のんびり新幹線旅行のすすめ

今年の夏は、長めの休みが取れなかったので
１８切符の旅は、断念しました。

そのかわりと言っては、なんなんですが、
鹿児島中央から名古屋まで、
途中、広島観光なども入れ、
のんびりと新幹線に乗ってきました。

まずは、鹿児島中央～博多まで、さくら号に乗りました。
九州仕様のＮ７００系は、指定席が４列シートになっており、
とても快適でゆったり座れます。

途中、熊本のあたりで雨が激しくなり、
旅の行方を心配しましたが、無事、博多に到着。

さくらは、新大阪行きなので、
そのまま広島に直行もできるのですが、
あえて、博多でこだまに乗り換え。

もうすぐ廃車と噂される
１００系がこだまで走っており、
それに乗るのが目的です。

１００系はのぞみ号が誕生するまでは、
新幹線ひかりの代名詞のような存在で、
とくに、２階建て車両を４両連結した、
グランドひかりは注目の的でした。

もう、２階建車両はありませんが、
キツネ目の１００系は、
岡山－博多間に限りいまだに健在です。

さくらやのぞみは、夏休みという事で
かなり混在していますが、こだまは、がらがらです。
新幹線とはいうものの、各駅停車のこだまは、ほとんどの停車駅で、
あとからくる新幹線に道を譲ります。

駅に着くたびに、ホームに出て
通過していく新幹線の写真を撮る。
鉄にとっては、ちょっとした贅沢です。
新下関、厚狭、新山口、徳山、新岩国。

高速で通過していく新幹線は迫力満点。
通過する新幹線の写真を撮るのは、かなり興奮します。
興奮のためか、露出とかシャッター速度とか、
なかなかうまくコントロールできず、
きちんと写真が撮れたのは、ほんの一部だけでした。

新幹線は、車体が白くのっぺら坊に写ってしまい、
高速なので被写体が結構ぶれます。
写真が上手く取れるようになるまでは、
修行が必要なようです。

広島で、途中下車し、お好み焼きを食べ、
原爆ドームを見学したのち、再び新幹線へ。
広島からは、のぞみに乗ったのですが、これが大混雑。

快適なこだまが忘れられず、予定を変更し、
岡山から再びこだまに乗り替えました。

岡山の駅では、反対側のホームに止まった１００系の国鉄色にも巡り合えました。
陽が傾いたため、上手く写真が撮れなかったのですが、
今回の旅行で見るのをあきらめていただけに、ちょっとラッキーな気分です。

岡山から新大阪まで乗ったこだまは、ひかりレールスターの車両でした。
博多から乗った１００系もそうですが、西のこだまは全て４列シートで、
ゆったりしたイスが据付られており、おまけにすきすきなので、
スピードはともかく、乗るにはかなり快適です。

相生、姫路、西明石。と、各駅で後からくる新幹線に道を譲り、
新大阪に着くころは、陽もすっかり暮れていました。

新大阪からは、名古屋まで各駅に止まるひかり号に乗り換え。
車両は、Ｎ７００系の登場で急激に数を減らしつつある、３００系です。

新大阪からの乗客は、なんと３名。
世間では、遅い新幹線には興味がないようです。

途中、米原、岐阜羽島で、あわせて３本ののぞみに道を譲り、
夜８時２１分に名古屋に着。
そのまま東京へ、帰れなくもないのですが、
リニア・新幹線博物館へ行くために、
この日は、名古屋で宿を取りました。

新幹線の各駅停車旅は、列車もすいていて、
停車時間に、通過していく新幹線の写真が撮れたりするので、
鉄には、かなりおすすめです。

次は、東北方面にのんびり新幹線の旅に出てみたいと思います。

東海道山陽九州新幹線




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