに、笑ってるよM澤さん……。イイオンナのM山さんを始め、音羽の方々は実に豪傑である。ちなみに白見本(注/本のサイズや厚さを想定して作られた実物大見本のようなもの。中のページは真っ白。)は出来ていて、「小冊子」という呼び名はかわいそうなくらい、ステキなハードカバーらしいです。――あれから1週間。「描かれている<はず>」が「描かれている」に変貌していることを祈ります。

※残数わずか! まだ予約されてない方は、可及的速やかに……かかれ(笑)!

●『イージス』への愛は出版社の垣根も越える! 『亡国のイージス』関連本サイン会の実施が決定!!
 日時:8月6日(土)14時~  場所:新宿紀伊国屋書店 本店
原作本に限らず、『亡国のイージス』に関連した書籍や漫画をお買い上げの方・先着150名様に、福井さんのサイン会の整理券をお配りするという太っ腹企画! ただし、詳細はまだ未定。なぜなら今現在、講談社の営業担当サンが詳細を折衝中だから!! 決定次第、追ってこちらのブログにてご報告いたします。東京の方および近郊の方で、まだ買っていない関連本があるという方は、せっかくだからこの機会に福井さんのサイン付きでゲットしちゃってはいかがでしょう。
 講談社の素敵な営業さん。ウチの本もひとつ、よろしくお願いいたします。私の冬のボーナス、アナタの腕にかかってます!!

※新宿でのサイン会なんて行けない! イベントはいつも東京ばっかり!! ……とお嘆きの遠方の皆さん。もう少々お待ちください。現在、ブログだけのプレゼント大会を企画中! 愛のハガキは県境をも越える。ハガキをスタンバイしておいてくださいませ。
 余談ですが、私はバリバリ地方出身者。ゆえに、地方から上京してきて頑張ってる芸人さんとかついつい応援したくなったり、競馬のG1に地方競馬のお馬さんが出走したりすると、ついついそれだけで指名買いしてしまいます。そんなわけで、先日の宝塚記念も周囲の殿方の反対を押し切って北海道競馬の雄・コスモバルクを1点買い。結果は……聞かないでください。でも信じてるよコスモバルク。タップダンスシチュー(←違う)とかに負けるな! メイセイオペラの夢よ、もう一度!!

●シメは、『C-blossom-Case729-』①巻(7/13<水>発売)を買うと当たる、鼻血が出そうなプレゼントのお知らせです。――百聞は一見にしかず。右上のモノクロ画像をクリックし、拡大のうえご覧下さい。コチラは、全国のメガネフェチの女性のために霜月かよ子氏が描き下ろしてくださった“メガネをかけた行”の図(注/東谷ではない)。さあ、アナタも『シーブロ』①巻を買って、「霜月さんがアナタのためだけに描くお好みキャラクターのお好みイラスト」をゲットしましょう! 行、香奈、東谷、渥美の4人のキャラクターの中からお好きなキャラクターを選び、描いてもらいたいコンセプトも明記してハガキを送るべし。(※詳しい応募要綱は単行本のオビをご参照ください。)「たまの休みに溜まった洗濯物をやっつけている渥美」とか、「デートの時には勝負サスペンダーの東谷」とか、もーこの際なんでもリクエストしちゃってくださいっ!! 当選者数は各キャラクターにつき5名様。4キャラクター×5名様で、計20名様に当たります。行と東谷、両方欲しい! という方は……しかたありません、2冊買ってください(笑)。
 
 それでは今週はこのへんで。本日は、残りの仕事を追えた後、とあるミッションを果たすべく某所へ飛びます。現在の心境はまさしく、『いま会いにゆきます』といったところです。
 先任伍長~ォっ
コメントはこちらから ( 49 )
  Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »
最新のコメント
Unknown<br>/編集者・M越?
あこ/編集者・M越?
ラブ・イージス/渋谷の密会。
シァン/渋谷の密会。
投稿コメントでちゃってイージス?/日本アカデミー賞雑感
書込み可能になってますけど。/日本アカデミー賞雑感
える/初めまして。
み2号/感謝祭レポ&重要なお知らせ
まゆき/感謝祭レポ&重要なお知らせ
メグ/感謝祭レポ&重要なお知らせ




2024年10月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
前月 翌月
過去の記事
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
最新の投稿
感謝祭レポ&重要なお知らせ
お待たせしました!!
☆★期間限定BBS★☆ その2 !?
★☆ 期間限定BBSです。!? ☆★
シャンパーニュで乾杯、そして別れ
感謝!感謝!
出航前夜に
私とP氏とだいだらぼっち
お楽しみはこれからだっ!!
Thank you for your everything !
プロフィール
イザヤ・パンダサン
映画ライター/英国の映画学校卒業後、ヘラルド・トリビューンの芸能担当、夕刊フジ等を経て現在フリー。本作の制作全過程を密着取材。好きな歌手はかぐや姫のパンダさん。かのイザヤ・ベンダサンは母方の叔父である、わけがない。
しょうりょうかん
EXILE好き。
夜行性ペンギン
アラビア語は読めても地図が読めない女編集
出雲あきら
夜の演劇ライター。ロケハン先で、風俗通い。
S?A?T?C?
Sは酒、Cは千鳥足。酔ってつぶやくオンナの本音
おたまじゃくし
釣って捌けるパイロット
だいだらぼっち
夜の巨人