Adap(アダップ)2005

100万アクセス達成!ご覧いただきありがとうございます^^

親父との別れ

2015年12月19日 22時38分14秒 | Adap介護
 1ヶ月ほど前、おやじが静かに息を引き取った。
 享年92歳。親父との別れと、その後に色々と起こった、出来事を少しだけ語ろうと思う。
 
 
 死を迎えた前の日は親父の92歳の誕生日だった。
 ケーキを買って実家へ行ったのだが、 親父はずっと寝ていて
「ケーキだよ食べる」と聞いても、眠いといってなかなか起き上がっては来なかった。

 いつもは、ケーキなどペロリと食べてしまうのに、この日は元気なく、ケーキも一口しか食べなかった。
 すっかりふけたな?今晩大丈夫かな?もしかしたら、もう会えないかも…。
 帰り道では、そんな嫌な事を考えてしまったた。

 その翌朝、携帯電話が鳴った「お父さんが、起き上がれず、脈も取れないので救急車を呼びました」
 いつもお世話になっているケアサービスの方からの電話だった。
 
 急いで、実家に向かうとちょうど家を出て行く、救急車に飛び乗ることができた。
 救急車に乗ると、心配そうに親父を見守るお袋の前で、酸素マスクをつけた親父がいた。 
 「大丈夫?」と聞くと、「あー」という短い返事が返ってきた。

 救急隊からは、血圧が低く危篤の手前の状態だと説明を受けた。
 今飲んでいる薬とか、かかり付けの医者の連絡先とか、最近の検査結果や親父の様子を聞かれた。
 薬手帳や最新の健康診断の結果を、健康保険書と一緒に、すぐに持ち出せるようにしておくことで、
 緊急時の医師の対応や判断の幅が広がると痛感した。

 病院に着くと、親父の様態が厳しい事を裏づけるかのように、
 10人近いスタッフが救急車の到着を待ち構えていた。
 親父のオペが、すぐに始まった。

 
 




 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京メトロ一日乗車券の旅(... | トップ | 親父との別れ② »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご愁傷さまです (屋根裏人のワイコマです)
2015-12-20 09:34:44
私も10年前に体験しましたが・・・
別れのなかでも、これほど辛いお別れはない
心より 哀悼の意を捧げます。
返信する
Unknown (adap)
2015-12-20 21:38:47
人生は、出会いもあるけど、別れもあります。
お気遣い感謝します。
返信する

コメントを投稿

Adap介護」カテゴリの最新記事