あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

こんなのを見つけました!

2016年06月05日 | 館長のひとり言
収蔵庫の整理であちこちのダンボールを開けていると、若い頃に購入したまま、すっかり忘れてしまっていた種々雑多なものが出てきます。
この間は、こんなコカ・コーラのミニボトルセットが出てきました。ボトルの中の怪しげな液体も動きます。若い頃に購入して、しばらくは本棚に飾っていたのですが、その後は、しまったままになっていたものです。



日米だけでなく、アラビア語や中国語で書かれたものもありますが、中国語などは、逆さに印刷されていて笑ってしまいます。

高校時代の美術の授業で、コカ・コーラのデザイン性がいかに優れているかといった話を聞いたことがあります。
当時の日本では、炭酸飲料といえばサイダーが主流で、自宅や店の片隅で、いちいちコップに注いで飲むのが主流でした。サイダーを運ぶ木箱も、ささくれだった木でお世辞にもきれいなものではありませんでした。
一方、コカ・コーラは、ビンそのものを丈夫にして、写真のような洒落た木箱を積み重ねて運搬されていました。
テレビでは、若者たちが道端や公園で、コーラをがぶ飲みする映像が流されました。コーラを買って、人目もはばからずにがぶ飲みするのが当時の若者にとっての一種のステータスのようになりました。
こういった斬新なデザインやアメリカ流のマーケティング戦略の面白さを、当時新鮮な思いで聞いたことを覚えています。