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プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

杉田くんと西岡を讃える

2018年01月16日 | テニスに目が眩んで
テニスにナショナリズムを持ち込まない主義の私ですが、全豪一回戦の報道が小さいことには腹を立てています。

手術からカムバックしたばかりの西岡は27シードのベテラン、コールシュライバーにフルセットで勝利、杉田くんは8シードのソックに完勝ですよ。盆と正月がいっぺんに来たようなこの大ニュース、もっともっと大きく扱われるべきですって。

特に杉田くんの扱いは小さ過ぎ。もう松岡の最高ランキングを越えたところにいるってのに!

さあ、錦織くんのことはしばらく忘れて(その方が本人のためにもなる)、2人を応援しよう。
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上海

2017年10月20日 | テニスに目が眩んで
少し遅れて、録画してあった上海マスターズの決勝を見た。

フェデラー対ナダル、今年4回目の対戦は、またもやフェデラーの完勝。これで今年はフェデラーの4勝0敗。それでも2人の対戦成績は、ようやくフェデラーの15勝23敗だ。

クレーで当たっていないというのはあるにせよ、どうやらフェデラーはナダルに対する強烈な苦手意識を克服したようだ。

そして、さらに驚くことに、ナダルの側に苦手意識が生まれているように見える。

こんなことが起きるなんて。
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楽天

2017年10月08日 | テニスに目が眩んで
杉田くんが楽天ジャパン・オープン(日本で開催される最大の大会)で準々決勝まで進んだというのに、メディアの扱いが驚くほど小さいことに、怒りを通り越して殺意すら感じ、わなわなと震えながらパソコンに向かっています(もちろん質の悪い比喩だし、だいたい誰に怒りを向ければいいのかもわからない。ところで、「わなわな」ってなんだろう?)。

ジャパン・オープンはATP500の大会(4大大会とマスターズに次ぐ格付け)で、そこでのベスト8はほんとうに立派な成績ですよ。

だって、1988年に松岡修造がベスト8に進み、休養明けのジョン・マッケンローに挑んだ、あの試合(と言ってわかる人には、どれほどすごいことだったかは説明不要のはず)と同じ、ジャパン・オープンの準々決勝なんだから!!

錦織が怪我をしても杉田や添田、ダニエルがいることを、日本のテニスファンは祝福しないと(と言っといて、添田を書き忘れていたので追加。申し訳ない思いであります)。ほんとうに、日本のテニスのレベルは上がりました。

ただ、並行して開催されている北京オープンの1シードはナダルで、こちらの1シードはチリッチ。負けているのは経済であって、テニスではないとはいえ、まあ、ちょっと何かは感じちゃいますね。
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全米2017(2)

2017年09月15日 | テニスに目が眩んで
「(1)」って書いちゃったから、続きを書かないと(笑)。

言うまでもないかと思うけれど、準決勝も決勝もアンダーソン押しで見てました。

特に準決勝のカレノ=ブスタ戦は、あまりにすごい試合で、メインのつもりだったナダル対デルポトロ(やはり、いまのデルポトロはバックの弱さを突かれるときついのだなあ、と…)を見る時間がなくなってしまった(観戦は翌日にビデオだから)。あの切れ味にメンタルがともなえば、そりゃあ強いって。

決勝もスリリングな良い試合でした。あれをワンサイドと言う奴がいたら、店の裏に呼び出してボコボコにしてやります(ウソですよ、とちゃんと書いておかないと)。

ナダルは、全仏のときほどとは思わなかったけれど、安定してましたね。つまらないくらいに。

アンダーソンの今年と来年が、飛躍の年になりますように。なんと遅咲きな!

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全米2017(1)

2017年09月09日 | テニスに目が眩んで
今回も1週目はまったく見ず、2週目から参戦です。

といってもそこそこ見たのは、デルポトロ対ティーム、ケヴィン・アンダーソン対クエリー、ヴィーナス対クビトバ程度。

やっとがっつり見たのは、昨日の(録画なので時差あり)ナダル対ルブリョフ、フェデラー対デルポトロでした。

ナダルは盤石だったなあ。解説の松岡も強調してたように、序盤に「格の違い」を見せつけたところで勝負ありでした。松岡のルブリョフについての「この試合の宿題をこなすには2年かかるだろう」というコメントも、実に的確だと思いました。もちろん、将来性は間違いない。

フェデラーとデルポトロの試合は、フェデラーの調子がいまひとつだなという…。第2セット中盤から、必死に自分を奮い立たせて、面白い試合にはなったけれど、あの圧倒的だった全豪と比べると、身体が重そうだった。あのボレーとかね…本人も試合後のインタビューで、疲れがたまっているっていってたし、勝ち上がっても、この大会ではナダルに分があっただろうなあ。

フェデラーの敗退は残念だけど、僕はデルポトロも好きなので、彼のベスト4は喜んでいます。デルポだけはプレースタイルではなく、あまりにナイスガイなんで、ついつい応援してしまう。もちろんあの、デカい羽子板で強打するようなフォアは見ていて面白いし。

あと、残ってるなかだとケヴィン・アンダーソンはけっこう好きですね。でも、今日はもう寝ます。
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Hooray for Roger

2017年07月18日 | テニスに目が眩んで
海の日って素敵だ。ウィンブルドン決勝の翌日が休みだなんて…サンプラスが最後に優勝した決勝は、雨で何度も中断して、試合が終わったのは朝の5時で、次の日の仕事はかなり辛かった。

ただ、せっかく三連休だというのに、Y太郎はちょっと風邪気味でした(もう良くなった)。で、海の日は外に行けないけど、その代わりにゴジラの映画を見るという(最近、昭和ゴジラに夢中です)。理由を聞くと、ゴジラは海から現れるからだって。なるほど…。


さて、決勝はね、景気良くシャンパンとけっこういい赤ワインを開けて、最初から祝勝ムードで見てました。

決勝はチリッチのコンディションに問題があったとはいえ(足のマメだったそうだ)、ひとつもセットを落とさず(案外危なかったのはミーチャ・ズベレフ戦の第1セット)、準決勝のベルディヒ戦以外はすべて2時間かからずに試合を決めている。圧倒的でした。

たいへんに自分勝手な感想なのは承知で言いますが、勝つべき人が勝つのはほんとうに気持ちがいい。

ひとつだけ余計なことを書くと、芝のコンディションが悪かったことが、攻撃型の選手を少しだけ後押ししたのかもしれない。いつかのマドリッド・オープンみたいに…でも、それも歴史の一部です。

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上に書いた「ちょっといい赤」というのは、ブシャール・フィンレーソンという南アのワイナリーのハンニバルというワインです。これがね、唯一無二のブレンドで、僕が飲んだ2012は、サンジョベーゼ39%、ピノ・ノワール35%、ネッビオーロ10%、シラー9%、ムールヴェードル3%、バルベーラ4%という、飲んでみるまではさっぱりわからないセパージュ比。

まあ、飲んでもわからないのだけれど、とても良いワインでした。

で、海の日は飲み過ぎのまま、Y太郎と『ゴジラ、モスラ、エビラ 南海の大決闘』(僕も生まれる前の映画です)とかをみてました。確かに海いっぱい(笑)。
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ウィンブルドン2017 SF

2017年07月16日 | テニスに目が眩んで
女子決勝の後味があまりに悪かったので、このあいだBSで再放送されたプリンスのLovesexyライブを見ているところ。

過剰に過剰を重ね、完成度なんていう言葉からは一億光年も離れた(でももちろん、とんでもなく完成度の高い)、僕にとっては、想像できる最高のショー。プリンス、シーラ、それにキャットも、すべてが素晴らしい。この世で本当に起こったこととは思えないくらいに。

Lovesexyを体現する2人をはべらせて、キャデラックかなんかで消えていくプリンスは、最後に叫ぶ。

We got a long way to go.

まだ先は長い。

その長さを、もう僕らは知ってしまっている。

NHK、放映権があるならフルバージョンでやれ。だいたい、カットなんてプリンスが許したのか?

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さて。

男子のセミファイナル2試合は、どちらも順当な結果ではあった。

第1試合は、引き締まった展開の第1セットを不幸な形で落としたチリッチが、よく持ち直したなあと思う。僕が好きなのはクエリーの方だけれど、この試合に関しては、チリッチの方が勝者にふさわしい。

ただ、フェデラーがね…。

もちろん試合には勝ったし、セットも落としていない。内容が悪いわけでもない。でも、ディミトロフやラオニッチを寄せつけなかった、あのテニスではなかった。

第1セットの第8ゲーム、ニューボールだというのにブレイクを許したあのゲームより後のフェデラーは、少し前のフェデラーだった。万が一、決勝でもあのままの試合をしたら、チリッチの集中力がそれを上回る可能性もあるだろう。

でも、ベスト4が攻撃的な選手ばかりだった今大会は、記憶に残るだろうな。ウィンブルドンはこうでなくっちゃ。
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ウィンブルドン2017 QF+

2017年07月13日 | テニスに目が眩んで
連投。

クエリー対マレーを見終わったところ。

クエリー凄かった。第4セットの途中からのプレー(特にサーブ)は、あんなプレーをされたら誰も勝てないんじゃないか、と思わせるものでした。僕が思い出したのはケヴィン・カレン(歳がわかる?)。

そういえば、去年、クエリーがジョコに勝った試合は、出張先の東南アジアのホテルで見たのでした。翌年もこの名前の連呼を聞くとは思わなかった、正直なところ。

で、次が今日の大一番。今年はフェデラーだと思うんだけど。

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追記。

フェデラー対ラオニッチを見終えたところ。

フェデラーの強さ、王者のオーラの強さに脱帽です。ラオニッチも第2セットで、半ば「勝てない」という気にさせられてしまっていた。

ラオニッチはボレーヤーなんだけど、いわばイワニセビッチ型。ビッグサーブで押し込んだあとを決めることはできても、球際の技術は、正直なところそれほどでもない。

エドバーグの流れを引く、サーブ・アンド・ボレーの正当な嫡子たるフェデラーの敵ではなかった、と言ってしまいたくなる。あれがボレーヤーのボレーというものですよ。

ただ、圧倒的に勝っているフェデラーに起きた「ロジャー」コールは、さすがにラオニッチがかわいそうでした。ロジャー、人気ありすぎ。

ジョコのリタイアは、4Rを見ていれば予想の範囲ですよね…。トーナメントを盛り上げるためか、「ジョコ完勝」ということなっていたけれど、終わりの方のジョコは明らかに変で、マナリノがもう少し粘ったら試合はわからなかった。そういう意味ではスリル満点の第3セットだったもの。一試合だけ延びたのも気の毒でした。

寝ないと…。
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ウィンブルドン2017 4R

2017年07月13日 | テニスに目が眩んで
職場の記念日(遠回し)の休みもあり,一昨日の夜から,たまっていたウィンブルドンを早送りで消化しています.

メモ程度に.

まず,フェデラーとディミトロフの4R.

ディミトロフは調子がいいようだったし,グランドスラムのフェデラーは「一度も負けたことのない選手」にあんがい負けるから,やや緊張感(なぜか)をもってみました.とは言っても,ディミトロフは若手ではいちばん好きな選手の一人です.

その意味では,期待とは違う試合でした.

6-4だった1stセットは,ワンチャンスを活かすという,いかにもウィンブルドンらしいスリリングな展開でした.でも,2ndセットの途中でディミトロフは,ほぼ試合をあきらめてしまったように見えました.まるで彼がこの試合に勝てないことを知ってしまったみたいに.

もちろん,そんなはずはない(あんな完璧なドロップショットのリターンを見せられたら,誰だって勝てる気がしないとは思うけれど).でも,ディミトロフのフェデラーに対する敬意は,試合に勝つには大きすぎるのかなと….ディミトロフがフェデラーに勝つには,これを克服しなくてはならない.

でもなんというか,見ていて感じ入るものがありましたね.

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もちろん4R最大の試合は,質でも量(!)でも,ナダル対ミュラーです.

全仏を圧倒的な強さで制したナダルが,芝でも強さを発揮するのか,誰もが注目していたはず.もう長い間,ナダルはクレーシーズンで体力を使い果たし,ウィンブルドンではパッとしなかった.

でも今年は,全仏で一人異次元の強さを見せた今年は,違うかもしれない.僕も,2008年決勝の再現を夢見ていた一人です.

ナダルは決して悪くなかったけれど,ミュラーがあまりに素晴らしかった.サーブやボレーもだけれど,何よりも気持ちが安定していました.

ミュラーやクエリーのような選手が活躍すると,ああ,ウィンブルドンだなあと嬉しくなります.さあ,準々決勝だ.
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杉田くん

2017年07月02日 | テニスに目が眩んで
杉田祐一くんがトルコのアンタルヤ・オープンで優勝というビッグニュース。日本人男子では3人目のツアー優勝で、芝の大会に限ると初なんだって。

芝での日本人選手の活躍というと、松岡が1992年にクイーンズで準優勝している。クイーンズ(いまのエイゴン)はウィンブルドンの前哨戦。そこでイワニセビッチとエドバーグを破るという、信じられないような快挙だった。

話を戻すと、杉田くんの最近の活躍はすごく嬉しい。僕はたまたま地元のチャレンジャーで、高校生の頃の彼を見たことがあって、それ以来の贔屓なのです。

その大会での、日本のトップシードは、当時の日本だとまあまあ上の方の選手だったんだけど、これがコートマナー最低のクズ野郎で(笑)、プロのテニス選手を初めて見る子どもがたくさんいるというのに、薄汚い悪態をつきまくってさあ…後から呼び出してボコボコにしてやろうかと思いました(ウソですよ、もちろん)。

テニスの質も正直なところ…これがトップでは国際舞台はまだまだ遠いなと少し暗い気分だった。

ところが、そこに杉田くんがいたわけですよ。小柄でサービスには苦しんでいたものの、トップシードの大柄なアメリカン相手にレベルの高いストローク戦をしていた。おお、ここに未来が、と思いました(マジで)。

でも、芝で強いというのは少し意外。もちろん、ウィンブルドンに期待ですね。
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レジェンド

2017年06月30日 | テニスに目が眩んで
さっき気付いた。今日からNHK BSが3連発。
https://www.nhk.or.jp/wimbledon/vote/

ナダル対フェデラー(2008年男子シングルス決勝)BS1 7月1日(土) 午前0:50
グラフ対ナブラチロワ(1989年女子シングルス決勝)BS1 7月1日(土) 午後1:00
エドバーグ対ベッカー(1988年男子シングルス決勝)BS1 7月2日(日) 午後1:00
ウィンブルドン 感動再び!レジェンドたちの熱き戦いBS1 7月2日(日) 午後7:00

僕は投票していないけれど、3試合とも歴史に残るすばらしい試合です(共通する特徴があるのだけれど、わかる?)。

テニスファンなら見逃してはいけない。僕はもう、いまから思い出して泣いてます。

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2017年06月12日 | テニスに目が眩んで
土日は九州の方に出張でした。

夜の9時過ぎには家に戻れる予定だったんだけど、事故でJRが止まり、電車内で2時間待ち。飛行機も少し遅れてて、それでもなんとか経由便に乗れたんだがなあ…。

で、11時を過ぎてから、録画してあった準決勝と合わせて、ナダルの2試合を見ました。

何を言っても余計ですね。ただただ強かった。

粘ってカウンターではなく、相手のボールが少しでも甘くなったら自分から決めにいく。今日のナダルには、過去のナダルも含めて、誰も勝てないでしょう。バブリンカに非はありません。あれはどうしようもない、

それにしても、ローランギャロでの強さは異次元ですね。クレーシーズンに入ってからのナダルの試合をいくつか見て、調子がいいなとは思っていたけれど、ここまで圧倒的なテニスはしていなかった。やはり、ここがナダルの庭なのだなと。

ナダルの二度目の連覇が途切れたあとで、フェデラーが「ラファは全仏であと2、3回は勝つだろうし」と話していたことがありました。そうかなあと思いながら聞いていたのだけれど、やっぱり天才のことは天才にしかわからないのかもね。
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バブ試合

2017年06月10日 | テニスに目が眩んで
全仏のマレー対バブリンカの準決勝を見たところ。

勝ったバブリンカから見て、6-7、6-3、5-7、7-6、6-1。

こてこてのバブ試合だった。

取れそうで取れなかった第1セット、大逆転で取られた第3セット。普通の選手は ここで落ちるのだが、バブリンカは違う。

ポイントになったのは、第4セットのタイブレーク1本目だと思う。それまでいまひとつ攻められていなかったバブが、あのポイントでは、攻めるべきときにためらわずに強打した。

ファイルセットは手がつけられなかった。バブはファイナルに入ってからがいちばん強い。とんでもない奴だ。

調子から見ると、バブリンカの勝利は順当だと思う。今大会のマレーは「悪くない」という程度の調子で、錦織戦もお互いにトップコンディションではないなあと思いながら見た。

明日から出張で6時起きなので、残念だけれど、ナダル対ティームは諦めます。ティームが勝ったら、シングルバックハンド同士の決勝だ!

全仏決勝がシングルバック同士って、いつ以来だろう。もしかすると、最後はレンドル対マッケンロー?
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ベルッチ

2017年02月22日 | テニスに目が眩んで

明日が卒論提出日という日にどうでもいいことだけど、ベルッチはいい選手ですよ。

全盛期のナダルを、クレーで追い込んだこともあるくらいで。

しかもベルッチの地元でしょ。錦織君が負けるのは、確かにアップセットだけれど、驚くようなことではないです。

今日言いたいことはこれだけかな。

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全豪2017決勝

2017年01月30日 | テニスに目が眩んで
興奮してますよ、もちろん。明日はミルカさんが準決勝で着てた、あのトラのトレーナーで職場に行ってもいいとさえ思う(笑)。

今日は最初から、とっときのシャンパンを開けて臨みました。

フェデラー対ナダルの全豪決勝。これが飲まずにいられるか(ほぼ毎日飲んでるけど)。

結果は勝ったフェデラーからみて、6-4、3-6、6-1、3―6、6―3。

第1セットは競ったが、完璧なテニスを展開したフェデラーが取る。だが、第2セットは最初からフェデラーの集中力が下がっていて、あっさりとナダルのものに。

ところが第3セットでは、最初のサービスゲームを苦しみながらキープすると、またフェデラーが圧倒する。なのに第4セットは既視感のある展開。

ファイナルセットも、フェデラーは第1ゲームをブレークされてしまうが、第6ゲームで追いつくと、そこから4ゲーム連取でついにトロフィーをつかみ取る。

こう辿ると文字どおりのシーソーゲームだけれど、試合は最初から最後まで、フェデラーが支配していたと思う。圧倒した第1セット、第3セットだけでなく、ファイナルセットも、ナダルの取った2つのセットも。

もちろん、試合は紙一重だった。でも、「支配」は言い過ぎだとしても、試合はフェデラーのプレイに規定されていたし、ゲームを先行されても、常に不思議な余裕があって、メンタル面で崩れてしまう最近のフェデラーではなかった。ナダルも(それに、ときおり映った感じだとナダルのファミリーボックスも)そう感じていたのだとと思う。

たぶん、第1セットを取ったら第2セットで無理をしないというのは、フェデラーサイドのゲームプランだったのだろう。第4セットもそうだったのかな。

とにかく、今日のフェデラーは、 ミスをしても精神的に落ちることがなかった。諦念というのか、ファイナルセットで先行されてすら、まだ挽回できるという雰囲気があった。

もしあれがルビチッチコーチの「指導」なのだとしたら、彼の仕事は偉大だ。フェデラーに必要なのは、自信を失わないことであり、重圧からフリーでありさえすれば、彼のテニスの才能は、歴史的に見ても、突出したものであるのだから。

少なくとも僕にとって、試合のスリルのほとんどは、フェデラーが攻め続けられるか、その一点にあった。

そして、フェデラーは攻め続けた。

ナダルとのGS決勝で、こんなフェデラーを見たのは、あの2008年のウィンブルドン以来ではないか。

要するに、フェデラーの長い不振は、膝が悪かったことだ。そう言いたくなるほどの、驚くような復活劇だった。こんなに興奮して見たGS決勝も久しぶりだ。

フェデラーは全盛期のフェデラー(マッケンローの言う「ヴィンテージ・フェデラー」)のようだったし、試合後にベンチで赤い目をしていた姿は、優勝するたびに泣いていた、若い頃の彼のようだった。

この勝利は、ナダルへの苦手意識を克服させるのに十分なものだし、彼に自信を取り戻させると思う。

もしそうなら、今期のフェデラーはきっとまた勝つよ、大きな大会で。
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