弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

バングラデシュのニュース(2011/07/06)

2011年07月07日 | バングラデシュのニュース
■見出し(2011年7月6日) No2011-44
◯華やかに 民族衣装クールビズ JICA
◯日本の若者が作ったバングラデシュ、「家族のような工場」
◯「バングラの今」支援活動の写真展/篠山
◯小出製作所、14年めどバングラデシュに拠点-金型設計を支援
◯W杯アジア1次予選、パレスチナなどが突破
◯元首相の長男に逮捕状 女性指導者2人の政争続くバングラデシュ
◯パレスチナなど2次予選へ=サッカーW杯アジア予選
◯バングラデシュの子に手作り望遠鏡 並木中等教育校が贈呈へ
◯傷害致死:暴行の男性死亡、4容疑者を逮捕--川崎署 /神奈川
◯日本の対バングラデシュ無償協力:人材育成奨学計画支援
◯バングラデシュ企業に投資…その後を語る! 六本木でイベント開催
◯「フェアトレード」はもはや当たり前。その中で注目されるカギは“下着”と“デザイン”!
◯バングラデシュ 米とのガス開発に対して デモ運動
◯邦人安全情報 (7月6日~8日、10日~11日のハルタルへの注意喚起)
◯邦人安全情報(7月3日(日)のハルタルへの注意喚起)


■華やかに 民族衣装クールビズ JICA
 http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001107060006
 (朝日新聞 2011年07月06日)

名古屋市中村区の独立行政法人「国際協力機構(JICA)中部」で、職員が世界
の民族衣装を身にまとって働いている。暑い国の服装で夏を乗り切る、これも一種
の「クールビズ」だ。
衣装は、職員たちが派遣先の国で贈られたものや、旅行で購入したものを用意した。
バングラデシュの衣装を着る藤本恭世さん(32)は「風通しが良く、しめつけ
ないので楽。カラフルで気持ちも明るくなります」。一方、日差しの厳しいシリア
の「ガラビーヤ」を着る古川浩一さん(39)は「長袖で通気性もなく、日本では
かえって暑い。ホットビズです」と苦笑い。民族衣装を着るのは8月末までの毎週
火曜日。さすがに衣装のまま通勤する職員はおらず、全員が出勤後に着替えるとい
う。



■日本の若者が作ったバングラデシュ、「家族のような工場」
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110628/221159/?ST=manage&rt=nocnt
 (日経ビジネス オンライン 2011年7月5日)

ローカリゼーションマップは地域ごとのモノへのローカリゼーション期待度をマッ
プ化することで、市場の文化の特徴を大雑把に掴むことを目標としている。製品を
ローカライズするかどうかの判断は、その先にある。ローカライズすることが必ず
しも正解なのではなく、ローカライズすべきか考えること自体が重要である。その
ためのツールがローカリゼーションマップだ。

また、ローカリゼーションマップはローカルの価値にも光を当てる。グローバルと
いうのは無数のローカルの集合体であるとの認識に立脚しているからだ。それぞれ
のローカル文化が衝突しあい、影響しあって変化していく。そこで共通点を持った
新しい文化が、「グローバル文化」になる。戦略的イメージが強い米国のグローバ
リズムであっても、程度の差こそあれ、そんな文化の衝突というプロセスを経てい
る。

 ローカルな価値を再発見する――。

これが「地産地消」的なサイクルを活性化させることもあるが、その地域の外に認
知を広めて、グローバルなブランドに飛躍していくことも多い。

今回は、そんなグローバル・ブランドを目指して歩み始めた日本の若い企業を紹介
する。それも日本から発信するのではなく、バングラデシュからである。バングラ
デシュの素材を見つけ出し、バッグを生産して日本と台湾で販売している。

話を伺うのはマザーハウス副社長の山崎大祐氏だ。社長の山口絵里子氏の慶応大学
の計量経済学ゼミの1年先輩で、卒業後はゴールドマン・サックス証券でアジア経済
を担当するエコノミストだった。会社を辞めてアジア大陸をバイクで横断しようと
計画していた時、山口氏がバングラデシュの大学院を卒業して日本に戻ってきた。
彼女が持ち帰ったバックを見て、新しい道に踏み出すことになる。

 □「社会的企業」ではなく、正真正銘のビジネス

再会の1年後、山口氏はマザーハウスを設立する。2006年、まだ彼女が20代半ばのこ
とだった。「途上国経済の自立を、ビジネスによって後押ししたい」。そんな理念
でスタートした。バッグなどのアパレル製品をバングラデシュで生産して、先進国
で販売する。現在、日本に7店舗、台湾1店舗を展開している。

「ソーシャル系」と呼ばれる社会貢献に関心の高い若者の間で、その名を知らない
人はいない。しかし、マザーハウス自身は「ソーシャルエンタープライズ(社会的
企業)」と称していない。通常のビジネス活動だと強調している。いや、本来のビ
ジネスがあるべきモデルを示している。

顧客の年齢層も興味深い。20代も30代も、それぞれ30%。40代と50代がそれぞれ
20%。必ずしも若い「ソーシャル系」ばかりではない。逆にいえば「ソーシャル系」
の持つ意義が、日本でも理解されつつある兆しだと捉えることができる。

マザーハウスが生産しているバックは「ジュート」という天然繊維で作られている。
「黄金の糸」として知られ、18世紀にインドからヨーロッパに伝わった。以来、
保存のための「麻袋」として使用されてきた。

ジュートは長くバングラデシュで使われてきたものだ。マザーハウスはこれを素材
として使い、完成品に仕上げたバッグを日本に輸出し始めた。モノづくりに長け、
しかも最も進んだ消費社会の日本に送り出したわけだ。そしてこの国で認められた
ことを、バングラデシュの人々は誇りに思っている。

このプライドゆえに、バングラデシュのスタッフが日本市場にあう品質管理や経営
方法を受け入れた。プライドがあるからこそ、外の考え方を受容できる。その逆で
はない。

「最初に認めることで、相手は助言を受け入れやすくなる。グローバリゼーション
の最初のエンジンは、限界コスト低減(大量生産型社会における新需要地の創出)
という経済原理の中で、均一化を図ることだった。決して、ローカル同士の出会い
ではないと考えられていたんです。でも、私たちの動きは逆です。最初に注目した
のは地域の素材、ジュートです」

工場が軌道に乗るまでに、何度となく騙されたり、災害に見舞われるなど、窮地に
追い込まれた。外注先の工場内で、山口氏のパスポートが盗まれたり、政情不安で
街が騒動に巻き込まれて工場が閉鎖されたこともある。やっと沈静化して工場に戻
ると、材料が全てなくなっていた。そのたびに、どん底に突き落とされた。それで
も諦めない強い信念と、いつも一歩引いて客観的に考える習慣が、マザーハウスの
幹部にはあったのだろう。こうした窮地から、何度も立ち直ってきた。そして、二
転三転しながらも、ついに自社工場が稼働した。互いを認め合うことで、ローカリ
ゼーションが可能になったのだ。

そのマザーハウスは、旅行大手のHISと手を組んだプロジェクトがある。日本からバ
ングラデシュに出向いて、マザーハウスの工場で自分のバッグを製作する体験ツア
ーである。モノとお金だけでなく、人の交流を促進することを目的に、2009年から
始まっている。


 □男性がツアーに参加する理由

女性が社長を務めるバッグ会社…。そう聞くと、顧客は圧倒的に女性が多いと想像
するかもしれない。だが、意外にも30%は男性客だ。

この中には、ツアーに参加する人もいる。もちろん多くの女性も参加しているが、
私は男性の動向を知りたくなった。どういう人たちが、バングラデシュの工場で自
らバッグを作ろうとするのか。それは、先進国の田舎の工房で、ろくろを回して陶
器を作ることとは目的が違う。

「30代で転職のチャンスもうかがいつつ、次に始める仕事の参考にしたいという方
が多いようです。それも、人のため、社会のために仕事をしたいという気持ちが強
い」(山崎氏)

都会を離れたスローライフに憧れることとは違う。もっと「開拓意欲」が強い。自
分でビジネスをやっている人は、マザーハウスの製販が一体となったビジネスモデ
ルを実際に自分の目で確認したいと思うようだ。バングラデシュという途上国の可
能性も同時に感じたい、かの地で起業してみたい、という人たちだ。

 業種に偏りはあるのだろうか?

「多岐にわたりますが、比較的メーカーの方が多いと思います。やはり、モノづく
りという点で共鳴するのでしょう」(山崎氏)

アジアの国々が生産拠点だけでなく、市場としても注目されている。本業でそうし
た国と付き合いながら、そこで生まれたストーリー性のある製品を購入して、使用
することに喜びを感じている。しかも、自らその地に出向いて、息吹を感じながら
自分で作ってみる。そうした体験が、自らの仕事に何らかの影響を及ぼすはずだ。



 □なぜブラジルとアルゼンチンの旗があるのか

「昨年のサッカーW杯が開かれていた時期、バングラデシュのそこかしこに、アルゼ
ンチンやブラジルの国旗がはためいていました。なぜだか分かります?」。山崎氏
はそう問いかけてきた。

新しいメディアの登場と、その時代のヒーローは、セットになって記憶に残る。日
本で大鵬や力道山を観戦するために街頭テレビの前に人々が集まり、そしてヒーロ
ー伝説が生まれた。バングラデシュでは、サッカー界でペレや、その後のマラドー
ナが活躍した時代(70-80年代)にテレビが普及し始めた。そして初めて一流選手の
プレーを見ることになる。その記憶が今も鮮明に残っているのだ。しかも、貧困か
ら出た世界のスター選手たちだ。そのため、今でもブラジルやアルゼンチンを応援
している。

バングラデシュにバッグを作りに行くことが、日本の田舎で陶器を作ることと一番
違う点が、このエピソードにある。バッグ工場の従業員たちと日本の人たちの世界
に対する見方、情報の乖離だ。

マザーハウスの社員は、日本のマーケットについて説明を聞き、映像によってその
風景を眺めている。中には、実際に日本に滞在したことがある人もいる。だが、店
舗を出している台湾は、知らない人も少なくない。

どういうコミュニケーションツールを使っているのだろうか。

「弊社のスタッフでも、生活に余裕が出ると、まず携帯電話を購入します。40人ほ
どのスタッフは、今では全員が持っています。出稼ぎで首都ダッカに来て、家族と
朝晩、必ず電話で話しているスタッフもいます。ほかの国と同じ様に、携帯電話が
コミュニケーションツールのカギになっています」

 □人が情報メディアになる

しかし、ネット環境の普及にはまだ時間がかかる。山崎氏は語る。

「工場スタッフの識字率は低く、ネットができるのはマネジメント層に限られます。
弊社でいうと、全スタッフの10%程度です。ほかの縫製工場になると、もっと低い
数字になると思います」

ツアーで来た日本人とメールをやりとりするスタッフもいるが、一部のマネージャー
に限られる。フェイスブックといったソーシャルメディアを通じてスタッフの世
界が広がるには、教育システムの充実を待たなければならない。あと5年は必要だろ
う。

だからこそ、ツアーの趣旨が活きる。モノや金の動きに対して人の動きが充分では
ない。この点にツアーの狙いがある。生産現場を見ることで、モノが持つ情報を読
み解く力が養われる。

「私たちの周りにあるプロダクトは、ほとんどが途上国の製品です。ところが、ど
こで誰がどのように作っているのか知りません。そこで、もっとも情報メディアに
なり得るのは人だと思います」と山崎氏は強調する。

アルゼンチンやブラジルの旗がバングラデシュの街中にあることを、物珍しく感じ
るが、背後にはこのような情況があった。

そして、土地と訪問者が繋がる。

 □異国の渦の中にまず飛び込む

マザーハウスの工場には、日本流にローカライズされたプロセスがある。それがゆ
えに、その土地の文化が鮮烈に浮かび上がってくる。ツアーで好評なのは、「家族
のような工場」という雰囲気だ。山崎氏も、そこに注目する。

「ルールや生産性への意識が日本から持ち込まれているため、職場の底流にあるス
タッフ同士の仲が良いというローカル文化が、日本との比較で浮かび上がってきま
す。また、工場内における『成長への欲求』もそうです。もっと色々なことが出来
るようになりたい、という意識が強いと分かります。これも、日本との大きな違い
になっているのかもしれません」

バングラデシュに固有の素材を見出し、そこに生産拠点を構えて、先進国に輸出し
ていく。その際に、先進国市場にフィットするためにローカリゼーションを自ら受
け入れる。ただ「先進国だから」といって受け入れるのではなく、その地の文化に
対するリスペクトを感じられるから受け入れる。日本から訪れた人は、そんな人々
の姿を見て、内省を迫られる。

 山崎氏はこう語る。

「この一連のアクションは日本のグローバル社会での価値、いわゆるローカルの価
値の気付きなのかもしれません。私自身、いろいろな途上国へ行ってみて、日本だ
から受け入れてもらえるということを数多く経験してきました」

皮肉な言い方をすれば、情報格差があるために、日本への高評価が継続している面
はあるかもしれない。しかしながら、もともと最新情報が先進国の人たちに全て行
き渡っているわけでもない。取得する方法はかなり揃っているが、情報の普及状況
はやや異なる。

また、否定的な情報ばかり収集して、悲観的な観測になっていたら、実際のアクシ
ョンにはあまり役立たない。

バッグの生産販売の経験も何もないゼロから起業したマザーハウス。そのストーリー
にある、困難だらけのバングラデシュで諦めなかった起業家精神を前にすると、
まず異国の地の渦の中に飛び込むことが重要だと痛感する。そして泳ぎ切るのだ。
「試行錯誤」という言葉は、決して死語になっていない。

これから2回、激動のアジアをテーマに、連載を続けていこうと考えている。



■「バングラの今」支援活動の写真展/篠山
 http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001107050003
 (朝日新聞 2011年7月4日)

篠山市京町の岩下啓子さん(62)によるボランティア活動写真展「6月、雨期、
バングラの今」が4日、同市乾新町のコミュニティカフェ「みーつけた」で始まっ
た。6月2~29日にバングラデシュに滞在して撮影した計約500枚を、約50
枚ずつ随時入れ替えて展示している。入場無料。今月29日まで。土日曜と18日
休み。

岩下さんは、学校に行けない同国の子どもたちに学校建設などの教育支援を続けて
いるボランティアグループ「バングラデシュの村をよくする会(P・U・S)」の
事務局長。今回はインドの国境に近い北部のシレットで住民の生活ぶりをカメラに
収めた。会場には写真のほか現地の民族服やアクセサリーなどを展示販売している。

10日午後5時から、同市下板井の「黒豆の館」では、同国からキルトを学ぶため
に来日しているマルシー・パトワットさん(21)を招き、「マルシーとの交流&
報告会」が開催される。参加費は1500円(夕食付き)。問い合わせは岩下さん
(090・8382・3131)へ。



■小出製作所、14年めどバングラデシュに拠点-金型設計を支援
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120110705bcaz.html?news-t0705
 (日刊工業新聞 2011年7月5日)

【浜松】小出製作所(静岡県磐田市、小出悟社長、0538・37・1147)は、
2014年をめどにバングラデシュに金型設計の子会社を設立する。アルミダイ
カスト用金型の設計業務を支援するとともに、インド市場開拓の足がかりにする方
針。海外拠点は韓国、中国に続いて3カ国目になる。
日本からバングラデシュに金型の図面データを送り、バングラデシュでCADで金
型を設計したり、CAMデータを作成したりする。設立時の人員は3人の予定。設
計の中核部分は日本が担当し、それ以外はバングラデシュに移管する分業体制を構
築する。
これにより、作業効率の向上と労務コスト削減を図る。小出製作所は中国の拠点で
も同様の支援業務を現地採用の技術者10人で行っている。今後の中国の労務コス
ト上昇も見越し、バングラデシュ進出を決めた。



■W杯アジア1次予選、パレスチナなどが突破
 http://www.fcjapan.co.jp/mail_magazine/news/view.php3?id=30311
 (FC JAPAN 2011年7月3日)

2014年に開催されるワールドカップ・ブラジル大会のアジア1次予選は3日、各地
でホーム&アウェイ方式の第2戦が開催され、パレスチナ、バングラデシュなど、
2次予選に進出する8チームが決定した。

2次予選には中国やサウジアラビア、イラン、イラクなどを含む30チームが参加。
これに勝利した15チームが9月から始まる3次予選に進出する。

日本も3次予選から登場。5大会連続5度目のワールドカップ出場を目指す。



■元首相の長男に逮捕状 女性指導者2人の政争続くバングラデシュ
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110704/asi11070409350002-n1.htm
 (MSN産経ニュース 2011年7月4日)

バングラデシュの裁判所は3日、2004年に首都ダッカで当時の野党アワミ連盟
(AL)の集会に手榴(しゅりゅう)弾が投げ込まれ約20人が死亡した事件を首
謀したとして、事件当時首相を務めていたバングラデシュ民族主義党(BNP)党
首のジア元首相の長男タリク・ラーマン氏の逮捕状を出した。

バングラデシュでは、1990年代から交代で政権を担ってきたジア元首相と現在
の与党AL党首のハシナ首相の2人の女性指導者による政争が続いている。

6月には、ジア元首相の次男で実業家のアラファト・ラーマン被告に収賄罪で禁錮
6年の有罪判決が下された。タリク氏へ逮捕状が出された背景にも、両指導者の対
立があると指摘されている。

タリク氏は08年以降、ロンドンに居住している。(共同)



■パレスチナなど2次予選へ=サッカーW杯アジア予選
 http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011070400091
 (時事通信 2011年7月4日)

サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア1次予選は3
日、各地でホームアンドアウェー方式の第2戦が行われ、パレスチナ、バングラデ
シュなど2次予選に進出する8チームが出そろった。
2次予選は、1次予選を突破した8チームを含めた計30チームが、23日と28
日にホームアンドアウェー方式で争う。日本は9月に始まる3次予選から登場する。
(AFP時事)。 



■バングラデシュの子に手作り望遠鏡 並木中等教育校が贈呈へ
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110704/CK2011070402000049.html
 (東京新聞 ‎2011年7月4日)

つくば市の県立並木中等教育学校科学研究部の有志が、バングラデシュの子どもた
ちに天体観測を楽しんでもらうため、二十台の望遠鏡を手作りした。どれも上々の
出来栄えで、部員たちが学内で観測会を開いた後、七月上旬に現地へ送る。

顧問の斉藤利仁教諭が、現地と日本をつなぐ市民団体の依頼を受けて企画。天体望
遠鏡の研究に取り組む土浦三高の岡村典夫教諭の指導で、部員有志ら約二十人が二
日がかりで製作した。

望遠鏡の本体は塩化ビニールパイプで、生徒たちは長さ約三十センチに切断。内側
を塗料で黒く塗り、両端に対物レンズと接眼レンズをはめ込み、焦点を調節して完
成させた。

ガリレオ・ガリレイが十七世紀に作ったのと同じ簡単な仕組みの望遠鏡だ。岡村教
諭は「倍率は三十五倍。これで月のクレーターや土星の輪も見えるはず」と胸を張
る。

部員で、高校一年に相当する中等四年の山田侑希さん(15)は「天体観測は、地
球以外に生物がいる可能性や、遠い星の過去の姿を見ている時間差を感じられて楽
しい。バングラデシュの子たちにも、味わってもらえたら」と話していた。 (小
沢伸介)



■傷害致死:暴行の男性死亡、4容疑者を逮捕--川崎署 /神奈川
 http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110703ddlk14040151000c.html
 (毎日新聞 2011年7月2日)

川崎署は1日、路上で男性に暴行を加えけがをさせたとして、横浜市港北区樽町の
飲食店従業員、エムディー・ヌールル・ホック容疑者(49)らバングラデシュ人
4人を傷害の疑いで逮捕した。男性は2日に死亡したため、同署は傷害致死に容疑
を切り替え調べている。

逮捕容疑は1日午前2時半ごろ、川崎市川崎区東田町2の路上で、同区小田2の建
築作業員、中村昭彦さん(40)に殴るなどの暴行を加え、けがをさせたとしてい
る。

中村さんはくも膜下出血で死亡。4人は近くの飲食店の従業員と客で、同署による
と、うち1人が中村さんににらまれたとしてトラブルになったという。【北川仁士】



■日本の対バングラデシュ無償協力:人材育成奨学計画支援
 http://indonews.jp/2011/06/post-4747.html
 (インド新聞 2011年6月27日)

バングラデシュの首都ダッカにおいて、篠塚保駐バングラデシュ日本国大使とバン
グラデシュのムハンマド・ムシャラフ・ホセイン・ブイヤン財務省経済関係担当次
官は26日、バングラデシのダッカで1億9500万円を限度とする無償資金協力「人材育
成奨学計画」に関する書簡の交換を行った。この計画は、バングラデシュの公共政
策、経済、環境政策、国際関係を担う優秀な若手行政官が、日本で学位を取得する
ために必要な学費などを供与するもの。

バングラデシュ政府は、2010年2月に発表された貧困削減戦略文書改訂版でガバナン
スの改善を貧困削減・経済成長のために不可欠と位置づけ、公務員の人材育成、能
力強化が公共サービスの強化の観点から重要な課題としている。(11年6月27日、日
本外務省の発表から)



■バングラデシュ企業に投資…その後を語る! 六本木でイベント開催
 http://journal.mycom.co.jp/news/2011/06/22/048/ 
 (マイコミジャーナル 2011年6月22日)

バングラデシュにフォーカスした投資専門書『成長著しい「次の新興国マーケット」
バングラデシュ経済がわかる本』(徳間書店)の著者である南谷猛氏、松尾範久氏、
浅井宏氏を招いた『「バングラデシュ経済がわかる本」の著者が語る! バングラ
デシュ企業に投資をはじめてみた!』が7月5 日、六本木のワールドインベスターズ
・トラベルカフェで開催される。

3月25日に開催された「バングラデシュ独立記念前夜祭」から3カ月。実際に投資を
はじめた3人がバングラデシュ投資のその後を語る。司会進行は、ワールドインベス
ターズTV代表の石田和靖氏。第1部では「教えてちょーだい! バングラデシュ投資!!」
と題して、ネクスト11の一角であるバングラデシュでの口座開設や企業レポート
など紹介。第2部は交流会とし、投資・ビジネスさまざまなテーマで交流を深められ
る。定員は50名。費用は1,000円(飲み放題・食事つき)。



■「フェアトレード」はもはや当たり前。その中で注目されるカギは“下着”と“デザイン”!
 ~スラムに住む女性を救うソーシャルベンチャー「undo3」
 http://greenz.jp/2011/06/22/undo3/
 (greenz.jp 2011年6月21日)

“エコ、エシカル”

こうした単語に敏感なー例えばgreenzの読者のようなー人々にとって、「フェアト
レード」は決して新しい運動ではないでしょう。

単にフェアトレードであるだけでは、注目してもらえない、そんなフェーズに市場
が入ってきています。


□正直、「フェアトレード」に飽き始めている人たち。
そんな、フェアトレード商品に好意は寄せるものの、目が肥えてきた消費者たちに
対し、説得力のある裏付け、そして、デザイン、商品、もしくは支援の仕組みのど
れかでエッジが効いていることーが、支援ビジネスを行う人々に要求され始めてい
るのではないでしょうか。

undo3は、フェアトレードと、現地での下着ビジネス援助、2つのビジネスモデルで
バングラデシュのスラムに暮らす女性を支援するソーシャルベンチャー。

彼らは、着目点、デザインセンス、そして2つのビジネスモデルで多角的に援助を
行なっている、という3点で、従来のフェアトレードビジネスとは一味違った路線
を行っています。


□どうして下着ビジネスなの?
バングラデシュは、女性の立場が非常に弱く、女性の貧困が問題となっている国で
す。 

女性の識字率の低さや、スラムへの強い偏見などから、首都ダッカのスラムに暮ら
す女性たちの貧困は国内でも特に深刻です。
「農村部の貧困女性」を支援するNGO団体は数多く存在するのですが、とりわけ「都
市部の貧困女性」を対象とするとなると、未だ数が限られます。

中でも、バングラデシュの女性差別が如実に現れているのが「下着」。

* 多くの女性が下着を着用していない
* 下着屋の店員は、ほとんどが男性である
* 女性の代わりに、男性が下着を購入する
(主に女性の父親や夫)
など、現地の女性たちの下着事情が彼女たちの置かれている状況を象徴していると
も言えます。

これが原因で、生理の時期になると仕事を欠勤したり、作業効率が落ちてしまいま
す。特に、貧困層の女性は経済的な余裕がないため、自分で下着を購入することが
できません。

undo3は、この事に注目し、

”スラム女性に下着を広く普及させ、女性が「快適で、働きやすい環境」を提案す
 ることにより、仕事での経済的自立を果たし、貧困解消へと導く”

をミッションとし、2つの下着にまつわるビジネスモデルによって現地の貧困を打
破しようと挑戦しています。

現地NGOを通じて、彼らが管轄するスラムの女性にミシン・生地の提供を行い、女性
たちの下着の生産を助けます。彼女たちはスラム内で下着を生産し、自ら販売。

スラム・マーケット内のマーケティングをすべてスラム女性自身に委任し、ビジネ
スとして循環させる事を目的としています。

中でも良くできた商品は、undo3が買い取り、提携縫製工場の経営者に販売。縫製工
場で働くワーカーは、市場より安い値段で下着を買う事ができます。縫製工場ワー
カーにも広く下着普及が見込めます。

田舎の貧困女性支援の現地NGOとの協力モデル。 undo3は現地NGOにオリジナル商品
の発注を行い、NGOを通して田舎の貧困女性が商品を生産する仕組みです。 こちら
はマザーハウス的な従来のフェアトレードビジネスモデルです。

単なるフェアトレードだけで終わるのではなく、現地で切実に必要とされているも
のを、当事者によって生産できるようにする事で、よりダイレクトに対象を支援し
ています。

□エッジの効いたデザインが鍵
商品が買えるオンラインショッピングサイトはこちら。ファッショナブルなスカー
フやシャツなどを販売しています。

中でも無農薬のオーガニックコットンから作られた布ナプキンは、オンラインスト
アの中でも目を引くほどおしゃれ。

代表であり、ファッションディレクターである冨川典子さんは、イギリスのLondon
college of fashion を卒業後フランスのファッション誌で働いた経験を持つ、フ
ァッションのプロ。

フェアトレードのプロダクトには珍しい、ビビッドなカラーを多用した、ちょっと
尖ったデザインセンスや、WEBサイトのおしゃれさにも納得。

現在undo3は、下着生産・販売をスタートさせるため、早急に生地やゴム、資金の寄
付を必要としています。詳細はこちらから。

支援ビジネスを行う人々は、彼らのエッジの効いた打ち出し方やデザインから、学
ぶことが多いかもしれません。



■バングラデシュ 米とのガス開発に対して デモ運動
 http://japanese.ruvr.ru/2011/07/03/52714818.html
 (VOR ロシアの声)

バングラデシュの首都ダッカでは、バングラデシュ政府が6月にアメリカのコノコ・
フィリップスと結んだ、ベンガル湾の海底ガス田の開発に関する合意に反対するゼ
ネストが3日、6時間にわたって行われた。
コノコ・フィリップスは、近いうちにもベンガル湾の2箇所で調査を開始する予定。
一方、バングラデシュの全国石油ガス天然資源保護委員会は、今回のアメリカ側と
の合意が国益に反するものであるとして反対している。

ダッカではゼネストの影響で、交通の一部が麻痺したほか、学校が閉鎖された。ま
た通りでは自動車の窓ガラスなどが割られるという被害が起きた。

警察の発表では、デモ参加者のうち約50名が逮捕されたとのことだが、その後全員
が釈放されているという。

バングラデシュの現在のガス貯蔵量は2014年から2015年にほぼなくなると予測され
ており、すでに国内では1日当たり約2億5000万立方メートルのガスの不足が見られ
ている。



■邦人安全情報 (7月6日~8日、10日~11日のハルタルへの注意喚起)
 http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/safety/anzen040711.html
 (在バングラデシュ日本大使館 平成23年7月4日)

邦人安全情報
(7月6日~8日、10日~11日のハルタルへの注意喚起)

報道によると、当地最大野党のBNPは野党連合と共に、政府が選挙管理内閣制度
を廃止したこと、またコーランに関する憲法の一節を削除したことにより、宗教的
感情を傷つけたと抗議するため、6日(水)の午前6時から8日(金)午前6時ま
での48時間連続でハルタルを実施すると発表しました。また、イスラム教系12
団体が、同じく政府がコーランに関する憲法の一節を削除したことに抗議するため、
10日(日)の午前6時から11日(月)の正午までの30時間連続でハルタル
を実施すると発表しました。

今回のハルタルは、休日の金・土曜日を挟み、4日間の長期間ということでデモの
規模拡大や、一般市民への投石・放火等の暴力事件の可能性など、予断を許さない
情勢となっています。

最近はハルタルが頻繁に行われている傾向にありますが、皆様におかれましては、
気を緩めることなく、通常通り、ハルタル中及び前日の夕方以降は外出を控え、や
むを得ず外出する場合は各種情報に注意するとともに、携帯電話などの通信手段を
常に確保し、群衆や交通渋滞に巻き込まれないよう注意してください。

 異常事態を発見された場合には大使館にも連絡をお願いします。



■邦人安全情報(7月3日(日)のハルタルへの注意喚起)
 http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/safety/anzen300611.html
 (在バングラデシュ日本大使館 平成23年6月29日)

報道によると、「石油、ガス、鉱物資源、電力、港を守る国民委員会」(National
Committee to Protect Oil, Gas, Mineral Resources, Power and Ports)が、政
府とエネルギー関連企業コノコフィリップス社との間で結ばれたベンガル湾の天然
ガスの生産物分与協定に抗議するため、来月3日に全国規模の半日ハルタル(午前
6時~12時まで)を実施すると発表しました。ハルタル中は多くの商店が休業す
る他、公共交通機関が停止する可能性が高く、また、ハルタル支持者等による走行
中の車両への投石等の発生が懸念されます。ハルタル中は外出を控えることをお勧
めしますが、やむを得ず外出する場合は各種情報に注意するとともに、携帯電話な
どの通信手段を常に確保し、群衆や交通渋滞に巻き込まれないよう注意してくださ
い。

 異常事態を発見された場合には大使館にも連絡をお願いします。
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