弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

芸術と福岡と

2008年02月08日 | バングラデシュで(JOCV)
2月8日



トップの写真はラビンドラナート・タゴール
バングラデシュを代表する詩人。




作者の名前は「Alak Roy」(アラック・ロイ)
チッタゴン大学芸術学部の教授で、日本にも来たことが有る。
焼き物(陶器)の先生だ。

この先生の作品は福岡市美術館にも展示作品があり、九州産業大学で
ワークショップをしたことがあるそうなので、作品を見たことがある人
もいるかと思う。



昨日チッタゴンに来た隊員とそのお友達がこの教授に会いに行ったので、
ご一緒させてもらった。

バングラデシュに来てもうすぐ二年。
日本に居たときにはよく美術館や博物館に行っていたけど、こっち来てからは
さっぱりだったので、ちょっとうれしい。

家の近所のDC Hillまで迎えに来てもらって、教授の自宅兼工房へ。
途中お弟子さんが働いている、ヒンドゥー教の神像?つくりの現場を見る。
11日にショロショティー・プジャ(ヒンドゥー教の神様ショロショティーのお祭)
があり、そのための像を作っている現場を見せてもらった。


ショロショティーはサラスバティーという名前の方が有名?
知識、芸術、音楽の神様で和名は弁才天。




ヒンドゥー教ではお祭りのたびに綺麗な神像を飾ります。
大きいものを作っている現場はなかなか見れないので、わくわくでした。
白い色を出すのに亜鉛白を使っていたけど、大量に作るのに手で混ぜてた。
健康は?


さて、教授の工房はただいま火入れの真っ最中。
小屋ほどの大きさのガス炉が使われていました。

残念ながら作品のほとんどはダッカでの展示のために持っていってしまい、
あるのは作る準備のものと、ちょっと失敗のあるものということでした。

が、見ていて楽しい。

僕は焼き物はしないのでどういう仕組みでどういう色が出るのか、どういう
作り方をするとどうなるのかは判らないけれどデザインなんかが面白い。

題材には「顔」「目」「耳」「魚」「鳥(鶏)」という物が多い。
そして、壁を飾るものであったり庭を飾るものが多い。

いろいろ書くより、写真を載せたほうがよいかな。

















これは伝統の人形の箱庭。
(とはいっても街中で見ることがない)
























最後に、奥さん。ニルーファル・チャマンさん
昨年福岡アジア美術館で展示があった。

ワークショップのように、伝統の花飾りの作り方を教えていただきました。






奥さんの作品と、ショロショティーの小ぶりの像。



アラック・ロイ教授のプロフィールはこちら(英語)
SCULPTOR DIRECTORY - Alak Roy -




出会いに感謝


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
偶然と言う名の必然 (その友人)
2008-02-15 11:47:29
いやぁ、その節はお世話になりました。
昨日日本に無事に帰国。
2泊3日(と言えども移動に2日、中1日)のチッタゴン、忙しい滞在でしたが充実したものでした。
まさか、バングラで陶芸の芸術家と出会い、工房見学できるなんて思ってもいない展開で刺激的でしたね。
その後体調はどうですか?
わたくしの方は2週間滞在で2kgの体重減。
ちょっぴりやつれ気味・・・。(笑)

残りわずかなバングラ生活、楽しく過ごしてください。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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